子供の頃に目にしていた景色が、大人になって同じ場所を目にすると、然程雰囲気自体は変わっていないのに何故か違和感を覚えてしまう・・・そんな経験をされた方って結構居られるのではないだろうか。例えば良く遊んでいた公園。「こんなにも狭かったかなあ?」とか「周りを囲っているフェンスの高さがこんなにも低かったっけ?」といったケースは、自身の身長が当時よりも格段と高くなっている事で、視点の高さの違いが生じさせる”マジック”だろう。又、その対象物に対する当時の思い入れの強さも、違和感を生じさせる一因なのかもしれない。
世田谷文学館で開催されている「不滅のヒーロー・ウルトラマン展」に足を運んでみた。今年がウルトラ・シリーズ開始から40年に当たるという事での企画展。ウルトラ・シリーズよりは仮面ライダー・シリーズの方が好きだった自分も、リアルタイムで「ウルトラマンA」や「ウルトラマンタロウ」、「ウルトラマンレオ」辺り迄見ていたし、再放送で「ウルトラマン」、「ウルトラセブン」、「帰ってきたウルトラマン」もしっかり見ている。そして現在放送され、嘗てのウルトラ作品へのオマージュ的な作品でも在る「ウルトラマンメビウス」も、録画して欠かさずに見ている有様。
世田谷文学館を訪れたのは今回が初めてだった。閑静な一角に、こじんまりと佇まいの構築物。今回の企画展に合わせたのだろうか、エントランス・ホールには等身大の怪獣ブースカ人形が置かれていた。御存知の様にこの作品を製作したのは、ウルトラ・シリーズと同じ円谷プロダクションだ。
企画展は二階で開催されており、入口では2.5mのウルトラマン像が客を出迎えてくれていた。
展示品はウルトラ・シリーズの製作者達の日記やノート、怪獣図解原画に怪獣の像(ミニチュアから大型サイズの物迄。)、各種パネル、当時撮影で使われていた小物等々。日本の特撮TV番組では、魁的な存在のウルトラ・シリーズ。何ヶ所にも亘って朱の入れられた台本や詳細に描かれた絵コンテ等からは、何もかもが手探り状態だったで在ろう製作者達の熱い思いがひしひしと伝って来る。
恐竜と戦車が一体化した「戦車怪獣 恐竜戦車」。元々はブラジルに生息し、カカオ等を好んで食すトカゲが、東京湾の汚水を吸収した影響で怪獣化してしまった「海獣 ゲスラ」。月で餅つきをする兎の存在を信じる地球人の気持ちが実体化させた怪獣で、美味しい新潟の米で作られた餅を食す為に地球に飛来した「うす怪獣モチロン」。怪獣や超獣等の設定が実にユニークで、製作者達も楽しみながら番組を作り上げて行っていた様に思う。
「各国で宇宙開発競争が盛んだった時代、某国が打ち上げたロケットに乗っていた宇宙飛行士ジャミラが、事故により水の無い惑星に墜落。救助を待つ内に体が変異し、醜い怪獣の姿となってしまったという設定の『棲星怪獣 ジャミラ』。」や「孤児のゆき(雪ん子)が村人から迫害を受けた時、彼女の危機を救う為に現れた怪獣は、雪中で行き倒れになって亡くなった彼女の母親の化身と思われる『伝説怪獣 ウー』。」等、何度見ても落涙してしまう怪獣達の姿も在った。
記念撮影出来る展示物の一つに、「ウルトラセブン」で大反響を呼んだ「畳の上で星一徹の如く卓袱台を前に座すメトロン星人の姿を再現したものが在った。(今回使用した画像がそれで在る。)「ウルトラセブン」ではモロボシ・ダンと対峙していたメトロン星人だが、「ウルトラマンA」にもメトロン星人Jr.という名前で登場したばかりか、「ウルトラマンメビウス」の前番組「ウルトラマンマックス」にもメトロン星人の名前で、それも伝説の”卓袱台シーン”も再現されていたそうで、これは是非見てみたいもの。
そして、「ウルトラマンタロウ」でZATの隊員達が着用&装備していたヘルメットとガンも展示されていた。子供の頃、彼等の姿に心ときめかせていたのだが、塗料や装飾が一部剥げ落ち、ゴーグル?も割れたヘルメットは未だしも、意外な程ちゃっちゃいガンには唖然呆然。逆に言えばあのちゃっちいガンを、あれ程迄に格好良く見せていた撮影技術を褒めるべきなのだろうが、もしかしたら最初に書いた様に、当時の思い入れの強さが影響していたのかもしれない。
世田谷文学館で開催されている「不滅のヒーロー・ウルトラマン展」に足を運んでみた。今年がウルトラ・シリーズ開始から40年に当たるという事での企画展。ウルトラ・シリーズよりは仮面ライダー・シリーズの方が好きだった自分も、リアルタイムで「ウルトラマンA」や「ウルトラマンタロウ」、「ウルトラマンレオ」辺り迄見ていたし、再放送で「ウルトラマン」、「ウルトラセブン」、「帰ってきたウルトラマン」もしっかり見ている。そして現在放送され、嘗てのウルトラ作品へのオマージュ的な作品でも在る「ウルトラマンメビウス」も、録画して欠かさずに見ている有様。
世田谷文学館を訪れたのは今回が初めてだった。閑静な一角に、こじんまりと佇まいの構築物。今回の企画展に合わせたのだろうか、エントランス・ホールには等身大の怪獣ブースカ人形が置かれていた。御存知の様にこの作品を製作したのは、ウルトラ・シリーズと同じ円谷プロダクションだ。
企画展は二階で開催されており、入口では2.5mのウルトラマン像が客を出迎えてくれていた。
展示品はウルトラ・シリーズの製作者達の日記やノート、怪獣図解原画に怪獣の像(ミニチュアから大型サイズの物迄。)、各種パネル、当時撮影で使われていた小物等々。日本の特撮TV番組では、魁的な存在のウルトラ・シリーズ。何ヶ所にも亘って朱の入れられた台本や詳細に描かれた絵コンテ等からは、何もかもが手探り状態だったで在ろう製作者達の熱い思いがひしひしと伝って来る。
恐竜と戦車が一体化した「戦車怪獣 恐竜戦車」。元々はブラジルに生息し、カカオ等を好んで食すトカゲが、東京湾の汚水を吸収した影響で怪獣化してしまった「海獣 ゲスラ」。月で餅つきをする兎の存在を信じる地球人の気持ちが実体化させた怪獣で、美味しい新潟の米で作られた餅を食す為に地球に飛来した「うす怪獣モチロン」。怪獣や超獣等の設定が実にユニークで、製作者達も楽しみながら番組を作り上げて行っていた様に思う。
「各国で宇宙開発競争が盛んだった時代、某国が打ち上げたロケットに乗っていた宇宙飛行士ジャミラが、事故により水の無い惑星に墜落。救助を待つ内に体が変異し、醜い怪獣の姿となってしまったという設定の『棲星怪獣 ジャミラ』。」や「孤児のゆき(雪ん子)が村人から迫害を受けた時、彼女の危機を救う為に現れた怪獣は、雪中で行き倒れになって亡くなった彼女の母親の化身と思われる『伝説怪獣 ウー』。」等、何度見ても落涙してしまう怪獣達の姿も在った。
記念撮影出来る展示物の一つに、「ウルトラセブン」で大反響を呼んだ「畳の上で星一徹の如く卓袱台を前に座すメトロン星人の姿を再現したものが在った。(今回使用した画像がそれで在る。)「ウルトラセブン」ではモロボシ・ダンと対峙していたメトロン星人だが、「ウルトラマンA」にもメトロン星人Jr.という名前で登場したばかりか、「ウルトラマンメビウス」の前番組「ウルトラマンマックス」にもメトロン星人の名前で、それも伝説の”卓袱台シーン”も再現されていたそうで、これは是非見てみたいもの。
そして、「ウルトラマンタロウ」でZATの隊員達が着用&装備していたヘルメットとガンも展示されていた。子供の頃、彼等の姿に心ときめかせていたのだが、塗料や装飾が一部剥げ落ち、ゴーグル?も割れたヘルメットは未だしも、意外な程ちゃっちゃいガンには唖然呆然。逆に言えばあのちゃっちいガンを、あれ程迄に格好良く見せていた撮影技術を褒めるべきなのだろうが、もしかしたら最初に書いた様に、当時の思い入れの強さが影響していたのかもしれない。
ウルトラシリーズで一番思い入れがあるのは「帰ってきたウルトラマン」です。この前の一気放映も見てしまいました。岸田森さん、最高です。本当にこの方の早逝は惜しまれます。(平田昭彦さんの時もそうでしたけれど)
主題歌はもちろん、サントラなんかカーオーディオに入れたら大変なことになります(ワンダバとか)
もちろん再放送でみたくちですが、地方なのでクロスネットは当たり前。ちょうどリメイク版の「少年探偵団」もやってたのですが、団次郎氏が怪人二十面相役で出てましたから子供心に不思議に思っておりました。
それでも今の子供達にも、とっても人気があって、カッコイイヒーローなんですよね。うちの子は、ビデオをレンタルして見るのですが。。。ウルトラマンやタローなど、ビデオが古くて途中でザ-ァ、ザーァしているにもかかわらず、何度も繰り返しみています。
男の子には、いつまでも変わらない正義の味方・ウルトラマンなんでしょうね。
私が観ていても、懐かしくもあり、何かホッとさせられます。
※怪獣にも色々な意味があったんですね。はじめて知りました。怪獣の由来を調べたら、また楽しいかもしれませんね。
ジャミラは宇宙飛行士の同僚だったか上司だったかが見ただけで「おぅ!!ジャミラ」って言ったのが笑えました。
前からあんな容姿だったんかい!?
(笑)
同じウルトラマン展を見たとは思えないくらい詳しいですね 私のブログ見て、怒りを覚えたんじゃないですか
三歳の息子のため、これから勉強します
トラバありがとうございます。
いやぁ~なかなか展示物がおもしろくて、何度か通ってしまいました。
卓袱台のセットはちょこっとずつ変化があるみたい。
台本1冊を眺めていても、全然飽きることなく楽しんでます♪
日曜のみ実演中の缶バッヂももうすぐコンプリートです!
やっぱりウルトラはいいですよね、、、。