26日付け東京新聞(夕刊)に「自民、中堅は横並び続く」という記事が載っていた。河野太郎衆議院議員(自民党)事務所インターンのモニカ・レイネムさん&ティナ・バレットさんが「日英両国の初当選から10年を経た与党議員の経歴」を分析した所、自民党は全員が官房副長官を含む副大臣か閣僚を経験しているのに対し、英国の労働党では約7割が一度も政務次官以上の政府の役職に就いていない事が判明した。
自民党で1996年に初当選し、現在迄四期連続当選している議員は21人居るが、その内の20人が官房副長官か副大臣を経験しており、残る1人で在る棚橋泰文氏は副大臣にはなっていないものの、三期目に入閣経験を有している。それに対して、1997年に初当選して現在迄三期連続当選した労働党下院議員129人の内、政務次官、閣議に出席する閣内相、閣議に出席しない閣外相を経験しているのは39人。何れも未経験の議員は90人にも上り、彼等は委員会に所属する他に国会対策や、大臣政務秘書官等を担当しているという。
半面、5人の現職閣僚は二期目以降、途切れ無く政府の役職に就いており、殆どの議員が副大臣を1回しか経験しない我が国とは明らかな違いを見せている。調査結果に付いて河野氏は「(自民党は)横並びで政府のポストを割り振る結果、在任期間が短くなり、リーダシップを発揮出来ていない。」と指摘し、適材適所の人事断行を党内で提起して行くとしている。
「国会議員に選ばれる人物は、幅広い知識と高い見識を有している。だからこそ、どの分野に於いても力を発揮し得る。」というのはあくまでも建前で、実際には知識や見識に疑問を感じずには居られない様な国会議員が、順送り&横並びで要職に就いていっている我が国。好意的に見れば「早い段階で要職に就ける事により、有能な国会議員を”即製”したい。」という事かもしれないが、対外的に信の置かれる国会議員がこのシステムからは、なかなか生み出され難いのではないかという気がする。
自民党で1996年に初当選し、現在迄四期連続当選している議員は21人居るが、その内の20人が官房副長官か副大臣を経験しており、残る1人で在る棚橋泰文氏は副大臣にはなっていないものの、三期目に入閣経験を有している。それに対して、1997年に初当選して現在迄三期連続当選した労働党下院議員129人の内、政務次官、閣議に出席する閣内相、閣議に出席しない閣外相を経験しているのは39人。何れも未経験の議員は90人にも上り、彼等は委員会に所属する他に国会対策や、大臣政務秘書官等を担当しているという。
半面、5人の現職閣僚は二期目以降、途切れ無く政府の役職に就いており、殆どの議員が副大臣を1回しか経験しない我が国とは明らかな違いを見せている。調査結果に付いて河野氏は「(自民党は)横並びで政府のポストを割り振る結果、在任期間が短くなり、リーダシップを発揮出来ていない。」と指摘し、適材適所の人事断行を党内で提起して行くとしている。
「国会議員に選ばれる人物は、幅広い知識と高い見識を有している。だからこそ、どの分野に於いても力を発揮し得る。」というのはあくまでも建前で、実際には知識や見識に疑問を感じずには居られない様な国会議員が、順送り&横並びで要職に就いていっている我が国。好意的に見れば「早い段階で要職に就ける事により、有能な国会議員を”即製”したい。」という事かもしれないが、対外的に信の置かれる国会議員がこのシステムからは、なかなか生み出され難いのではないかという気がする。

ハワード首相は10年以上も務めたということですね。
たしかダウナー外相もそれくらいのはずです。
日本では政権党なら当選回数でどこかの大臣や
副大臣にしてもらえますが
諸外国はそんなことはないようですね。
おそらく答弁を日本のように
他の人が行えないのでしょう。
その昔「これは大変重要な問題なので
事務局から答弁します」と言った大臣が
あったそうな。
「これから勉強します」ということを
大臣就任会見で平気でいうのは、
ちょっとどうかと思いますが
今後改まっていくのでしょうか・・
こんな悠長なことしてて我が国は大丈夫なのでしょうか?
英国の場合、新しい外務大臣は40そこそこ。
長期政権といわれる小泉総理も5年。こんな短期で何ができるのでしょうか?
官僚の世界でも事務次官は1年か二年が普通。
国益より事務の都合が優先される政治行政になってます。その原因はこの横並び主義かもしれませんね。