観る予定だった作品の上映時間に間に合わず、「折角シネコンに来たのだから、他の作品を観るか。」と代わりに観た作品が「Dr.パルナサスの鏡」だった。従って、予備知識は殆ど無い状態での観賞。知っていたのは「主役のトニーを演じていたヒース・レンジャー氏が撮影中に急死した為、彼と親交を結んでいたジョニー・デップ氏とジュード・ロウ氏、そしてコリン・ファレル氏の3人が『別世界にトリップしたトニー』を演じ、この作品が完成した。」という事。ヒース・レンジャー氏の出演シーンもそのまま使われていると。
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現代のロンドンに奇妙な舞台と旅芸人の一座が現れる。1,000歳以上という老人のパルナサス博士(クリストファー・プラマー氏)、娘のヴァレンティナ(リリー・コールさん)、曲芸師のアントン(アンドリュー・ガーフィールド氏)、そして小人のパーシー(ヴァーン・トロイヤー氏)が一座のメンバーだ。
或る晩、博士の前に悪魔のニック(トム・ウェイツ氏)が現れる。博士は嘗て悪魔と「不死」と引き換えに、「娘が16歳になったら差し出す。」という取引をしていた。
一方、ヴァレンティナは橋で若い男トニーを助ける。記憶喪失の彼はそのまま一座に加わるが、それは悪魔の企みだった。
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この作品のレビューをする資格が、自分には無いとは思う。と言うのも、最後迄観終えなかったから。最初からずっと「訳の判らない作品だなあ。」と感じつつ、「そろそろ面白くなって行くんだろうなあ。」と期待を持って見続けた。余りのつまらなさに、何度かウトウトしたけれど。しかし作品は訳の判らなさを引き摺ったまま、残り15分程に。「こりゃあ堪えられない。」と、遂にギヴ・アップ。上映中に席を立ち、そのまま帰宅したのはウン十年振りの出来事。
【「夜のメクラグモ......希望!」】
「シュールな作風」と呼ぶ人も居るのだろうが、自分にとってこの作品は「何が何だか全く判らない。」というのが正直な所。「鏡の中に存在する別世界」の様子はサルバドール・ダリ氏の絵を思わせるのだが、ストーリーも含めてあの不思議な世界を感じさせる。全体的に減り張りが在ればそれはそれで良いのだろうけれど、自分には減り張りが感じられなかった。例えばダリ氏の「夜のメクラグモ......希望!」は非常にインパクトの在る面白い作品だけれど、これ“だけ”を延々と見せられたらどう感じるか?自分にとって「Dr.パルナサスの鏡」が面白さを感じさせなかったのは、そういった減り張りの無さだった様に思う。
この作品を高く評価された方には申し訳無いけれど、此処何年かで観た作品の中では一番の駄作。総合評価は星1つ。
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現代のロンドンに奇妙な舞台と旅芸人の一座が現れる。1,000歳以上という老人のパルナサス博士(クリストファー・プラマー氏)、娘のヴァレンティナ(リリー・コールさん)、曲芸師のアントン(アンドリュー・ガーフィールド氏)、そして小人のパーシー(ヴァーン・トロイヤー氏)が一座のメンバーだ。
或る晩、博士の前に悪魔のニック(トム・ウェイツ氏)が現れる。博士は嘗て悪魔と「不死」と引き換えに、「娘が16歳になったら差し出す。」という取引をしていた。
一方、ヴァレンティナは橋で若い男トニーを助ける。記憶喪失の彼はそのまま一座に加わるが、それは悪魔の企みだった。
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この作品のレビューをする資格が、自分には無いとは思う。と言うのも、最後迄観終えなかったから。最初からずっと「訳の判らない作品だなあ。」と感じつつ、「そろそろ面白くなって行くんだろうなあ。」と期待を持って見続けた。余りのつまらなさに、何度かウトウトしたけれど。しかし作品は訳の判らなさを引き摺ったまま、残り15分程に。「こりゃあ堪えられない。」と、遂にギヴ・アップ。上映中に席を立ち、そのまま帰宅したのはウン十年振りの出来事。
【「夜のメクラグモ......希望!」】
「シュールな作風」と呼ぶ人も居るのだろうが、自分にとってこの作品は「何が何だか全く判らない。」というのが正直な所。「鏡の中に存在する別世界」の様子はサルバドール・ダリ氏の絵を思わせるのだが、ストーリーも含めてあの不思議な世界を感じさせる。全体的に減り張りが在ればそれはそれで良いのだろうけれど、自分には減り張りが感じられなかった。例えばダリ氏の「夜のメクラグモ......希望!」は非常にインパクトの在る面白い作品だけれど、これ“だけ”を延々と見せられたらどう感じるか?自分にとって「Dr.パルナサスの鏡」が面白さを感じさせなかったのは、そういった減り張りの無さだった様に思う。
この作品を高く評価された方には申し訳無いけれど、此処何年かで観た作品の中では一番の駄作。総合評価は星1つ。
偉そうに映画のレヴューをこれ迄延々と書き連ねて来ましたけれど、恐らく気付いておられるとは思いますが、自分の場合は観る映画のタイプが非常に似通っている、つまり“守備範囲”が極めて狭いというのが在ります。
「未来世紀ブラジル」は勿論知ってはいますが、実際には観ていなかったりする始末。テリー・ギリアム監督の作品を観たのは、この作品が初めてというのですから、全く御話にならない訳で、この監督の作風が概してこういう感じならば、仰る様に今後は“敬遠”した方が良さそう。