本州の南側を通過する「南岸低気圧」の影響で、関東地方を中心に大雪となった日本。東京都心では今日の午後11時現在、積雪量は23cmにもなったとか。4年前の2014年2月に都心では27cmの積雪量を記録したが、其れ以来の大雪。
雪国に住む方達からすれば「23cmの積雪量なんか、大した事無い。」という事になろうが、雪に離れていない都心では交通麻痺が起こり、昨日から今朝に掛けては大パニック状態だった。
「関東地方は22日、大雪に見舞われそうだ。」と事前にアナウンスされていた事も在り、先週末に近くのホーム・センターを覗いたら、長靴やスコップ等の雪関連グッズが大量に置かれていた。必要最低限のグッズは備えて在るので、特に何かを購入する事は無く、無根拠乍ら「そんなに降らないんじゃないかなあ。」という思いも在った。21日の夜に近所で買い物していたら、小さな子供を連れた御父さんが「明日は霙がメインで、大雪にはならないみたいだよ。」と話しているのを耳にしたし、「大して降らないのでは。」と楽観視する人は多かったのではなかろうか。
「相当積もるぞ。」と感じたのは、22日の午後になって。早めに仕事を切り上げて帰宅すると、庭は結構な降雪量だった。もう四半世紀位前だと思うが、自分が海外出張している際、関東地方が大雪に見舞われた事が在る。帰国してから知ったのだけれど、自宅の硝子製の天窓が余りの降雪量に耐えられず、割れて雪と共に室内に落下したと。明け方に落下したそうで、「窓枠にはギザギザに鋭く割れた硝子片が一部残り、風に揺られてとても怖かった。」と家人は語っていた。そんな経験が在るので、4年前には夜中及び早朝、窓周辺の雪を取り除く作業をしたのだが、「今回も同様の事をしなければ。」と思った次第。
日が今日に変わった頃には、もう雪は峠を越えていたが、我が家の降雪量は、目視で20cmは軽く超えていた。夜中に窓周辺の雪を取り除き、早起きして早朝には、手が届く範囲の屋根の雪、そして通路等の雪を取り除いた。同様に除雪している人達が結構見受けられたが、比較的高齢者が多い地域なので、皆大変そう。除雪作業で疲れてしまったけれど、彼等の大変さを思えば、「疲れた。」なんて言ってられない。早く雪が溶けてくれれば良いのだが・・・。