「プロ野球順位予想(2017年)」で1位&2位に予想したホークスとファイターズが4位&最下位と低迷する一方、4位&最下位に予想したゴールデンイーグルスとバファローズが1位&2位と頑張っているパ・リーグ。ファンの方々には申し訳無いが、番狂わせという様相を呈している。
其の一方でセ・リーグは、「1位:ジャイアンツ、2位:カープ、3位:タイガース」という予想に対し、「1位:カープ、2位:タイガース、3位:ジャイアンツ」という結果なので、今の所、まあ予想通りな展開だ。
とは言え、ジャイアンツ・ファンとしては、非常にフラストレーションが溜まる状況では在る。「開幕ダッシュに成功した。」と思いきや、開幕9試合目から5連敗を喫する等、強いんだか弱いんだか良く判らない。昨日の試合が終わった段階で「12勝10敗」と、貯金は2つという状況。
昨夜の対カープ戦を見ていて感じたのは、「地に足が付いた野球が、ジャイアンツは出来ていないなあ。」という事。バントをすんなり決められないから、攻撃のリズムが良くない。塁に出れば、「次の塁に行かなければ。」という思いが強過ぎて、何度も牽制球に刺されそうになり、危なっかしい限り。こういう事が、今季は非常に目立つ。
補強した糸井嘉男選手が活躍しているタイガースに対し、ジャイアンツは大補強が全く機能していないのも、ファンとしてはフラストレーションが溜まる。アルキメデス・カミネーロ投手は結果を残しているものの、ケーシー・マギー選手には物足り無さを感じるし、陽岱鋼選手や山口俊投手、森福允彦投手等に到っては論外だ。
「生え抜きの野手陣で、『結果を残している。』と言えるのは坂本勇人選手と阿部慎之助選手位。」というのも、フラストレーションが溜まる一因。WBCであんなにも打った小林誠司選手が、去年と全く変わらない駄目駄目な打撃を見せているのもそうだが、何よりも期待度が高かった長野久義選手の大不振が痛い。「外側に落ちるボールに手を出し、呆気無く凡退。」というのを、何度見せられた事か。
打撃好調のカープ打線に対し、6回を投げて3安打に抑え込んだ。」という宮國椋丞投手の好投が、昨夜の試合では唯一の救いだった。