セ・リーグ開幕

昨日、セ・リーグの公式戦が開幕した。我がジャイアンツの先発を務めたのは、昨年その才能を開花させた内海哲也投手。２０００年から２００６年迄の過去７年間、連続で開幕投手を務めて来た上原浩治投手の姿が其処に無かったのは非常に残念だったが（「上原限界説」を主張するスポーツ紙を見返す意味でも、何とか８年連続での開幕投手を期待していたのだが。）、若きサウスポーが見事にチームを勝利に導いてくれた。内海投手の調子自体は決して良くなかったものの、集中力を途切れさせる事無く我慢強く投げたというのは、昨年の実績に裏打ちされた自信＆矜持が在ってこそだろう。二番手の林昌範投手及び抑えの豊田清投手は共に好投を見せてくれのは嬉しかった。特に豊田投手に関しては正直不安を感じていたので、その喜びは一入。

打者陣で言えば、「セ・リーグ初となる開幕初球ホームラン」を決めた高橋由伸選手や、共に二安打を放った谷佳知選手＆阿部慎之助選手等評価出来る面も在るが、総得点の３点全てがホームラン、それもソロという事で、どうしても昨年同様に”動きの無い攻撃”という感じを受けたのは残念。１点差での勝利を「粘り強い勝利」と見るべきか、はたまた「たまたま勝てただけ」と見るべきなのか、昨日の１試合だけでは何とも言えない所で在る。

今回で６度目の開幕投手を務めた三浦大輔投手（ベイスターズ）。大崩れする事必死で投げたが、又しても勝利を手にする事無く、これで開幕投手としては０勝６敗という結果になってしまった。この雪辱を、今後の試合で果たして貰いたいもの。又、他のカードで言えば、ドラゴンズ及びカープが勝利を捥ぎ取り、スワローズとタイガースが黒星発進という事になった。

セ・リーグの開幕試合を見て感じたのは、予想していた以上にドラゴンズの強さは頭抜けているなあという事。このドラゴンズに対して他の５チームが如何に食らい付いていくかというのが、今季のセ・リーグの注目点となるのではないだろうか。