ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

“批判”に“異論”

2023年05月20日 | 時事ネタ関連

4代目・市川猿之助(以降、“4代目”は省略。)氏が、両親を巻き込んで自殺図った(と思われる)事件」に関し、昨日の記事懸念した状況が、少なくともネット上には出て来た。猿之助氏が自殺を図ったのだとしたら、其の原因の1つとして「一部週刊誌で報じられた『猿之助氏による、一門弟子及び劇場スタッフ等へのセクハラパワハラ疑惑』ではないか?」とされているが、疑惑を報じた週刊誌に対する批判が上がっているのだ。 

批判は大きく分けて2つ。1つは猿之助氏を自殺未遂追い込んた週刊誌は、殺人と同じ事をした。、“梨園”ではセクハラやパワハラなんて"珍しい事”では無いのだから、騒ぐのがおかしい。御両親も亡くなっているのだし、猿之助氏が可哀想といった物。

此の批判は全く理解出来ないし、間違っている。「梨園では、セクハラやパワハラが珍しい事では無い。」というのが事実かどうかは別にして、「珍しい事では無いのだから、セクハラやパワハラされても我慢するのが当然。」と主張するのは言語道断。セクハラやパワハラをされ、中には拒んだに“干された”被害者も居ると言う。彼等が精神を病み、自殺したとしても、「仕方無い事。」と週刊誌を批判した人は言えるのだろうか?又、自分が被害者と同じ立場になったとしても、「我慢して当然。」と思えるのだろうか?

猿之助氏が自殺を図ろうとする迄追い込まれてしまったのは気の毒に思うが、週刊誌報道が事実ならば、彼が行ったセクハラ&パワハラは可成り悪質な部類に入り、週刊誌で報道された事自体は、猿之助氏にとって自業自得な面が在ると思う。(だからと言って、彼が自殺未遂を図った事自体を肯定する気は全く無いが。) 

そして、もう1つは猿之助氏が同性愛者で在る様な記事を書いたのは許せない。といった批判だ。

疑惑を報じた週刊誌の記事。飽く迄もネット上で確認出来た範囲で言えばだが、「猿之助氏は、同性愛者で在る。」とズバリ書いて在る訳では無い。一門の弟子筋や劇場スタッフ等にセクハラやパワハラをしていた事を具体的に例を挙げた上、証言している被害者の事を『彼』と記しているので、「嗚呼、そういう事か。」と判った。判り易い様に今回の記事では『 』を付けたが、元記事では括弧付けされてはおらず、扇情的な書き方という訳では無い。週刊誌サイドは、其れなり配慮をしていた様に感じた。

「そうは言っても、『彼』なんて書かずに、『被害者』とだけ書けば良いじゃないか。」とする人も居るだろう。でも、自分は、そう思わない。 

仮に「被害者」と記した所で、「人の口に戸は立てられぬ」というが在る様に、今回の疑惑報道を受けて、遠からずには別のメディアがズバリと書く事たろう。「猿之助氏の性的指向は、少なくとも梨園では広く知られていた。」と言われているし。

昨日の記事でも書いたけれど、自分は性的指向なんて、当事者間で同意がされていて、尚且つ違法行為で無い限りは、他者がどうこう言う筋合いでは無い。」と思っている。仮に猿之助氏が同性愛者で在ったとしても、「そんなの個人の自由でしょ。」と思うだけ。

梨園の事は殆んど興味が無い自分だが、「梨園には同性愛者も少なく無い。」という話は何度か見聞したし、実際にTV番組オネエ言葉を使う等、“イカニモ”という感じの梨園の重鎮を何人か見掛けた事が在る。猿之助氏が仮に同性愛者ならば、開き直ってオネエ·キャラに変える手も在ったとは思う(同性愛者だと言って、皆がオネエ・キャラの訳でも無いだろうから、今通りのキャラでも全然構わないと思う。)が、プライドが高そうな彼には無理だったのかも。

話を元に戻すが、週刊誌が猿之助氏の性的指向を匂わせた事を批判している人達の中には、性的偏見を持っている人も居そう。「『同性愛=悪』で在るから、其の事を隠すべきだし、同性愛者で在る事を報じるのは河合荘。」と発想が在り、そういう人達は
極端な事を言えば、猿之助氏のセクハラ&パワハラ、相手が女性だったら、『有名人にされるなんて光栄な事なんだから、我慢しろよ。抑、性的な関係を期待していたんだろ?』位の時代錯誤的な考えを持つていたりする。から。

猿之助氏の性的指向を面白おかしく取り上げるのは大反対。でも、彼のセクハラ&パワハラ疑惑は、被害者の事を考えると、きちんと追及すべきだ。又、彼の御両親に関しても、死因を調べ、犯罪性の有無を明らかにしないといけない

 
 

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