ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「君達になら聞こえる筈だ。今は傍に居なくとも、勝利を信じて共に闘って来た・・・仲間の声が。」 ①

2007年04月01日 | TV番組関連
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ウルトラマンヒカリの苦戦を眼前にし、ミライ(五十嵐隼士氏)は疲弊した肉体でウルトラマンメビウスに変身する。しかし”暗黒宇宙大皇帝”エンペラ星人の強力な光線を浴び、遂にその姿を消してしまった。

「地球の運命も最早これ迄なのか・・・。」GUYSの隊員達が絶望しかけた時、彼等の胸に何処からか声が響いて来た。それはウルトラマンウルトラセブンウルトラマンジャック、そしてウルトラマンAからの希望のメッセージだった。彼等はエンペラ星人によって暗黒と化した太陽を復活させるべく、死力を尽くしている最中だったのだ。更にウルトラマンタロウウルトラマンレオアストラ兄弟、そしてウルトラマン80も地球のピンチを救う為に力を振り絞っていた。

ウルトラ兄弟の助けにより希望を取り戻した隊員達。果たして彼等に起こった奇跡とは!?そして地球とウルトラマンメビウスの運命は!?
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「ウルトラマンメビウス」最終三部作の第三弾、即ち一年という長丁場を放送して来たこの作品のフィナーレを飾る「心からの言葉」。エンペラ星人の放った光線によりメビウスの姿が掻き消され、ミライ(五十嵐隼士氏)の姿も何処にも見当たらない。絶望の淵に立たされ、悲嘆に暮れるGUYSの隊員達。

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テッペイ隊員(内野謙太氏): 「ミライ君は?・・・ミライ君!ミライ君!!」

リュウ隊員(仁科克基氏): 「又・・・何も守れなかった!」

ジョージ隊員(渡辺大輔氏): 「もう・・・ミライも居ない・・・。」

コノミ隊員(平田弥里さん): 「終わりなんですね・・・。」

マリナ隊員(斉川あいさん): 「地球も・・・太陽も・・・。」

北斗星司(高峰圭二氏)&ウルトラマンA: 「本当にそう思うか?」

マリナ: 「この声・・・。」

北斗: 君達になら聞こえる筈だ。今は傍に居なくとも、勝利を信じて共に闘って来た・・・仲間の声が。

マリナ: 「仲間・・・。」

郷秀樹(団時朗氏)&ウルトラマンジャック: 目を逸らしてはいけない!地球の未来は今、君達に託されているのだ。

ジョージ: 「地球の未来・・・。」

モロボシ・ダン(森次晃嗣氏)&ウルトラセブン: 君達人間が居たから・・・我々は・・・どんな強敵とも闘って来れた。君達なら・・・その事を教えられる!

コノミ: 「私達なら・・・。」

ハヤタ(黒部進氏)&ウルトラマン: そして救ってくれ・・・弟を!君達が培って来た物が在れば、必ずや地球は守り抜ける!

テッペイ: 「はい!必ず!」
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最終回にウルトラ兄弟(及びその人間体)が勢揃いするのは以前より判ってはいたが、実際にその姿と声を見聞すると感動も一入。「彼等が登場した際、各々の存在を最も認識させた隊員との掛け合い」も然る事乍ら、「その時に口にした言葉を、最終回のこの場面で再び口にさせる」というスタッフの心憎さに脱帽

奇跡の力を持つ伝説の超人ウルトラマンキングからそれを授かったウルトラマンヒカリが、「来るべき闘いの時これが必要になる。」とメビウスに渡していたナイトブレス。そのナイトブレスを右腕に着用したリュウの右手に、ジョージ、テッペイ、マリナ、コノミ、そして光に包まれた姿のミライの手が重なって行く。GUYSの掛け替えの無い6人の隊員達の手が全て重なり合った時、全員の姿は光に包まれ、メビウスと仲間達が一心同体となったフェニックスブレイブの形態に変身を遂げる。”昭和ウルトラマン”しか知らないと言っても良い自分にとっては、北斗星司&南夕子(星光子さん)以来の”合体変身”だった。

宇宙に在ってはウルトラ兄弟達が、太陽を復活させるべく死力を尽くしている。ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック、ウルトラマンA、ウルトラマンタロウ、ウルトラマンレオ、アストラ、そしてウルトラマン80と、子供の頃に夢中になって応援していた顔触れについ目頭が熱くなる。しかし、其処にはウルトラ兄弟の”長男”ゾフィーの姿は無い。

フェニックスブレイブという最終形態に化したメビウスを援護すべく、サコミズ隊長(田中実氏)はファイナル・メテオールの解禁に踏み切る。外敵と闘う為にこれ迄多種多様のメテオールが使用されて来たが、最後に用いられたのは「スペシウム・リダブライザー」。これはウルトラマンの光線に含まれるスペシウムエネルギーを増幅させ、光線技の威力を増加させるものだった。


「サコミズ・・・サコミズ。共に行こう。今こそ君の力が必要だ。」自らを呼ぶ声に従い、ゾフィーに変身するサコミズ。そう、ゾフィーの人間体はサコミズだったのだ。*1

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