ルーキーとは思えない強心臓で、バッサバッサとジャイアンツの打者達を抑え込む、ゴールデンイーグルスの則本昂大投手。レギュラー・シーズンで15勝(8敗)を上げたのだが頷ける、圧巻の投球だった。8回を投げ切って4安打(10三振、3四球)というのは、先発投手として十二分に合格点が与えられる。
一方、ジャイアンツの先発・内海哲也投手は、6回を投げ切って6安打(3三振、2四球)。1回裏以外の5イニングは全て走者を出す等、決して調子が良くは無かったけれど、粘りのピッチングで無失点で切り抜けた。
調子自体で言えば、則本投手の方が間違い無く良かったが、結果としては「0対2」でジャイアンツが勝ったのだから、勝負事は本当に判らない。試合後の勝利監督インタヴューで原辰徳監督が「今日は、我が軍に付きが在った。」と語っていたけれど、其の通りだと思う。
ジャイアンツ側からすると、「紙一重の差で勝利を収めた。」という昨日の初戦。紙一重の差を作り出したのは、「好守の多さ」だったと思う。ゴールデンイーグルス側にも好守は見られたけれど、「5回裏の無死1塁、嶋基宏選手のショートへの内野安打で3塁を狙った松井稼頭央選手を刺したホセ・ロペス選手。」、「8回裏の2死1&2塁、松井選手が放ったレフトへの大飛球を、フェンスに激突し乍らも捕球した亀井義行選手。」、「9回裏の2死1&3塁、銀次選手の放ったヒット性の打球を好捕&アウトにした寺内崇幸選手。」と、何れも大量失点に繋がり兼ねない局面での好守だった。
初戦を取れたのは、ジャイアンツにとって幸先が良い。でも、ジャイアンツが「1勝」した事で、「『1勝1敗』のタイになった。」と自分は捉えている。22日の記事「2013年の日本シリーズを予想」でも記した様に、今日の第2戦に先発する田中将大投手は今季「24勝0敗1セーヴ」と負け知らずの“不沈空母”で、「ジャイアンツが勝利を収めるのは至難の業。」と思っているので。だから初戦を落としていたら、ジャイアンツが「2敗」した様な感じをしていた事だろう。此れは、ジャイアンツの選手達も同様に・・・。
とは言え、ジャイアンツ・ファンとしては、何としても田中投手を攻略して欲しい。好投手とは言え、田中投手と比べれば格落ちの則本投手をあんなにも打ち倦ねたのだから、一寸やそっとの事では無理だろうけれど。
初戦を勝ってなかったらズルズルと連敗してあっさり楽天が日本一になってたかもしれませんね
しかしあれだけの猛打を誇ったジャイアンツが第一、第二試合と押さえられてますね
好投手同士の投げ合いだからしょうがないかもしれませんがジャイアンツには頑張って優勝して欲しいです
何故なら保守的で閉鎖的で見栄っ張りの田舎者である東海人はドラを離れた星野に良い顔されるぐらいならジャイアンツに勝って欲しいからです
難攻不落の田中投手だけに、彼が先発する試合は99.9999999999・・・%ジャイアンツが負けそうな気がしています。ですので昨日の敗戦は想定内と言えなくも無いのですが、気になるのはCSからずっとジャイアンツ打線が湿りっ放しという事。若武者の坂本&長野両選手(リーグ優勝時のビール掛けでは、坂本選手が自身と長野選手を「減俸コンビ」と自虐的なギャグを飛ばしていましたが。)もサッパリだけれど、何よりもリーダーの阿部選手の打撃が心配。
ジャイアンツが日本一になるには、兎に角、田中投手以外が先発した試合は全て勝つという事で無いと、厳しい気がしています。
7回の彼のプレー、明らかに誤審だったと思いますが、野球には誤審も付き物。自チームに都合の良い誤審も在れば、其の逆も在る訳で、仕方無いと思っています。
其れよりも何よりも、田中投手の「1点も与えないぞ!」という気迫溢れる投球に、敵チームのファン乍ら魅了された。菅野投手は本当に良く頑張ったとは思うけれど、更に良い投手になって貰う為に敢えて苦言を呈すならば、「ピンチを切り抜けられない所が、大エースの田中投手と、未だ其処迄のレヴェルに到っていない菅野投手の違い。」と肝に銘じて貰いたい。
ジャイアンツ打線の不振が非常に気掛かりでは在りますが、ジャイアンツの投手陣は頑張っているし、仰る様にピックアップ・プレーを含めた細かいプレーは出来ているのが救い。
田中投手の好投で、流れがゴールデンイーグルスに変わったのか?其れとも、本拠地に変える事で、ジャイアンツが再び流れを取り戻すのか?第3戦が楽しみです。