今年の日本シリーズ、開幕前は「4勝2敗」でカープの日本一と予想していた。投打共にカープの方が、ファイターズよりも上回っていると判断した為だ。投打でチームを牽引する大谷翔平投手が先発登板するで在ろう2試合は、確実にチームに勝利を呼び込めると考え、其れ以外はカープに勝てないのではないかという計算。然し・・・。
一昨日、第1戦の先発を任せられた大谷投手は、6回を投げ切って3失点。結局、「5対1」でカープが勝利した。そして、昨夜行われた第2戦も、「5対1」でカープが連勝。接戦が続くと思っていただけに、2戦とも大差が付いたのは意外だった。
何よりも意外だったのは、第1戦で3失点した大谷投手。ダルビッシュ有投手や田中将大投手の絶頂時同様、今季の大谷投手は素晴らしい投球を見せており、特にCSでの登板時なんぞは、「此れは打てない。」と思わせる出来だったから。
3年前、公式戦30連勝という“不沈空母”振りを見せていた田中投手が、日本シリーズの第6戦でジャイアンツを相手に、まさかの敗戦を喫した際には、「こんな事が在るのか・・・。」と唖然とさせられたものだが、大谷投手も又、「彼も人也、我も人也。」という事か。
「絶対に勝てる。」と信じて疑っていなかった第1戦を落とし、続く第2戦も落とした事で、ファイターズが厳しい状況に陥ったのは否定出来ない。其れも、大差を付けられての連敗なのだから深刻だ。「『4勝2敗』で、カープの日本一。」と予想していたが、「『4勝負け無し』で、カープの日本一。」という可能性も出て来た様に思う。