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警視庁本部内で人質籠城事件が発生。人質は各部の部長等、幹部12名。現場の会議室は機動隊と特殊捜査班(SIT)に完全包囲されるが、犯人の動機は不明。要求も無いまま、時間だけが過ぎて行く。
逸早く事件に気付いたのは、偶然に犯人と遭遇した神戸尊(及川光博氏)と其の連絡を受けた杉下右京(水谷豊氏)。右京は会議室内の様子を把握する為、奇策に出る。実質的トップに立った中園参事官(小野了氏)が捜査本部の指揮を執るが、一向に進展しない事態に、捜査一課のメンバーは苛立つばかり。其処に右京が持って来た情報により、籠城犯が元警視庁刑事の八重樫哲也(小澤征悦氏)だと判明。にも拘らず2人は捜査の外に追い遣られるが、籠城前に尊が八重樫から救出した女性が総務部装備課の朝比奈圭子(小西真奈美さん)だと突き止めた。
そんな時、会議室内から2発の銃声が響き、中園等の指示でSITと機動隊員達が強行突入。人質12名は無事に保護されるも、現場には籠城犯・八重樫の死体が転がっていた。八重樫を撃ったのは誰なのか?八重樫の籠城目的は、一体何だったのか?人質となった12名が事情聴取に対し何も証言しない中、疑問を持った右京と尊は独自に幹部達への聞き込みを開始する。一方、事件の報告を受けた警察庁幹部の小野田官房室長(岸部一徳氏)は、金子警察庁長官(宇津井健氏)と共に、不穏な動きを見せ始めていた。
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現在「Season 9」が放送中の、人気ドラマ「相棒」。昨年1年間に放送された連続ドラマでは「龍馬伝」を抜き、平均視聴率トップの座に君臨。昔は「水谷豊」という役者が好きではなかった自分だけれど、右京役の彼にすっかり魅了され、過去に遡って「相棒」は全作品を見ている。(「Season 9」で言えば、第8話「ボーダーライン」は必見。世の理不尽さに、心が掻き毟られる思いだった。)冒頭に記したのは、先日見た映画「相棒‐劇場版Ⅱ‐ 警視庁占拠!特命係の一番長い夜」の梗概だ。
「小気味好いストーリー展開」、「水谷豊氏や國村隼氏といった個性的な役者の好演」、「効果的なBGM」等々、飽きさせる事の無い約2時間。「別々の人間がした『突き放す』という行為が、実は全く『同じ意味合い』を有していたという設定。」なんぞは、「上手いなあ。」と思わず唸ってしまった。
「キャリアとノンキャリアとの複雑な関係」というのは「相棒シリーズ」の重要なファクターの1つでは在るが、予想は付いていたとは言え、此の作品での或るノンキャリアへの仕打ちには後味の悪さが。
「意外な結末が待っている。」というのは噂で聞いていたけれど、彼の人物がまさかああなるとは全く想像だにしていなかったので、心底驚かされた。好きなキャラクターだったのに・・・。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_6.gif)
見ていて1つ疑問だったのが、「此の作品が『相棒シリーズ』の中で、どの時間軸に置かれているのだろうか?」という点。Wikipediaの情報によると「Season 8とSeason 9の間の出来事という位置付け」らしいが、映画ではおかしなシーンが存在していた。一時的に特命係に在籍していた陣川公平(原田龍二氏)と神戸尊が顔を合わせるシーンが在るのだが、其処で双方は“初対面としか思えない挨拶”を交わしているのだが、記憶違いで無ければ「Season 9」の第5話「運命の女性」で彼等は“初対面の挨拶”を交わしていたと思う。2度も初対面の挨拶を交わすというのは妙な話で、一寸興醒めしてしまった。(此の記事を書き上げて以降、コメント欄に「通りすがりで失礼致します。」様より書き込みを頂戴した。第5話「運命の女性」で陣川&神戸の2人は、既に面識が在る様な会話をしていたそうで、完全に自分の勘違いで在る事が判明。誤記を謝罪すると共に、改めて「通りすがりで失礼致します。」様には感謝を申し上げたい。)
又、今回の映画がSeason 8とSeason 9の間の出来事という事で在れば、当然乍ら“彼の人”は登場し得ない事になるが、TVでのみ「相棒シリーズ」を見ている人達に対する「彼の人が登場し得ない理由の説明」が無しのままで良いのだろうか?最近は「ドラマの続きは映画で!」みたいなケースが結構在るけれど、TVでしか見れない人には不誠実過ぎる対応に感じるのだが。
約2時間を飽きさせなかった事も在り、総合評価は星4つとする。
警視庁本部内で人質籠城事件が発生。人質は各部の部長等、幹部12名。現場の会議室は機動隊と特殊捜査班(SIT)に完全包囲されるが、犯人の動機は不明。要求も無いまま、時間だけが過ぎて行く。
逸早く事件に気付いたのは、偶然に犯人と遭遇した神戸尊(及川光博氏)と其の連絡を受けた杉下右京(水谷豊氏)。右京は会議室内の様子を把握する為、奇策に出る。実質的トップに立った中園参事官(小野了氏)が捜査本部の指揮を執るが、一向に進展しない事態に、捜査一課のメンバーは苛立つばかり。其処に右京が持って来た情報により、籠城犯が元警視庁刑事の八重樫哲也(小澤征悦氏)だと判明。にも拘らず2人は捜査の外に追い遣られるが、籠城前に尊が八重樫から救出した女性が総務部装備課の朝比奈圭子(小西真奈美さん)だと突き止めた。
そんな時、会議室内から2発の銃声が響き、中園等の指示でSITと機動隊員達が強行突入。人質12名は無事に保護されるも、現場には籠城犯・八重樫の死体が転がっていた。八重樫を撃ったのは誰なのか?八重樫の籠城目的は、一体何だったのか?人質となった12名が事情聴取に対し何も証言しない中、疑問を持った右京と尊は独自に幹部達への聞き込みを開始する。一方、事件の報告を受けた警察庁幹部の小野田官房室長(岸部一徳氏)は、金子警察庁長官(宇津井健氏)と共に、不穏な動きを見せ始めていた。
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現在「Season 9」が放送中の、人気ドラマ「相棒」。昨年1年間に放送された連続ドラマでは「龍馬伝」を抜き、平均視聴率トップの座に君臨。昔は「水谷豊」という役者が好きではなかった自分だけれど、右京役の彼にすっかり魅了され、過去に遡って「相棒」は全作品を見ている。(「Season 9」で言えば、第8話「ボーダーライン」は必見。世の理不尽さに、心が掻き毟られる思いだった。)冒頭に記したのは、先日見た映画「相棒‐劇場版Ⅱ‐ 警視庁占拠!特命係の一番長い夜」の梗概だ。
「小気味好いストーリー展開」、「水谷豊氏や國村隼氏といった個性的な役者の好演」、「効果的なBGM」等々、飽きさせる事の無い約2時間。「別々の人間がした『突き放す』という行為が、実は全く『同じ意味合い』を有していたという設定。」なんぞは、「上手いなあ。」と思わず唸ってしまった。
「キャリアとノンキャリアとの複雑な関係」というのは「相棒シリーズ」の重要なファクターの1つでは在るが、予想は付いていたとは言え、此の作品での或るノンキャリアへの仕打ちには後味の悪さが。
「意外な結末が待っている。」というのは噂で聞いていたけれど、彼の人物がまさかああなるとは全く想像だにしていなかったので、心底驚かされた。好きなキャラクターだったのに・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_6.gif)
見ていて1つ疑問だったのが、「此の作品が『相棒シリーズ』の中で、どの時間軸に置かれているのだろうか?」という点。Wikipediaの情報によると「Season 8とSeason 9の間の出来事という位置付け」らしいが、映画ではおかしなシーンが存在していた。一時的に特命係に在籍していた陣川公平(原田龍二氏)と神戸尊が顔を合わせるシーンが在るのだが、其処で双方は“初対面としか思えない挨拶”を交わしているのだが、記憶違いで無ければ「Season 9」の第5話「運命の女性」で彼等は“初対面の挨拶”を交わしていたと思う。2度も初対面の挨拶を交わすというのは妙な話で、一寸興醒めしてしまった。(此の記事を書き上げて以降、コメント欄に「通りすがりで失礼致します。」様より書き込みを頂戴した。第5話「運命の女性」で陣川&神戸の2人は、既に面識が在る様な会話をしていたそうで、完全に自分の勘違いで在る事が判明。誤記を謝罪すると共に、改めて「通りすがりで失礼致します。」様には感謝を申し上げたい。)
又、今回の映画がSeason 8とSeason 9の間の出来事という事で在れば、当然乍ら“彼の人”は登場し得ない事になるが、TVでのみ「相棒シリーズ」を見ている人達に対する「彼の人が登場し得ない理由の説明」が無しのままで良いのだろうか?最近は「ドラマの続きは映画で!」みたいなケースが結構在るけれど、TVでしか見れない人には不誠実過ぎる対応に感じるのだが。
約2時間を飽きさせなかった事も在り、総合評価は星4つとする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eto_tora.gif)
それと劇場版の直前の出来事である9話の「予兆」では冒頭に“2010年夏”とテロップが出ていましたよ。
劇場版の冒頭にもテロップを出した方が分かりやすかったかもしれませんね。
不確かな記憶だったのですが、そんなシーン&テロップが在りましたか。失礼致しました。「相棒シリーズ」は結構「細やかな設定」が為されているので、「こんなミスをするかなあ?」と不思議でならなかったのですが、完璧に当方の勘違いだった訳ですね。
今後とも何卒宜しく御願い致します。