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「沖縄にもタイガーマスク 男性、ランドセル3個置く」(1月8日、琉球新報)
7日午後7時20分頃、南城市大里の児童養護施設「島添の丘」をプロレス漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗る男性がバイクで訪れ、ランドセル3個を正面玄関近くに置き、走り去った。気付いた職員の玉城恒さん(34歳)と奥間譲さん(42歳)が声を掛けたものの、男性は顔全体が隠れるヘルメットを被ったまま正体を語らず、手紙を手渡して去った。手紙には「新一年生になる君達へ贈ります。君達の事を心から愛する者より ガンバレ 伊達直人。」と書かれていた。
ランドセルが届けられる1時間前に、島添の丘に1年生の児童数を尋ねる電話が在った。群馬県で昨年12月25日、神奈川県で元日、児童相談所で「伊達直人」の名前が記された紙と一緒にランドセルが見付かっている。
島添の丘施設長の玉城孝さん(55歳)は「職員間で『島添でも在ったら良いね。』と昨日話題にしたばかりだったので、驚いている。子供達にとても嬉しい御年玉だ。」と喜んだ。
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尤もらしい理由を掲げつつ、実際には自身の憂さ晴らしや妬み心の発散だけで他者をバッシングする人が、ネット上では少なからず見受けられる。「ネットの匿名性」から悪しき本性を剥き出しにしているのだろうが、実社会でもそういった“困ったちゃん”は結構居るし、ウンザリさせられる事も少なくない。でも困ったちゃんが少なくない一方で、温かい気持ちにさせてくれる“心優しき人”も少なからず居る。
先月の記事「スポ根物」でも触れたが、「タイガーマスク」(動画)は大好きな作品の一つ。漫画とアニメでは結末が異なったけれど、主人公の伊達直人が自身の育った孤児院「ちびっこハウス」の子供達の為にタイガーマスクとして闘い抜く姿が、子供心にとても格好良く感じたし、切なくも在った。
タイガーマスクに強い思い入れが在るだけに昨年、群馬県で「伊達直人名でランドセルのプレゼント」が在ったというニュースを見聞した時には胸がジーンとしたばかりで無く、不覚にも涙が出てしまった。そして元日に神奈川県で再び「伊達直人名でのランドセルのプレゼント」が在り、贈り主が「去年の群馬のランドセルの件に非常に感銘を受けた。自分にも何か出来るのではないかと思い贈ります。タイガーマスク運動が続くと良いですね。」というメッセージを残していたと知って、「本当にタイガーマスク運動が続いて欲しい。」と思っただけに、今回のニュースは嬉しい限り。嫌なニュースが多いけれど、心優しい人達が続出する此の国ならば、未来は屹度明るい筈だ。
貧乏人の自分故、ランドセルのプレゼントは出来ないけれど、「折りに触れて、少額乍ら寄付を続けて行きたい。」と新年に改めて思った。自分も周りの人の善意で、此処迄成長させて貰ったのだから・・・。
「沖縄にもタイガーマスク 男性、ランドセル3個置く」(1月8日、琉球新報)
7日午後7時20分頃、南城市大里の児童養護施設「島添の丘」をプロレス漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗る男性がバイクで訪れ、ランドセル3個を正面玄関近くに置き、走り去った。気付いた職員の玉城恒さん(34歳)と奥間譲さん(42歳)が声を掛けたものの、男性は顔全体が隠れるヘルメットを被ったまま正体を語らず、手紙を手渡して去った。手紙には「新一年生になる君達へ贈ります。君達の事を心から愛する者より ガンバレ 伊達直人。」と書かれていた。
ランドセルが届けられる1時間前に、島添の丘に1年生の児童数を尋ねる電話が在った。群馬県で昨年12月25日、神奈川県で元日、児童相談所で「伊達直人」の名前が記された紙と一緒にランドセルが見付かっている。
島添の丘施設長の玉城孝さん(55歳)は「職員間で『島添でも在ったら良いね。』と昨日話題にしたばかりだったので、驚いている。子供達にとても嬉しい御年玉だ。」と喜んだ。
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尤もらしい理由を掲げつつ、実際には自身の憂さ晴らしや妬み心の発散だけで他者をバッシングする人が、ネット上では少なからず見受けられる。「ネットの匿名性」から悪しき本性を剥き出しにしているのだろうが、実社会でもそういった“困ったちゃん”は結構居るし、ウンザリさせられる事も少なくない。でも困ったちゃんが少なくない一方で、温かい気持ちにさせてくれる“心優しき人”も少なからず居る。
先月の記事「スポ根物」でも触れたが、「タイガーマスク」(動画)は大好きな作品の一つ。漫画とアニメでは結末が異なったけれど、主人公の伊達直人が自身の育った孤児院「ちびっこハウス」の子供達の為にタイガーマスクとして闘い抜く姿が、子供心にとても格好良く感じたし、切なくも在った。
タイガーマスクに強い思い入れが在るだけに昨年、群馬県で「伊達直人名でランドセルのプレゼント」が在ったというニュースを見聞した時には胸がジーンとしたばかりで無く、不覚にも涙が出てしまった。そして元日に神奈川県で再び「伊達直人名でのランドセルのプレゼント」が在り、贈り主が「去年の群馬のランドセルの件に非常に感銘を受けた。自分にも何か出来るのではないかと思い贈ります。タイガーマスク運動が続くと良いですね。」というメッセージを残していたと知って、「本当にタイガーマスク運動が続いて欲しい。」と思っただけに、今回のニュースは嬉しい限り。嫌なニュースが多いけれど、心優しい人達が続出する此の国ならば、未来は屹度明るい筈だ。

貧乏人の自分故、ランドセルのプレゼントは出来ないけれど、「折りに触れて、少額乍ら寄付を続けて行きたい。」と新年に改めて思った。自分も周りの人の善意で、此処迄成長させて貰ったのだから・・・。

しかし孤児らはやはり弱者だ。「みなしごの
バラード」じゃないが、将来強く正しく生きて
ほしい。
仰る通り!子供は親を選ぶ事は出来ないし、「自分は生まれて来なければ良かった。」なんて子供に思わせてしまう親は猛省して欲しい。止むを得ない事情から子供達を児童養護施設に預ける親も居るだろうし、そういうケースは同情しない訳では無いけれど、子供には全く罪が無いのですから、社会できちんと育んで上げないと。
嫌なニュースの多い昨今だからこそ、年を明けてもあちこちに現れる「伊達直人」に拍手を送りたいし、自分も何かをしなければという思いが強くさせられます。
今後とも何卒宜しく御願い致します。
私も伊達直人の記事を書こうと思い、検索していたらここへ辿り着きました。
私の姪ですが、小学時代に親の都合で孤児院に入り、そこから脱走して親権のない母親の元へ行き、長い裁判の末なんとか人の道を歩むようになった子がいます。その子が立派に社会人となり、この9月に結婚することが決りました。身内一同大喜びでいたなか、伊達直人でしょう。
泣いちゃいましたよ^^
今の日本、善と悪が競い合ってるようですね。
私は善を応援します。
姪御さんが御結婚されるとの事、本当におめでとう御座います。陰に日向に温かく見守っておられた大翔様を始めとした御親族の方々も、さぞや嬉しい事と御察し申し上げます。
自分は幼少時に父親を病気で失った所謂母子家庭ですが、周りの人に恵まれた事も在って、何とか成長する事が出来ました。周りの人に恵まれていなかったら・・・其れを考えると「タイガーマスク」のちびっこハウスの子供達、そして実社会で親を失った子供達の事は他人事にどうして思えません。だからこそ余計に、“伊達直人”達の温かさに涙腺が緩んでしまいます。
許し難い悪が存在する一方で、他人を思い遣れる愛を持った人も居る。自分も後者を応援したいし、少しでもそういった人に近付けたらと怠惰な身を鼓舞する昨今です。
今後とも何卒宜しく御願い致します。
40年ぶりに「伊達直人」の名前を思い出し、漫画のストーリーもはっきりと思い出しました。
一過性の運動ではなく、例え形を変えたとしても、善意の運動として長く続くと良いなぁと思いました。
えらいと思います。
その横で、組織を通じない個人による寄付、のやり方として非常に興味深いと思います。
一連の「タイガーマスク運動」に関して、「正面切って募金となると何か気恥ずかしさを感じてしまうけれど、『伊達直人』という名前を使う事で自分自身も肩肘を張らなくて良いし、相手にも気を遣わせなくて良いという垣根の低さが在るのではないか。」と分析しておられる著名人が居ましたが、そういった面は在りましょうね。一定年齢以上の人ならどういう背景を持った人間か判る「伊達直人」という名前を使っての募金、最初に始めた方は良いセンスをしていると思います。
本当に一過性の運動では無く、様々なヴァリエーションを持っての息の長い運動になって欲しい物です。
今後とも何卒宜しく御願い致します。
戦前、そして戦時中と「御国の為に死ぬのは偉い事。」という考えが広まり、本当は死なせたくない愛する人をも「御国の為に死になさい。」と言って送り出さざるを得なかった人が少なくなかったと言われています。ですから何でもかんでも「偉い。」という切り口で語ってしまうのもどうかとは思っているのですが、そうは言っても今回の「伊達直人達の行為」には自分も「偉い!」と拍手を送らずにはいられません。
「人の為に使って欲しい。」という思いは在っても、「素性のはっきりしない募金団体も在るし、変な使われ方をされたら嫌だなあ。」等、躊躇せざるを得ない要因が存在しているのも事実。「偽善と思われたくない。」というのも、募金活動を阻害する要因の一つと言えますよね。個人的には「何もせずに批判だけする人物よりは、偽善と言われようが実際に動いた人間は素晴らしい。」と考えているので、今回の様な形で「温かい輪」が広まって行ったら良いなあと思っています。
今後とも何卒宜しく御願い致します。
この屁理屈からいけば、全国の「サンタさんを信じる子供達」にも一度プレゼントを取り上げて「半年後にはあなたのものよ。」と言わなければなりません。そして、流行が廃れたゲームや腐ったケーキを夏過ぎに貰うのです。
アホらしくて涙も出ません。
ランドセルが1年生の手に届き、楽しく学校に通ってくれることを切に望みます。
昨日の当ブログの訪問者数が2,734人にも上り、日別ランキングでは64位。「何で?」と思いましたら、どうやら此の記事を読みに来て下さった方が多かった様です。一連のタイガーマスク運動を受け、「伊達直人ってどういう人?」、「『タイガーマスク』ってどういうストーリーなの?」と「タイガーマスク」を知らない世代が検索で辿って来て下さったのでしょうね。勿論、タイガーマスクに親しんで来た世代も、今回の件で心を動かされる物が在り、辿って来て下さったと思いますし。
警察に届けられたランドセル、当初は「拾得物として3ヶ月云々」という形での処理が考えられていた様ですが、「善意の寄付を杓子定規に処理して良いのか?何とか入学式迄に間に合わせて上げたい。」という声が警察内に起こった様で、早い段階に送れる様な処置を取る方向で動いているという報道も在りました。御上の仕事は得てして杓子定規な物ですが、何とか早く届けられる方向で決着して欲しい物です。
「何故、今、伊達直人なのか?」という疑問には多くの推測が為されていますが、個人的には昨年12月から放送されたタイガーマスクのパチンコ台(詳細は此の記事でも触れている「スポ根物」という記事を読んで戴ければと。)の影響が在ったのではないかと思っています。実写版タイガーマスクに郷愁めいた思いを抱き、「世の中の困った人達の為に、何かしたい。」という思いに火が点いたのではないかと。そうで在ったなら、嬉しいCM効果です。
自分もアニメ版で育った世代です。後から原作を読み、最後に伊達直人が亡くなるのを知って、非常にショックを受けました。長じてから又原作が読みたくなり、梶原一騎全集を買い求めて読み返したのが、もうウン十年前になるでしょうか。押し入れに仕舞い込んでいた「タイガーマスク」を、再び読みたくなりました。
一連の「タイガーマスク運動」が物珍しく報じられる時期を早く過ぎ、「普通の光景」で在る日が来る事を望むと共に、「タイガーマスク運動詐欺」みたいな悪質な事件が起こらない事を切に願います。
今後とも何卒宜しく御願い致します。