大昔、彼女に竜胆(リンドウ)の鉢植えを贈った事が在るのだけれど、其れから暫くして女友達に其の話をした所、「そんな花を贈ったら駄目じゃないの。」と言われてしまった。「『根付く』が『寝付く』を連想させるから、入院患者に鉢植えの花を贈るのはNG。」位の知識は持ち合わせていたが、贈った彼女は入院もしておらず、元気一杯。「何で駄目なんだろう?」と思って聞き返したら、「竜胆の花言葉は『悲しむ貴方が好き。』という、良い意味合いじゃないから。」という答えだった。花言葉なんか全く興味無かったし、其れに1つ花に幾つもの花言葉が在ったりするから、そんな事は全然気にしていなかった。「花言葉を気にする人って居るんだなあ。」と勉強になったっけ。
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「全然ロマンチックじゃ無い!突っ込み所満載な花言葉ランキング」(9月12日、gooランキング)
3位: 黒百合(クロユリ)⇒「呪い。」等。(62票)
4位: 時計草(トケイソウ)⇒「宗教的熱情。」等。 / 金雀枝(エニシダ)⇒「卑下。」等。(49票)
7位: 薊(アザミ)⇒「報復。」等。 / 桃⇒「天下無敵。」等。 / ロベリア⇒「悪意。」等。(46票)
10位:金魚草(キンギョソウ)⇒「出しゃばり。」等。(45票)
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2位の鳥兜や3位の黒百合は、花に対してマイナス・イメージを持つ人が多そうなので、「復讐。」や「呪い。」という花言葉なのは判る気がする。6位の水仙に関する花言葉は、ナルキッソスの逸話から来たのだろう。
冒頭で記した経験から、以降、知らなかった花の名前に触れると、其の花言葉を調べたりする様になった。そんな自分が「全然ロマンチックじゃ無い!突っ込み所満載な花言葉。」として挙げたいのは、莢蒾(ガマズミ)という花に関する物だ。
【莢蒾】
莢蒾の花言葉の1つに、「無視したら、私は死にます。」というのが在る。「ストーカーか!」と思ってしまう様な花言葉。こんな思いを込められて莢蒾を贈られたとしたら、相手もゾッとする事だろう。