ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

“今のスタイル”では、賛同仕兼ねる

2014年08月25日 | 時事ネタ関連

アイス・バケツ・チャレンジ筋萎縮性側索硬化症(ALS) の研究を支援するバケツに入った氷水を頭から被るか、又はアメリカALS協会寄付をする運動。先ず『アイス・バケツ・チャレンジ』を受ける事を宣言してから、バケツに入った氷水を頭から被り、そして次に此のチャレンジを受けて貰いたい人物を2人から3人程度指名する。此の様子を撮影した動画を、FacebookTwitter等の交流サイトで公開して、チャレンジ完了となる。指名された人物は、同様に氷水を被るか、又は100ドルをALS協会に寄付するか、或いは其の両方を行うかの何れかを、24時間以内に選択する。というのが基本ルール

 

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武井壮 氷水被らぬ理由は明確公費対象の問題』、『水の問題』」(8月23日、スポニチ

 

タレントの武井壮(41歳)が23日、自身のツイッターを更新難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者を支援する活動「アイス・バケツ・チャレンジ」に参加しない理由を3度綴った。

 

氷水を被らなかった理由は、『ALSは確かに大変な難病だけど、公費対象になっている事。』、『他にも難病だけれども、対象にならず苦労している方が居らっしゃる事。』、『多くの国で、生活に利用出来る衛生的な水が手に入らない方々が居る事。』、『以前から寄付行為は、勧誘キャンペーンで行わないと決めていた事。』等です。バケツに付いては、此れとします!世界中に幸せを生める様な男になろうと努力します!!

 

支援の輪が広がる一方、氷水を被る事に賛否両論の声も。武井は21日に早々と「思う所在って、氷水は被りません!」と宣言。インターネット上には、称賛の声が相次いだ。

 

「アイス・バケツ・チャレンジ」を評価しつつも、「自分の思う優先順位で自分の戴い給与の中から寄付する先、金額を決めているだけなので、何も考えを変える事は在りません。私は、少し違う形で支援致します。」(22日)と自己流貫く事を表明している。

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金爆鬼龍院違和感』氷水被らず指名もせず 風邪対策で墨汁」(8月24日、スポニチ)

 

「ゴールデンボンバー」の鬼龍院翔(30歳)が22日夜、自身のブログを更新し、動画をアップ。難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者を支援する活動「アイス・バケツ・チャレンジ」の挑戦者に指名されたが、氷水は被らなかった。

 

ブログで僕はネットニュース等で何と無く見掛けてはいましたが、でも深くは調べていませんでした。ネットニュースを見た感じ、良い事を連鎖させる映画ペイ・フォワード』を思い出しました。しかし、何だか形容難い違和感を感じたのも事実です。其れ未だ、僕は上手く言葉に出来ない様です。と、其の理由を説明。

 

「結論として、僕は寄付させて戴きます。そして、次の人は指名しません。デリケートな事なので賛否両論在るかと思いますが、僕が出した結論です。」とした。

 

又、動画で氷水を被らない理由に、全国ツアー中の為「風邪を引いてしまうといけない。」事も付け加えた。、「パフォーマー端くれとして、に動画をアップするという事は、パフォーマーで在るべきと思ったので。」と温かい墨汁を頭から被った。

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数日前から、矢鱈マス・メディアで取り上げ出した「アイス・バケツ・チャレンジ」。ビル・ゲイツ氏や孫正義氏、レディー・ガガさん等、世界中で著名人が氷水を被る動画を目にして、最初は微笑ましさを感じていたのだが、徐々に懸念も出て来た。鬼龍院氏は「何だか形容し難い違和感」と記しているが、恐らく其の「違和感」というのは、自分の懸念と同種なのではないかと思っている。  

 

「アイス・バケツ・チャレンジ」に対しては、賛否両論在る様だ。否定的な意見としては「氷水を被る事は、単なる『社会貢献ごっこ』に過ぎない。」、「自らの宣伝や売名の為に参加しているだけで、ALS治療への貢献には繋がっていない。」、「チャレンジは、水の無駄使いで在る。」等が代表的。

 

世の中には、様々な意見が在って良い。だから、今から書く事は飽く迄私見で在り、其れ絶対的に正しいとか言う積りは無いし、他者に私見を強いる積りも無い。其れを理解した上で、読んで戴きたい。

 

先ず、此の手の話が報じられると、必ず「著名人による売名行為だ!」とか「社会貢献ごっこだ!」といった批判が起きるけれど、過去に何度も書いている様に、仮令『売名行為』や『社会貢献ごっこ』で在ったとしても、“何もしないで批判しているだけの人間”よりも“実際に行動している人間”の方が評価出来る。と自分は思っている。

 

批判者は概して、「何をした所で批判する。」事が多く、「アイス・バケツ・チャレンジ」を敢行したら「売名行為!」と、そして敢行しなかったらしなかったで「社会貢献の意識が薄い!」なんぞと批判するのではないか?ALSという難病の存在を多くに知らしめ、多額の寄付が集まっているという現実を前にすると、自分は「アイス・バケツ・チャレンジ」を否定出来ない。

 

又、「チャレンジは、水の無駄遣いで在る。」という意見も判らないでは無いが、多くの人の“”を考えると、否定せんが為の後付け的な理由の様にも感じられる。

 

では、「此のチャレンジに付いて、全面的賛同しているのか?」と問われれば、答えは「。」だ「“今のスタイル”では、賛同仕兼ねるというのが、正直な考えだ。

 

「鬼龍院氏が綴っている『違和感』が、自分の懸念と同種なのではないかと思っている。」と上記したが、更に推測で言えば、武井氏等拒否している人達も、恐らくは同じ懸念、即ち「“今のスタイル”では、賛同仕兼ねる。」という思いが在るのではないだろうか。

 

社会貢献は愛国心等と同様、他者から強いられてどうこうという物では無い。「此のチャレンジを受けて貰いたい人物を2人から3人程度指名する。」、「此の様子を撮影した動画を、FacebookやTwitter等の交流サイトで公開する。」、「指名された人物は、同様に氷水を被るか、又は100ドルをALS協会に寄付するか、或いは其の両方を行うかの何れかを、24時間以内に選択する。」という“縛り”には、例えは悪いけれど「24時間以内に此の手紙乃至はメール)を知り合い○人に送らないと、貴方に不幸が訪れます。」というチェーン・メール(不幸の手紙)と似た匂いを感じてしまう。

 

単に「氷水を被らせたい。」という悪意で次の指名者を選択したり、チャレンジを拒否した事で「乗りが悪い!」とか「社会貢献意識が薄い!」等の難癖を付け虐め行為と転じさせる事は、「何でも彼んでも難癖を付け、集団リンチする事を好むという、我が国で強くなって来ている風潮。」を考えると、充分在り得る。又、「アイス・バケツ・チャレンジ」を装っ詐欺事件というのも、今後は起こりそうな気も。

 

縛りを無くし、「自分は、こういう形で社会貢献します。」というのを、個々人が“自由意志”ので“勝手に”行うのがベター「アイス・バケツ・チャレンジ」の様に爆発的な広がりは無いかもしれないけれど、様々な懸念を考え合わせると、そう思う。


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2 コメント

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Unknown (マヌケ)
2014-08-25 09:25:20
寄付は強要されて行うものではないので、心のありか方も行動もひとりひとりがそれぞれなことは健全なことですね。 なにかにつけて批判するのが、なんでもいいから噛みつくのがネットの中に必ずいる、ある一定の住民なので、気にする必要はないと思います。 ネットとはそういうものなのだと割り切ればよいのです。 高校の入学式でその高校のことをまだあまりよく知らない時点で、野球部が甲子園に出場することになったから、寄付箱を回すので最低千円を入れてください、お気持ちのある方でと言われてところで、入れないのにはとても勇気が必要でした。 母が千円札の持ちあわせがなく、こわばった顔で一万円札を寄付した時のことがいまだに記憶に鮮明です。
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>マヌケ様 (giants-55)
2014-08-25 12:07:11
書き込み有難う御座いました。

半年程前だったでしょうか、付近に“住民達の憩いの場”が設けられるという事で、「就いては、設置の為の寄付金を御願いします。任意ですが、寄付金額は5千円以上。各家庭に、担当者が御伺いします。」との回覧板が回って来ました。任意と言い乍ら、「寄付金額は5千円以上」、加えて「各家庭に、担当者が御伺いします。」というのでは、此れは最早強制としか思えない。

ネット上に存在する下種な輩は、仰る様に全体から見れば一部だと思うし、そういう“構ってちゃん”の話を取り上げるのは、連中にとって“喜び”以外の何物でも無いのも判ってはいるのですが、叩かれるべきでは無い者が叩かれるというのは、どうしても看過出来ない。

ネット上だけなら未だしも、こういった取り組みが現実社会で“虐め”という形で悪用され兼ねないのは、憂うる事ですね。
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