********************************************************
公共施設:道路、公園、下水道、学校、図書館等、公共事業によって供給される施設。公共財としての性格を持つ。
********************************************************
新型コロナウイルス感染拡大の影響は、様々な分野に影響を及ぼしているが、緊急事態宣言が出されて以降、影響を受ける範囲はより拡大した。公共施設も例外では無い。自分が住む地域の図書館も、緊急事態宣言が出される前は「館内窓口及びインターネットでの貸し出し予約申し込み」、「貸し出し予約した本の館内での受け取り」、「借りた本の館内窓口及び返却ポストでの返却」に限っては行われていたが、緊急事態宣言が出された事で“完全休館”となってしまった。出来る事は、「借りた本を、返却ポストに返却する。」事だけで在る。
「図書館内で本を捜したり、本を読んだり、自習コーナーで勉強したり、イヴェントを開催したりする。」というのは、「“3密”(何度聞いても、“壇蜜”を思い浮かべてしまう用語だ。)を避ける。」という観点から、休止されてしまうのは仕方無いだろう。でも、4月21日の記事「外出自粛要請が出されて以降」のコメント欄にKei様が「予約貸し出しのみの処置は、3密の条件全て外れてますから、此れ位は続けて欲しかったと熟思います。」と書いておられるが、自分も全く同感。「在宅での時間潰しにも、本は絶対必要だし、ゲームにも飽きた若い人達が、『図書館で本でも借りてみよう。』と思い、其れで読書の面白さを知って、ゲームを止めて、本を読む様になったら一石二鳥です。」とKei様は理由を説明されているが、全く同じ事を考えていたので。
運営に企業が当たっているケースも在る様なので、厳密に言えば“公共施設”に入らないのかも知れないが、公民館(「公民館」と言うと、「子供の頃、近所に在った“掘っ立て小屋”の様な小さな建物のイメージ。」がどうしても強いのだけれど、今回触れる公民館とは、「地域センター」等と呼ばれる様な「図書館や体育館、イヴェントにも使える会議室等を備えた施設。」を意味する。)にも思う所が在る。公民館も緊急事態宣言で“完全休館”となってしまったが、まあ仕方無い事だとは思っている。問題は、再開後に付いて。
此れは図書館にも言える事だけれど、「本を読んだり、自習をしたりする様な、本来、静かにすべき場所。」で走り回ったり、騒いだりする人が、新型コロナ騒動以前から少なからず見受けられる。幼い子供は仕方無いにしても(付き添いの大人が注意すべきでは在るけれど。)、物事の良い悪いが判断出来る年齢の人が、そういう事を平気でしていたりする。「静かにして下さい。」とスタッフが注意しても、注意された直後は静かになるけれど、時を置かずに騒ぎ出す。注意される中には、良い年をした大人も存在したりするのだから、本当に呆れてしまう。こういう連中は、幾ら「図書館等、静かにすべき場所が在るのだ。」と言った所で、「社会に迷惑を掛けている訳じゃ無いし、個人の勝手だろ!」という意識を変える事は無いだろう。
で在ればだ、“静かにすべき公共施設”を再開した際、全ての施設に次の様な掲示を貼り出して貰いたい。
********************************************************
此処は騒いだり、走り回ったりしてはいけない場所です。新型コロナウイルスの様な感染症を防ぐ意味でも、絶対に止めて下さい。守れない方は、直ちに退出して貰う事になります。
********************************************************
「新型コロナウイルス騒動を利用している。」という批判は在ろうけれど、こういう厳しさを打ち出さないと、“当たり前の事を当たり前の事として守れない人達による迷惑行為”を排除出来ないだろう。