「楳図かずお大先生がTV番組の企画でマイケルの『スリラー』(動画)を踊ったんだけど、爆笑物だった。」と知人からメールが在った。気になって捜した所、此方で動画を見る事が出来たのだが、今年で75歳を迎える方とは思えない軽やかな動きに脱帽。
最後に「グワシッ!」を決めてくれるわで、サービス精神満点の楳図大先生に拍手。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif)
閑話休題。
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「自民党執行部“世襲禁止”事実上撤回へ」(1月19日、NNN)
自民党執行部が、先の衆議院議員選挙のマニフェストで明記した世襲候補者の禁止を、事実上撤回する方針を固めた事が明らかになった。
自民党は、世襲議員に対する世論の風当たりが強い事等から、2009年の衆院選で次の総選挙から現職議員の配偶者や3親等以内の親族による世襲の禁止を打ち出していた。
しかし、党のベテラン議員や地方組織等から条件の緩和を求める意見が相次いだ事等から、各都道府県連が行う公募のプロセスを経る事を条件に世襲を認める方針を固めた。自民党幹部は「優秀な人材なら、世襲でも候補者になれなければおかしい。」と説明している。
しかし、民主党のマニフェストを「実現出来ない。詐欺だ。」等と批判し乍らマニフェストを修正する事には、自民党内からも異論が出そうだ。
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「党のベテラン議員や地方組織等から条件の緩和を求める意見が相次いだ。」というのは、そういった連中が「親族に“甘い汁”を吸わせられる特権を手放してなるものか!」と強烈に捩じ込んだという事だろう。「公募というプロセスを経る」と言っても、実際には出来レースになるのが目に見えている。民主党のマニフェスト破りを執拗に責め立てていた党とは思えない決断には、もう笑うしかない。他党のマニフェスト破りを批判する以上は「マニフェスト破りの数の多寡」は無関係で、1つ残らず守るのが筋。其れが出来ないのなら、批判をすべきでは無い。自民党も民主党も与野党の立場が変わったら、其れ迄“相手”に対して批判していた事柄が、次々とブーメランの如く“我が身”に襲い掛かっているのだから笑止千万。
個人的には「マニフェストを全て守らなければいけない。」とは思っていない。「マニフェストで謳ったけれど、様々な状況を勘案した結果、~の理由でXXを変える(又は止める)事にした。」と具体的に国民に説明した上ならば、其れは其れで在りだろう。だから全うな理由が在るので在れば、自民党の今回の決断も否定はしない。
2年前の記事「世襲議員」を読んで戴ければ御判りの様に、自分は「『○親等の世襲候補は、同じ選挙区から立候補出来ない。』という縛り」は意味が無いと考えている。自民党がマニフェストに「世襲禁止」を謳った際も「絶対に出来る訳が無い。」と思っていたし、「意味が無い。」という考えからも、今回の自民党の決断はハッキリ言ってどうでも良い。法律で禁止されている場合は除いて誰が出馬するのも自由だし、世襲議員だからと言って全て無能な訳では無いし。実際問題、石破茂氏の様に評価している世襲議員も居る。(誰とは言わないけれど、タレント議員や議員を目指している様なタレントには、“石破信奉者”が少なくないのだが、彼等の主張を見聞していると石破氏の主張を丸々なぞっているだけで、自身の考えが全く見受けられないケースが殆ど。なのに、そういった“浅い”彼等を「政治家として立派!」とか「政治家に是非なって貰いたい人物。」等と賞賛している人が結構居るのは、本当に不思議でならない。)
でも与野党を見回すと、少なからずの世襲議員は糞の役にも立たない様な人物が目立つのも事実。そんな連中が増えるのは、決して国民の為にはならないだろう。
此れも「世襲議員」という記事の中で詳細を記したのだけれど、世襲議員の問題は「“現行制度”に於いて、『高い志や具体的なヴィジョンを持ち、遣る気も溢れているのだが、知名度が無い候補。』は、世襲候補との闘いで当選し難い状況に在る。」という点。能力の在る世襲候補が当選するのならば良いけれど、無能なのに世襲というだけで当選してしまうと、国民にとっては災難でしか無い。
世襲候補の強みの1つはネームヴァリューだが、此れは持って生まれた物だから、どうこうは言えない。縛るべきは、別の強みで在る「金」ではないか?此れ又「世襲議員」という記事で詳細を書いているので読んで戴けたらと思うが、世襲候補の殆どが政治資金管理団体を経由する事で相続税を免れている現実。「実質的な脱税」を行い、其の莫大な資金で“宣伝”を打つのだから、ネームヴァリューの強みと合わさって、“一般の候補者”が当選するのは難しくなっていると思う。
「世襲禁止」を主張する議員は居ても、此の「実質的な脱税」を問題にする議員は居ない様に感じる。「世襲禁止をマニフェストに謳おうが、済し崩し的に実施不能になるのは確実。其れよりも『実質的な脱税』という特権を手放すのだけは許さない!」と考えている議員が与野党を問わず、多いというのが実態ではないだろうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif)
閑話休題。
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「自民党執行部“世襲禁止”事実上撤回へ」(1月19日、NNN)
自民党執行部が、先の衆議院議員選挙のマニフェストで明記した世襲候補者の禁止を、事実上撤回する方針を固めた事が明らかになった。
自民党は、世襲議員に対する世論の風当たりが強い事等から、2009年の衆院選で次の総選挙から現職議員の配偶者や3親等以内の親族による世襲の禁止を打ち出していた。
しかし、党のベテラン議員や地方組織等から条件の緩和を求める意見が相次いだ事等から、各都道府県連が行う公募のプロセスを経る事を条件に世襲を認める方針を固めた。自民党幹部は「優秀な人材なら、世襲でも候補者になれなければおかしい。」と説明している。
しかし、民主党のマニフェストを「実現出来ない。詐欺だ。」等と批判し乍らマニフェストを修正する事には、自民党内からも異論が出そうだ。
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「党のベテラン議員や地方組織等から条件の緩和を求める意見が相次いだ。」というのは、そういった連中が「親族に“甘い汁”を吸わせられる特権を手放してなるものか!」と強烈に捩じ込んだという事だろう。「公募というプロセスを経る」と言っても、実際には出来レースになるのが目に見えている。民主党のマニフェスト破りを執拗に責め立てていた党とは思えない決断には、もう笑うしかない。他党のマニフェスト破りを批判する以上は「マニフェスト破りの数の多寡」は無関係で、1つ残らず守るのが筋。其れが出来ないのなら、批判をすべきでは無い。自民党も民主党も与野党の立場が変わったら、其れ迄“相手”に対して批判していた事柄が、次々とブーメランの如く“我が身”に襲い掛かっているのだから笑止千万。
個人的には「マニフェストを全て守らなければいけない。」とは思っていない。「マニフェストで謳ったけれど、様々な状況を勘案した結果、~の理由でXXを変える(又は止める)事にした。」と具体的に国民に説明した上ならば、其れは其れで在りだろう。だから全うな理由が在るので在れば、自民党の今回の決断も否定はしない。
2年前の記事「世襲議員」を読んで戴ければ御判りの様に、自分は「『○親等の世襲候補は、同じ選挙区から立候補出来ない。』という縛り」は意味が無いと考えている。自民党がマニフェストに「世襲禁止」を謳った際も「絶対に出来る訳が無い。」と思っていたし、「意味が無い。」という考えからも、今回の自民党の決断はハッキリ言ってどうでも良い。法律で禁止されている場合は除いて誰が出馬するのも自由だし、世襲議員だからと言って全て無能な訳では無いし。実際問題、石破茂氏の様に評価している世襲議員も居る。(誰とは言わないけれど、タレント議員や議員を目指している様なタレントには、“石破信奉者”が少なくないのだが、彼等の主張を見聞していると石破氏の主張を丸々なぞっているだけで、自身の考えが全く見受けられないケースが殆ど。なのに、そういった“浅い”彼等を「政治家として立派!」とか「政治家に是非なって貰いたい人物。」等と賞賛している人が結構居るのは、本当に不思議でならない。)
でも与野党を見回すと、少なからずの世襲議員は糞の役にも立たない様な人物が目立つのも事実。そんな連中が増えるのは、決して国民の為にはならないだろう。
此れも「世襲議員」という記事の中で詳細を記したのだけれど、世襲議員の問題は「“現行制度”に於いて、『高い志や具体的なヴィジョンを持ち、遣る気も溢れているのだが、知名度が無い候補。』は、世襲候補との闘いで当選し難い状況に在る。」という点。能力の在る世襲候補が当選するのならば良いけれど、無能なのに世襲というだけで当選してしまうと、国民にとっては災難でしか無い。
世襲候補の強みの1つはネームヴァリューだが、此れは持って生まれた物だから、どうこうは言えない。縛るべきは、別の強みで在る「金」ではないか?此れ又「世襲議員」という記事で詳細を書いているので読んで戴けたらと思うが、世襲候補の殆どが政治資金管理団体を経由する事で相続税を免れている現実。「実質的な脱税」を行い、其の莫大な資金で“宣伝”を打つのだから、ネームヴァリューの強みと合わさって、“一般の候補者”が当選するのは難しくなっていると思う。
「世襲禁止」を主張する議員は居ても、此の「実質的な脱税」を問題にする議員は居ない様に感じる。「世襲禁止をマニフェストに謳おうが、済し崩し的に実施不能になるのは確実。其れよりも『実質的な脱税』という特権を手放すのだけは許さない!」と考えている議員が与野党を問わず、多いというのが実態ではないだろうか?
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