
オリックスが阪急電鉄から阪急ブレーブス譲渡されたのは、1988年のシーズン・オフの事。チーム名を「オリックス・ブレーブス」としたものの、僅か2年で「オリックス・ブルーウェーブ」に変更。新しいチーム名になって5年目の1995年に阪神・淡路大震災が発生した際には、「がんばろうKOBE」を掲げて被災者達の心の支えとなり、ブルーウェーブというチーム名が非常に大きな意味合いを持ったにも拘わらず、近鉄バファローズとの合併により2004年12月1日付けでオリックス・バファローズにチーム名を変更。もし来季から本当にチーム名が変わってしまうので在れば、オリックスが球団を持ってから20年間の間に3度目のチーム名変更という事になる。
他所様のチームの事なのでジャイアンツ・ファンの自分がどうこう言うのは非常に僭越極まりないのは重々承知しているのだが、それにしても言わずには居られない。チーム名の変更のみならず、選手や首脳陣の扱い等々、オリックスという企業はチームに対して余りにも愛情を持っていない気がする。否、チームだけでは無く、チームを応援するファンの存在を余りにも軽んじてはいないだろうか?
チーム名とは、そんなに軽い存在では無い筈。こうもコロコロ変わる様では、ファンも選手達もチームに対する愛着心等沸かないだろう。このチームを心から応援しているファンの方々が気の毒でならない。

以前にもチラッと書いた事が在るのですが、ナベツネは決して好きな人物では無いし、あの傲慢な態度はジャイアンツ・ファンの一人としても何とかして欲しいとは思っているものの、時には結構的を射た発言をしている事も在るんですよね。オリックスが球団運営に参入して来た当初から、ナベツネは一貫して「オリックスは真剣に球団経営をするつもりは無い。そんな企業は、とっとと御止め戴きたい。」といった趣旨の発言を続けていました。単に宮内氏が人間的に嫌いなのかもしれないし、読売グループも人の事は言えないといった面は在りますが(苦笑)、もしかしたらオーナー会議の席上で、野球を単なる金儲けの種にしか考えていないという言動を宮内氏がしていたのかもしれないなあと最近とみに感じています。
企業で在る以上利潤追求は当然ですが、最低限野球というものに対して愛情を持った企業に球団を所有して貰いたい。嘗ての大社義規オーナーの様な人物に所有された球団は幸せですが、宮内氏やホリエモンの様に邪まな思いからだけで所有した(しようとした)輩には全く腹立たしい思いしか湧きません。
中村紀の解雇も、深読みしたくなりますね。
第一次仰木政権以降、石毛、レオン、伊原、仰木、中村と、毎年監督を替えるようにチーム名も変えるくらい屁でもないのでしょう。
近年の医療制度「改悪」の後押しをしている人間なので嫌いです。
所詮自分らに都合のいいような金回りのシステムを政府に妙な理論を持ち出して押し付けている元凶ですわ。
だから大嫌い。
こんな金の亡者はプロ野球チームの事なんて宣伝手段の一つとしてしか考えていないのでしょうね。
そう考えている私にとって、このニュースはむしろ朗報でした。バファローズでもブルーウェーブでもなくなったこの球団がようやく名実ともに新しい球団として生まれ変われるのだ、と。
オリックスにこの球団の経営を続けてもらうか否かは置いといて、この球団が新しい名前を得てより多くのファンに愛されるように願いたいと存じます。
一昔前の経済界の御歴々は、それなりに国家全体を考慮しての言動が見られたものですが、経団連のトップの言動に代表される様に昨今の経済人は目先の利ばかりを追い求めている気がしますね。城山三郎氏の著作に「粗にして野だが卑ではない」(http://web.hc.keio.ac.jp/~fs030580/HP/book/sonishite.htm)という有名なものが在りますが、差し詰め今の経済人達は「粗末にして野だし、おまけに卑」となるのでしょうか。
理想論と言われようが、やはりプロ野球のチームを持つからには野球に対して少なからずの愛情を持って欲しいものです。
P.S. 美食への追求に関してかなりの熱意を持っておられるのは重々承知しておりましたが、御自身で味噌作り迄されていたとは・・・。北大路魯山人氏や海原雄山も真っ青かと。
球団も市場調査などは独自に行なっているので一方向性であるということなのでしょう。
現在でも困難なことが多いのにさらに「火中のクリを拾う」ことは選択できないと思いますよ。常識的に考えても…。
(もし、そうなったら酷いですけどね。しかし、この球団は日本人の感覚には少し合わない斬新的なことをやりたがりますね。)
もともと私は阪急のファン。
(それが「ブルーウェーブ」なんてゆうけったいな名前に変えよるから愛想が尽きた。)
球団の「身売り」までは我慢できても勝手にチーム名を変えられるのには納得できませんね。
>オリックスにこの球団の経営を続けてもらうか否かは>置いといて、この球団が新しい名前を得てより多くの>ファンに愛されるように願いたいと存じます。
難しいでしょう…。
多くの野球ファンはこの件には呆れています。
もっと不人気になるのは確実。
例え少ない新規のファンを獲得できたとしても、それを上回る愛想を尽かした「元ファン」からこのチームは嫌われることになるでしょう。
ファンはキリストやお釈迦様じゃないんだから…。
「ファンが不憫。」、正にこの一言に尽きますね。上記しました様に企業で在る以上は利益追求は当然の事ですが、プロ野球というのはそれだけの存在では在りませんからね。我が国にプロ野球なるものが誕生してから74年経つ訳で、これは日本文化の一つと言っても良い訳ですから、チームを一企業のトップの”玩具”にして良い筈が在りません。
唯、仰る様に今回のニュースは報知新聞だけが報道している様ですから、これが事実なのかどうかは今後の動きを見なくてはならないでしょう。よもやナベツネの宮内憎しの思いからの報道では無いとは思いますが(笑)。
「戦争を知らない子供たち」なんていう曲が嘗て在りましたが、「V9時代を殆ど知らない子供たち」の一人の自分にとって野球に興味を持ち始めた当初に「強いチーム」として認識していたのは、セ・リーグでは”赤ヘルカープ”、そしてパ・リーグでは”上田ブレーブス”でした。攻・走・守の三拍子揃った通好みする良いチームでした。あの頃のファンの多くがファンに為り得ていないというのが、今のバファローズの厳しい現状なんでしょうね。
今後とも何卒宜しく御願い致します。
私も少年時代、阪急ファンでしたが。
>それが「ブルーウェーブ」なんてゆうけったいな名前に変えよるから愛想が尽きた。
オーナーが阪急からオリックスへ、チーム名も変更、チームカラーも変更(阪急は赤と黒だった)、ホームグラウンドも移動(西宮球場は今や跡形もない)ということで、今のチームは既に阪急とは別ものだといえるかもしれません。
というよりこのネタは近鉄ファンにとって酷だと思います。
>野球に興味を持ち始めた当初に「強いチーム」として認識していたのは、セ・リーグでは”赤ヘルカープ”、そしてパ・リーグでは”上田ブレーブス”でした。
私が野球に興味をもちはじめた年とあまり違わないですね。ロッテは金田が監督してましたね。ライオンズがまだ福岡の平和台球場で吼えていた頃です。
>攻・走・守の三拍子揃った通好みする良いチームでした。
阪急の帽子かぶって学校へ行くと「なんや、オマエは阪急ファンか」と阪神ファン(圧倒的に多い)から呆れたような顔で見られましたが、バカにするという風じゃなかったですよw。当時は阪急は阪神より強かったですからね。西宮球場はおしゃれでかつ交通の便の抜群の好い球場だったのに惜しいですね。