7月にアップした記事「『君は、我が社のXXXで〇〇だ!』」と「"王貞治氏"や"犬"の事では無い」の中で、「主に中高年が当たり前の様に使っている(いた)けれど、多くの若者には意味が伝わらない用語。」、そして逆に「若者が好んで使っているけれど、多くの中高年には意味が伝わらない用語。」に付いて記した。
何時の時代にも其の手のギャップは存在する物だが、アラ還と成った自分には「"意味が判らない若者用語"が、年々増えている。」し、其の一方で「『昔は当たり前の様に使われていたのに、今の若い子には意味が伝わないのか・・・。』と驚いてしまう用語も又、年々増えている。」のが現実だ。
大塚製薬が「全国の社会人600名(20代会社員:300名、40代以上の会社員:300名)を対象に、『世代間による会話の擦れ違いに関するギャップ』に付いて行った調査結果」を、先月発表した。詳しくは「オロナミンC web movie | 社会人用語は突然に 全話纏め」【動画】を見て戴きたいが、個人的には興味深い結果だった。
「(其の用語に関する)40代以上先輩社員認知率-20代若手後輩社員認知率」で算出された数字を"認知ギャップ"と定義しており、其の数値が大きければ大きい程、"先輩社員と後輩社員との間で擦れ違いを生み出す社会人用語"という事に成る。
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「擦れ違い社会人用語ランキング」
1位: 一丁目一番地[45.4ポイント]
2位: よしなに[45.0ポイント]
3位: 鉛筆舐め舐め[44.9ポイント]
4位: ネゴる / 手弁当[其れ其れ44.0ポイント]
6位: 全員野球[43.9ポイント]
7位: テレコ[41.9ポイント]
8位: 丸める[41.7ポイント]
9位: ガラガラポン[40.6ポイント]
10位:行って来い[32.3ポイント]
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日常的に使う用語では無いけれど、全て意味は知っている。
「面白いなあ。」と感じたのは、"違う意味合い"で受け取った若者が存在した事。「交渉する。」という意味合いの「ネゴる」を「『グダグダ言う。』の意味。」とした人は、恐らく「ごねる」と勘違いしたのだろうし、「あべこべ」の意味の「テレコ」を「テレホン・コミュニケーションの略」と捉えた人も居た。
又、「完全に入れ替える事。」を意味する「ガラガラポン」を「福引の抽選器」、「差し引き零。」を意味する「行って来い」を「『行って来い!』という命令。」と捉える等、"文字通りの受け取り方"をする人も。