来宮良子(きのみや りょうこ)さんが多臓器不全にて、先月の25日に亡くなられていた事が判った。享年82歳。
「来宮良子」という名前を見聞しても、「誰?」と判らない方も居られ様。「女優」、「声優」、「ナレーター」という3つの肩書を持つ彼女だが、一番知られているのはナレーターとしてだろう。一度聞いたら忘れられない、個性的な低音での喋りは、オカルト番組でも良く耳にした。
古くは大映ドラマ【動画】や「演歌の花道」【動画】等、最近では「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」【動画】や「世界ナゼそこに?日本人 ~知られざる波瀾万丈伝~」【動画】等、「此の人の声を1度も聞いた事が無い日本人は、恐らく居ないのではないか?」と思う。幼少期から聞き馴染んで来た、聞いていて心が鎮静化されて行く声の持ち主。「もう此の声に触れられないのか・・・。」と思うと、寂しさが募る。
ミステリー関連の年間ブック・ランキングで、自分が注目しているのは3つ。其の内の1つ「2014本格ミステリ・ベスト10【国内編】」(発行元:原書房)が先日発表されたが、昨日は「2013週刊文春ミステリーベスト10【国内編】」(発行元:文藝春秋)が発表となった。
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「2013週刊文春ミステリーベスト10【国内編】」(発行元:文藝春秋)
7位: 「リバーサイド・チルドレン」(著者:梓崎優氏)
8位: 「去年の冬、きみと別れ」(著者:中村文則氏)
9位: 「代官山コールドケース」(著者:佐々木譲氏)
10位: 「夢幻花」(著者:東野圭吾氏)
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「2014本格ミステリ・ベスト10【国内編】」は全て未読の作品だったが、「2013週刊文春ミステリーベスト10【国内編】」で未読なのは3位と4位、6~8位の作品。4位の「検察側の罪人」は近々読む積りだけれど、取り敢えず半分の5作品を読了しているので、「ミステリー・ファン」を名乗っても、何とか許されそうだ。
刊行された長岡弘樹氏の作品は、全て漏らさず読んで来た。「教場」以前の作品に関して、自分の総合評価は全て星3つで、「可も無く、不可も無し。」といった感じ。「教場」はマスメディアで大絶賛されていたので非常に期待して読み始めたのだが、「そんなに大絶賛される程の内容かなあ。」というガッカリ感が在り、総合評価は星3つとさせて貰った。
10位内に入り、尚且つ自分が読了した作品で言えば、「祈りの幕が下りる時」が断トツに良かったので、2位に入ったとはいえ、「教場」の後塵を拝したというのは意外。申し訳無いけれど、「此の作品が1位ですか・・・。」という虚脱感が。
自分が注目しているミステリー関連の年間ブック・ランキングは、残り1つ。「このミステリーがすごい!2014年版【国内編】」(発行元:宝島社)の1位が、凄く気になる。
実は中村文則氏の「去年の冬、きみと別れ」を、「読んでみようかなあ。」と思ってたんです。「芥川賞作家が、初めて著したミステリー。」という部分に惹かれたのですが、マヌケ様の書き込みを拝読すると、ガッカリな内容の様ですね。
矢張り芥川賞作家の平野啓一郎氏が、ミステリー仕立ての作品を以前著しましたが、3分の1位読んでも面白く無かったので、途中で読むのを止めた経験が。
いえいえ、気にしないで下さい。
其の作品から受け取る印象は、其れこそ千差万別。マイナス評価を目にして、「じゃあ読むのを止めるか。」と思う事も在れば、「そんなに駄目なら、逆に読んでみようかな。」と思う事も在りますし。
最近だとたけしの家庭の医学の
ナレーションしてたのが印象に残りますが。
いつ見てもいつ聴いても若々しい声ですし
気がついたら思わず最後まで見てしまうほど
引きつける魅力がある感じのナレーションでした。
声優というよりはTV番組のナレーションの人の
イメージが強かったですよね。
ご冥福をお祈りします。
「鏡は、此の世と彼の世を繋いでいると言う。逢魔が時に、鏡を覗いてはいけない。」、そんなおどろおどろしいナレーションが、実に似合う方でした。
一度耳にしたら忘れられない、そんな独特な声を持つ貴重な1人。アニメ「銀河鉄道999」でのプロメシューム(メーテルの母)の声も忘れられないです。