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芥川賞:正式名称は「芥川龍之介賞」。大正時代を代表する小説家の1人・芥川龍之介氏の業績を記念して、友人で在った菊池寛氏が1935年に直木三十五賞(直木賞)と共に創設し、以降年2回発表されている。
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日本で有名な文学賞の1つ「芥川賞」。第1回(1935年上半期)で石川達三氏が「蒼氓」で受賞して以降、第165回(2021年上半期)迄に、合計で176人が受賞している。男女の内訳は、次の通り。
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・1930年代(12人)
男性:11人
女性:1人
・1940年代(12人)
男性:10人
女性:2人
・1950年代(17人)
男性:17人
女性:0人
・1960年代(18人)
男性:14人
女性:4人
・1970年代(27人)
男性:21人
女性:6人
・1980年代(16人)
男性:8人
女性:8人
・1990年代(22人)
男性:14人
女性:8人
・2000年代(22人)
男性:15人
女性:7人
・2010年代(25人)
男性:13人
女性:12人
・2020年代(5人)
男性:1人
女性:4人
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全体では「男性:124人(約70.45%)、女性:52人(約29.55%)」。1930年代~1950年代は皆無に等しかった女性受賞者も、1960年代から徐々に増え出し、1980年代は「男性:8人、女性:8人」と同数になった。2年間(3回分)だけのデータとはいえ、2020年代は「男性:1人、女性:4人」と女性の方が多くなっている。
第11回(1940年上半期)で、高木卓氏の「歌と門の盾」が芥川賞の授与を打診されるも、本人が受賞を辞退。同賞の辞退は、此の時の1回だけ。又、「該当作品無し」は、合計で31回(約18.78%)。
尚、芥川賞を受賞した最年少受賞者は「第130回(2003年下半期)の綿矢りささんの19歳11ヶ月」、逆に最年長受賞者は「第148回(2012年下半期)の黒田夏子さんの75歳9ヶ月」となっている。