TVっ子世代なので、思い入れの深いTV番組は幾つも挙げられる。歌番組で言えば、何と言っても「ザ・ベストテン」の右に出るものはないと思っている。何で16年も前に終了した番組の話を持ち出したかと言うと、昨夜の「中居正広の金曜日のスマたちへ」で、この番組の特集を見たからだ。
この番組は1978年1月に開始されたというから、もう27年以上前になる。それ迄にもチャート形式の歌番組は在ったと思うが、番組のキャッチフレーズでもあった「追い掛けます。御出掛けならば何処迄も。」が表している様に、ランク入りした歌手は”原則”何処に居ようと歌って貰うという、生番組ならではの迫力が在った。そして何よりも大きかったのは、黒柳徹子さんと久米宏氏という喋くりのプロを司会者に起用した事だろう。両者の夫婦漫才を思わせる掛け合いは実に絶妙だった。
過去の名場面が流れる度に、その全てを記憶している自分に驚く。「大川栄策氏の箪笥担ぎのシーン。」、「西城秀樹氏が『YOUNG MAN』で、最初で最後の満点(9,999点)を獲得したシーン。」、「それ迄頑にTVの歌番組出演を拒んでいた松山千春氏が、『これが最初で最後のTV出演。』と宣言し、それ迄TVで歌わなかった理由を切々と述べた後に、『季節の中で』を歌い上げるシーン。」等々、どれもが昨日の事の様にハッキリと覚えている。良く良く考えれば、あの当時は家族揃って夢中になって見ていた番組で、翌日の学校では登場した歌手達の話に花が咲いていたものだった。
山口百恵さんやピンク・レディー、松田聖子さんといった、嘗て自分が夢中になっていたアイドルの顔触れに、若かりし頃の思い出がオーバーラップして行く。あの頃ランキングされていた曲は、殆どと言って良い程口ずさめると思う。(今のオリコン・チャートで上位を占めている曲に、全く聞き知ったものがないのとは対照的だ(^o^;;;。)
番組開始4年目にして最高視聴率41.9%を叩き出した御化け番組も、12年を以って終了したのだが、その理由は大きく2つ在ったのだとか。1つは、ランク入りしても出演しない歌手が増えた事。そしてもう一つは、それ迄御茶の間で家族揃って一つの番組を見るというスタイルが崩壊した事だったという。この二つの要素が相まって、番組の視聴率ダウンに繋がっていったのだとか。
番組でも触れられていたのだが、ジャニーズ事務所のタレントで最後にランク入りしたのは光GENJIだったのだとか。”平成のビッグ・アイドル”SMAPは出演機会に恵まれなかった。トシちゃんやマッチから始まり、光GENJIに到る顔触れを見ていると、川崎麻世氏の人気で何とかかんとか運営されていた様に思える、大事務所とは決して言えなかったジャニーズ事務所が、この番組と共に巨大事務所化して行く変遷が垣間見られる様で面白い所だ。奇しくも司会の中居君が「ベストテンが終わってしまった事(歌番組が激減した事)で、歌だけでは駄目だと思ってSMAPは色々やる様になった。」と語っていたが、それだけ芸能史に於いても大きな影響力を残した番組だった。
記憶に残るシーンは幾つも在るが、一番強烈に覚えているのは久米氏と松田聖子さんの遣り取り。
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松田聖子: 「私、髪の毛をカットしても直ぐに伸びて来ちゃうんですよ。」
久米宏: 「スケベな人は、髪の毛伸びるの早いって言いますよね。」
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ダチョウ倶楽部の肥後氏が真似ている様に、軽佻浮薄とも言える笑みを浮かべながらサラッと言い切った久米氏。そして、何を言われたか一瞬理解出来なかった大アイドル。そのコントラストが何ともおかしく、今でも彼女を見るとこの遣り取りを思い出してしまう。
この番組は1978年1月に開始されたというから、もう27年以上前になる。それ迄にもチャート形式の歌番組は在ったと思うが、番組のキャッチフレーズでもあった「追い掛けます。御出掛けならば何処迄も。」が表している様に、ランク入りした歌手は”原則”何処に居ようと歌って貰うという、生番組ならではの迫力が在った。そして何よりも大きかったのは、黒柳徹子さんと久米宏氏という喋くりのプロを司会者に起用した事だろう。両者の夫婦漫才を思わせる掛け合いは実に絶妙だった。
過去の名場面が流れる度に、その全てを記憶している自分に驚く。「大川栄策氏の箪笥担ぎのシーン。」、「西城秀樹氏が『YOUNG MAN』で、最初で最後の満点(9,999点)を獲得したシーン。」、「それ迄頑にTVの歌番組出演を拒んでいた松山千春氏が、『これが最初で最後のTV出演。』と宣言し、それ迄TVで歌わなかった理由を切々と述べた後に、『季節の中で』を歌い上げるシーン。」等々、どれもが昨日の事の様にハッキリと覚えている。良く良く考えれば、あの当時は家族揃って夢中になって見ていた番組で、翌日の学校では登場した歌手達の話に花が咲いていたものだった。
山口百恵さんやピンク・レディー、松田聖子さんといった、嘗て自分が夢中になっていたアイドルの顔触れに、若かりし頃の思い出がオーバーラップして行く。あの頃ランキングされていた曲は、殆どと言って良い程口ずさめると思う。(今のオリコン・チャートで上位を占めている曲に、全く聞き知ったものがないのとは対照的だ(^o^;;;。)
番組開始4年目にして最高視聴率41.9%を叩き出した御化け番組も、12年を以って終了したのだが、その理由は大きく2つ在ったのだとか。1つは、ランク入りしても出演しない歌手が増えた事。そしてもう一つは、それ迄御茶の間で家族揃って一つの番組を見るというスタイルが崩壊した事だったという。この二つの要素が相まって、番組の視聴率ダウンに繋がっていったのだとか。
番組でも触れられていたのだが、ジャニーズ事務所のタレントで最後にランク入りしたのは光GENJIだったのだとか。”平成のビッグ・アイドル”SMAPは出演機会に恵まれなかった。トシちゃんやマッチから始まり、光GENJIに到る顔触れを見ていると、川崎麻世氏の人気で何とかかんとか運営されていた様に思える、大事務所とは決して言えなかったジャニーズ事務所が、この番組と共に巨大事務所化して行く変遷が垣間見られる様で面白い所だ。奇しくも司会の中居君が「ベストテンが終わってしまった事(歌番組が激減した事)で、歌だけでは駄目だと思ってSMAPは色々やる様になった。」と語っていたが、それだけ芸能史に於いても大きな影響力を残した番組だった。
記憶に残るシーンは幾つも在るが、一番強烈に覚えているのは久米氏と松田聖子さんの遣り取り。
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松田聖子: 「私、髪の毛をカットしても直ぐに伸びて来ちゃうんですよ。」
久米宏: 「スケベな人は、髪の毛伸びるの早いって言いますよね。」
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ダチョウ倶楽部の肥後氏が真似ている様に、軽佻浮薄とも言える笑みを浮かべながらサラッと言い切った久米氏。そして、何を言われたか一瞬理解出来なかった大アイドル。そのコントラストが何ともおかしく、今でも彼女を見るとこの遣り取りを思い出してしまう。

かつては10万枚売れれば、世の中の人は大抵知っていたものです。
今の子供たちは「歌は世につれ」が判らなく、またその時代の歌というのも無いのでしょう。
言ってもせんないことですが、寂しいものです。
アイドルと呼ばれた人たちの衣装も派手でしたよね。テレビに映るアイドルしか着られない様な衣装だったのも、印象的でした。今のアイドルの人たちは皆様普段着っぽいですもんね。
時代は変わっているんだな・・・と何だか寂しく思いますね。
でも、なんでスケベだと伸びるんだろう?それ考えると眠れなくなっちゃう。
きなこもビデオ屋さんで働いていなければ、きっと、最近のチャートはわかんないと思いますね。でも、ビデオ屋の仲間の若いのにカラオケで負けたくないから覚えるのでナンダカンダで歌えちゃうのですが(汁)
みんながみんな黒系の音楽になっているというのもなんか差別化がなくてつまんないのですが、韻をふむためだけの歌詞が多くて辟易ぃ~♪昔の方が歌詞はよかったですね。
日本語が乱れている証拠ですね。
外国の良さをとり入れるのはとってもいいことですが、せっかく日本人になったんだから、日本語の良さをうまくテイストしてほしいですね。
きなこは「青い珊瑚礁♪」(たぶん?)で気球に乗ってる松田聖子が浮びます。空の合成が泣かせました。
コメントなしでもこのブログは、毎回、見させて頂いております。新聞の代わりです。ふふ。
ちなみにウチは新聞の代わりにはなりません。
ハタチ過ぎてからはアイドルも変わったりでついてけなくなって、歌番組とも離れていったっけ。
昨夜は夫や息子がいても、うれしそうな笑みを浮かべてテレビに見入ってたわたしです。一緒に歌うのは我慢しましたが^^;
あれ、捨てちゃったかなぁ…さすがに。
いつぞや、年間ベストテンで細川たかしが2連覇(北酒場、矢切の渡し)したときがありましたが、あの頃が演歌の最盛期だったのかなぁ…と思います。
当時のチャートは基本的に1曲の息が長かったですよね。今は1位になってもすぐトップ10圏外に落ちる曲がとても多いなあと感じます。1位になった曲はまだしも、初登場で8位とかに入って次の週圏外に落ちる曲なんか大体はファン以外誰が知ってるんだ?っていう状態ですよね(汗)
22歳で音楽系のブログをやってる自分でさえそう感じます。直接的にはわかりませんが、やっぱり時代の変化を感じずにはいられないですね。
聖子ちゃんファンだったんですね。わたしも当時は好きでしたが…今でも好きですか?
瑠璃色の地球、赤いスイートピー、ロックンルージュ…かわいかったですね♪
伊藤敏博さんは、たぶん見てたと思います。駅の風景がなんとなく浮かぶ。
失恋したときに、アルフィーの『星空のディスタンス』がかかった日は忘れられん…ぁ、私事でした♪
個人が強くなってる現在はそうはいかなくなってますよね。
でも、未来からは現在さえもがおおらかに見える…そういう時代も来るのかな?そう考えるのは寂しいな。
今はその情熱が競馬に注がれているということで・・・