ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「HERO」

2015年07月28日 | 映画関連

見たい作品が在って映画館足を運んだものの、上映開始時間に大分遅れてしまった。「折角来たんだから、他の作品でも観るか。」と思い、ラインナップを確認するも、積極的に観たいと思わせる物が無く、消去法で観る事にしたのが「HERO」。

 

*********************************

パーティー・コンパニオン三城紗江子森カンナさん)が、ネウストリア公国大使館付近の路上で交通事故に遭い、死亡する事故が発生。捜査に当たる東京地検城西支部の久利生公平検事木村拓哉氏)と事務官麻木千佳北川景子さん)は、「大使館と事故は、関係が在るのではないか?」と考える。

 

事故当時の状況を大使館員から聞こうとするが、大使館には日本司法が及ばない治外法権が在る事から、捜査は一向に進まない。諦めずに大使館に詰め寄る久利生だが、其れが日本とネウストリア公国の外交にも影響を与え、外務省からの圧力も受ける様になり・・・。

*********************************

 

前にも書いた事だが、“キムタク”のドラマで、最初から最後見た物は無い。と言うか、見た場合でも初回がせ精々。彼のファンには申し訳無いけれど、どんな役を担当しても、常に『キムタクが、キムタクを演じている。』という感じしかしない。からだ。

 

だから、大人気ドラマの「HERO」【動画】も、全く見た事が無い。人が内容を話していたりするのを聞いて、「型破りの検事をキムタクが演じ、同僚の女性(松たか子さん)との恋愛を描いた作品。」位の情報は知っていたが・・・。

 

人がわあわあ言い乍ら、画面の左から右に消えて行ったと思ったら、別の人間がわあわあ言い乍ら画面に現れ、そして消えて行く。そんな“舞台”を思わせる演出が、何度か使われていた。「素早いカット割りや台詞を被せて畳み掛ける事で、緊張感とスピード感を出す。」という市川崑監督の演出は好きだけれど、こういった舞台を思わせる慌ただしい演出は好きじゃ無い。

 

「HERO」に強い思い入れが在る人達は別なのだろうけれど、そうじゃ無い自分にとっては、ストーリーにも登場人物達にも魅了される物が無かった。

 

そして、キムタクは、相変わらずキムタクを演じていた。こうも変わらない演技というのは、或る意味“様式美”と言えるのかもしれないが、相応の演技、言うならば“抽斗の多さを感じさせる演技”をして欲しいもの。

 

総合評価は、星2.5個とする。


コメント    この記事についてブログを書く
« “夏”を感じる音 | トップ | 心配無いさ~! »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。