ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

仲良しクラブ

2007年11月29日 | スポーツ関連
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① 動作の違い

「電話する」というのをシンプルなボディー・ランゲージで表現するとしたら、貴方はどんな動作をするだろうか?作家の高橋源一郎氏が、週刊誌のコラムで面白い事を書いていた。一般的には・・・と言うよりも或る年代以上の人だと、「耳に受話器を当てる動作」、又は「親指と小指だけを立てた手(『グワシ!』とは異なる。)を耳元に持って行き、そして上下に振る動作」をするのではなかろうか。ところが(大学の教授でも在る)高橋氏が教えている学生達の間では、片手で持った想像上の携帯電話を、親指だけで操作する動作が一般的なのだとか。

パチンコが「手打ち式」だった頃は、「親指で玉を弾く動作」が「パチンコをする」というボディー・ランゲージだった。それが「電動式」が主流となって以降「レバーを廻す動作」に変わって行った様に、ボディー・ランゲージも時代と共に移り変わって行くという事か。


② 仲良しクラブ

山藤章二のブラック・アングル」と言えば「週刊朝日」の名物連載の一つだが、11月30日号は”鉄腕”稲尾和久氏を偲ぶ作品。23年前に山藤氏が稲尾氏と対談した際に「黄金時代の西鉄ライオンズ」に付いて交わされた遣り取りが、一部抜粋という形で紹介されていた。

山藤氏: 「当時のベンチはどんなでした?」 
稲尾氏: 「中西さんでも、豊田さんでも2塁打のケースで滑らずにタッチアウトになると、『何でだっ!』て控え選手が怒るんです。僕は最初『嗚呼、チームが一丸になって良いな。』と思ったら違っていた。『滑ればアイツが怪我をするかも知れないじゃないか。』-つまり控え選手が皆ポジションを狙っている訳ですよ。仲良しクラブじゃ無かったから強かった。

以前「出でよ、第二の西本聖!!」という記事で、必要以上に”仲良し集団化”してしまったジャイアンツを嘆いた。仲良し集団で在っても強いチーム足り得ているので在れば文句は言わないが、チーム内で傷を舐め合っているだけならば全く論外。
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3 コメント

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チームプレー精神とは (tak_123)
2007-11-29 11:17:21
こんにちは。朝晩めっきり冷え込んできましたね。

稲生さんの対談の話題ですが。。。
『滑ればアイツが怪我をするかも・・・の云々ですが
これは逆に「チーム一丸となって戦うチームプレー精神に反する」とも取れますよね。
アタシはチームプレー競技は野球でもサッカーでも実際にやるとどうも尻の座りが悪い感じがして苦手であります。その一つが「チームプレー精神」なんです。
自分がミスして責められるのもいやだし、他人のミスを責めるのも嫌。かといって自分がやるかも知れないミスを他人がカバーすることをもってミスを責めず、その行為をよしとるす「空気」が苦手なんです。

実際に昨年スーパー耐久レースに出場して(一台のレースカーを2~3人のドライバーが順番に乗る)この空気をまた実感してから、「あ~おれはやっぱりこの空気は嫌だ」と思ったものです。
確かに何かを達成した時、お互いの信頼関係は強固になると思いますが、そうでなかったときのネガティブなイメージを持つのが嫌なんです。

そういう意味でこの仲良し球団化しないチームってのは実際はどうなのかなぁと。微妙な空気なんだろうなぁと想像してしまいました。

仮定としてアタシがマジで打ち込むかもしれないスポーツがあるとすればゴルフなどの個人競技でしょう。
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思いっきり仲良しチーム(笑) (青空百景)
2007-11-29 13:46:04
ファイターズのことでございます(笑)。
坪井と工藤とか、稲田と飯山とか、同じポジションを争う同士が、屈託なくふざけ合ってたり、普段から仲良かったりするチームなんですよねえ。
昔は「だから弱いんだ」と言われてたようですが、未だにそのまんまだものなあ。
金子選手会長は、今年の試合運びを、得点力不足を「結束力で補う」という言い方をしていました。仲良しチームというと「プロに、大人にあるまじき」という感じになりますが、結束力のあるチーム、というのはいいですよね。
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>青空百景様 (giants-55)
2007-11-29 21:02:23
書き込み有難う御座いました。

頂戴した書き込みに対するレスですが、こちらの方に付けさせて貰った方が良いかなと思いましたので、そうさせて戴きます。

藤田元司氏がジャイアンツの監督を務めていた時代は、「槙原寛己投手、斎藤雅樹投手、桑田真澄投手」という所謂”三本柱”がしっかりと確立された、ジャイアンツにとって黄金期に在りましたが、その頃のチームは「仲良し集団」と良く称されていました。それに対して三本柱の誰だったかは失念してしまいましたが、「仲が良くても強いんだから、文句を言われる筋合いでは無い。」といった発言をしていました。

今回の記事でも最後に触れました様に、強ければ仲良し集団だって良いと思っています。別段、チーム内でいがみ合う必要は在りませんしね(笑)。ですからファイターズの「仲良し集団で且つ強いチーム」というのは非常に稀有な例で在り、又、微笑ましくも在ります。問題は「向上心の無い傷の舐め合いが蔓延しているチーム」。今は脱却しつつ在りますが、一寸前のジャイアンツが正にこの悪状況に在ったと思います。
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