星陵高校時代、その並外れた打撃力から相手チームの監督をして「校生の中に一人だけプロの選手が混じっていた。」と言わしめた”ゴジラ”こと松井秀喜選手。プロ入りして以降もジャイアンツ及びヤンキースで大活躍しているのは説明する迄も無いが、そんな彼がジャイアンツ寮で暮らしていた時代の部屋210号室。松井選手が退寮して以降、この部屋は高橋由伸選手や上原浩治投手等、将来のジャイアンツを背負って立つで在ろう新人選手達が入る”出世部屋”となっており、2003年には新人で7勝を挙げた真田裕貴投手が入っていた。その彼が退寮した昨年オフ以降は・・・。
11日付けの夕刊フジに「巨人出世部屋消滅」という記事が載っていた。何でも現在の210号室には、寮の料理人が住んでいるという。「朝が早いし、他球場で試合をする時は、御弁当を作らなければいけないから。」というのが、寮の部屋に料理人が住んでいる理由だとか。その理由は判らないでも無いが、よりによって”出世部屋”を選手以外に廻すというのは解せない。”伝説”にピリオドが打たれた理由に付いて、今年から寮長を務めている樋沢良信氏は「出世部屋とか、そういうのは無いんだよ。どの選手にも出世して欲しいし、どの部屋も出世部屋だよ。俺がそういうのを嫌いだから、止めさせた。」と語っている。
最近は運動会のかけっこで、順位付けを止めている学校が少なくないと聞く。「誰もが頑張っているのだから、順位付けをする必要が無い。」というのがその理由とか。申し訳無いが、こういう理由には欺瞞性を感じてしまう。どれだけ奇麗事を並べ立てた所で、一般社会に出れば常に厳しい競争が待っている。「常に子供は競争社会に置かれる可き。」とは思わないが、「子供を”無菌部屋”にずっと置き続ける事が、社会性を育む面で果たして良い事なのだろうか?」と懸念してしまうからだ。
弱肉強食のプロ野球界では、余計に妙な配慮は不要ではなかろうか。元記事にも在る様に、多くのチームに”出世部屋”と称される部屋が存在している。ライオンズで言えば清原和博選手や松坂大輔投手が入っていた部屋には、”若きエース”の涌井秀章投手が現在入っている。又、ファイターズではダルビッシュ有投手が入っていた部屋に、大物新人の中田翔選手が入る事が検討されているとか。”出世部屋”に入れた新人選手はより自覚を増し、入れなかった者達はその悔しさをバネにして切磋琢磨する事だろう。
嘗てドラフト外でジャイアンツに入団し、”エリート”たるドラフト指名選手達に対し激しいライバル意識を持ち続け、超一流選手に上り詰めた投手が居た。江川卓投手と共に”両エース”と称された西本聖投手がその人だ。今のジャイアンツ選手、特に若手選手に求められるのは熾烈なライバル意識ではないか。だったら余計に、”出世部屋”を復活させて貰いたい。
11日付けの夕刊フジに「巨人出世部屋消滅」という記事が載っていた。何でも現在の210号室には、寮の料理人が住んでいるという。「朝が早いし、他球場で試合をする時は、御弁当を作らなければいけないから。」というのが、寮の部屋に料理人が住んでいる理由だとか。その理由は判らないでも無いが、よりによって”出世部屋”を選手以外に廻すというのは解せない。”伝説”にピリオドが打たれた理由に付いて、今年から寮長を務めている樋沢良信氏は「出世部屋とか、そういうのは無いんだよ。どの選手にも出世して欲しいし、どの部屋も出世部屋だよ。俺がそういうのを嫌いだから、止めさせた。」と語っている。
最近は運動会のかけっこで、順位付けを止めている学校が少なくないと聞く。「誰もが頑張っているのだから、順位付けをする必要が無い。」というのがその理由とか。申し訳無いが、こういう理由には欺瞞性を感じてしまう。どれだけ奇麗事を並べ立てた所で、一般社会に出れば常に厳しい競争が待っている。「常に子供は競争社会に置かれる可き。」とは思わないが、「子供を”無菌部屋”にずっと置き続ける事が、社会性を育む面で果たして良い事なのだろうか?」と懸念してしまうからだ。
弱肉強食のプロ野球界では、余計に妙な配慮は不要ではなかろうか。元記事にも在る様に、多くのチームに”出世部屋”と称される部屋が存在している。ライオンズで言えば清原和博選手や松坂大輔投手が入っていた部屋には、”若きエース”の涌井秀章投手が現在入っている。又、ファイターズではダルビッシュ有投手が入っていた部屋に、大物新人の中田翔選手が入る事が検討されているとか。”出世部屋”に入れた新人選手はより自覚を増し、入れなかった者達はその悔しさをバネにして切磋琢磨する事だろう。
嘗てドラフト外でジャイアンツに入団し、”エリート”たるドラフト指名選手達に対し激しいライバル意識を持ち続け、超一流選手に上り詰めた投手が居た。江川卓投手と共に”両エース”と称された西本聖投手がその人だ。今のジャイアンツ選手、特に若手選手に求められるのは熾烈なライバル意識ではないか。だったら余計に、”出世部屋”を復活させて貰いたい。

そういえば阪神の出世部屋は、どうなっているのかな!?虎風荘の鬼、井川慶が試合と練習以外外に出ないのが有名で、寮長に外に出て行けといわれラジコンをしてたらしいです。そんな井川の部屋は、井川→能見→小嶋って継承してるぐらいしか頭にないですねw
阪神は井川の部屋が出世部屋になるのかな!?
巨人の新寮長さんは伝統とかそういうのを気にしない方なんでしょうね。
はあ~そんなことよりウイリアムスの薬物疑惑が気になって・・・もちろん彼はクリアーだと思って信じています。来年も彼抜きでは優勝できないと思っていますので・・・村上タイガースに変更かと報道がでた時以来の衝撃です。
>出世部屋”に入れた新人選手はより自覚を増し、入れなかった者達はその悔しさをバネにして切磋琢磨する事だろう。
いや、アタシはまったく逆に思います。そんなのいらぬ間違ったエリート意識とハングリー精神。
出世部屋廃止はおっしゃっている「かけっこみんな一等賞」とか「無菌部屋」なる方向とはまったく別であると考えました。
たしかに入団時にはドラフトの順位で差はありますが、それは既に契約金等ですんだ話。まっさらなプロ野球一年生がそんな寮の部屋位で差をつけられる筋合いは無いはずですよ。
成績にのっとっていい環境に移るならまだしも、そんなありもしない伝説みたいなものを後生大事においておく必要はありません。
差をつける、悔しさをバネにするのを良しとするなら「プロに入ってからいい成績を残したものは広くて環境のいい部屋にする」の方がぴったり来ると思います。
通算18年間に亘って虎風荘の寮長を務めておられた梅本正之氏が、現在東スポで「名物寮長の虎の子奮戦記」というコラムを連載されています。中西清起投手や藪投手といった嘗ての若虎達の素顔が垣間見られ、面白い内容。
井川慶投手は好きな選手の一人です。「井川慶伝説」なんてサイト(http://2chart.fc2web.com/igawa.html)が出来る程”不思議ちゃん系のキャラ”ですが、それが又堪らなく好き。ルーキー時代の上原浩治投手が、外出時に手提げ袋を持っていた姿に微笑ましさを感じたものですが、井川投手は割合最近でも「名探偵コナン」の紙袋を持参している所を激写されていましたし。
メジャーでの薬物疑惑は深刻な問題ですね。名誉と富を得る引き換えとして己が生命を縮めるというのは愚かしい事ですし、ファンとしても”フェイクの肉体”で為されたプレーというのは興醒め。又、オリンピックから野球が除外されてしまった最大要因が薬物の蔓延と言われているのですから、メジャーのみならず日本球界も真剣に薬物禁止に向けて動かないといけないでしょうね。
結果が全てのプロの世界ですから、「成績を残した者がより広い部屋に移れる」という方が確かにベターなのかもしれませんが、個人的には「プロで在る以上、スタートラインで差が付けられているのも在りかなあ。」という思いも在ります。自分自身も”雑草”と言える存在なので(笑)、「入団待遇(これは契約金や年俸のみならず。)に差が付けられれば付けられる程、『今に見てろ!』という負けじ魂に火が付く。」と思うからです。
それともう一つ理由が在りまして、ファンって野球に様々な”思い”を抱くものだと思うんです。選手の背番号に、それ迄背負って来た選手達の歴史を重ね合わすのと同様に、”出世部屋”の伝統に深い思い入れを感じているファンも少なからず居るのではないかと。夢や伝統というのが軽くなって来た昨今だからこそ、球界位はそういった物が出来るだけ多く残って欲しいという気持ちが自分の中に在り、だからこそ余計に”出世部屋”を残しても良いのではないかなあという思いが強いのかもしれません。
しかし「真田」投手は出世したうちに入るのかな?失礼ながらワン・ヒット・ワンダーのような印象もあるのですが。
「御手繋いでゴール」と「出世部屋の廃止」をリンクさせたのはややこじ付けぽかったかもしれませんね(笑)。唯、それ以外にもtak様宛のレスで触れた様に、ファンの思いというのも在ると思うんです。そういう面でも、出世部屋の”伝統”が無くなってしまうのは寂しい気がするんですよ。
真田投手はかなり期待してたんですけどね。原監督の前政権時代に、投げさせ過ぎて駄目になった気も。
「最近の運動会では順位付けをしない。」という話を初めて耳にした時、良く在る「都市伝説」の類だろうと思っていました。それ程に「まさか其処迄はしないだろう。」という思いが在ったからなのですが、中学校の教師をしている知り合いに聞いた所、「勤務先では父兄からの要望で数年前からそうなった。」との事で「本当だったのか・・・。」と唖然とした次第。「そういう学校が増えている。」という話を聞いたのが何年か前の事でしたが、最近では「似非平等主義はおかしい。」という声が増して来た為に”元に戻す”学校も出て来たという話も見聞しますね。実際にはどうなのでしょうね。
学校は家庭では学べない協調性等を学ぶ場でも在りますので、「目上の者を敬う」(これも「どんな相手でも、隷属的に敬わなければならない。」という教えで在っては困り物ですが。