ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

“押尾手法”で逃げ切りを図るのか?それとも“蜥蜴の尻尾切り”で終わらせるのか? Part2

2011年02月03日 | スポーツ関連
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「元小結と現役十両4人、八百長関与か メール通り勝敗決まる」(2月2日、産経新聞

大相撲力士の携帯電話に、八百長行為に関与していたと見られるメール記録が残されていた問題で文部科学省は2日、メールの遣り取りをしたのは引退した元小結と現役十両の力士等計4人だったと明らかにした。又、メールには、此の他に幕内力士等9人の名前が出ていたと言う。

文科省によると、警視庁は力士等から携帯電話2台を押収。送受信先も合わせて、4人のメール50本以上の遣り取りを再現した。メールが遣り取りされていたのは昨年の3~6月で、三月場所と五月場所の時期だったと言う。

メールには、「○○から星を借りているよね。」、「あいつには貸しで、こいつには借りだよな。」、「じゃあ、あいつとの星で精算しよう。」と、勝ち星の遣り取りを打ち合わせしている様な遣り取りが在った。警察側で大相撲の結果を調べた所、実際に、其の遣り取り通り、勝敗が決まっていたと言う。

又、「俺の口座は○○銀行の○○だ。」と勝ち星の売買金の振込先を指定する様な記述が在った他、「先ずぶつかって、其の後は流れで行きましょう。」、「直ぐ叩かないで、途中で投げますよ。」と、八百長の取り組みの打ち合わせをする様な記述も在ったと言う。文科省は「日本相撲協会存立に関わる問題。野球賭博の問題以上だ。」としている。
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力士暴行死事件」や「野球賭博問題」等々、此処数年は大きな不祥事が次々に明るみになっている相撲界。不祥事が明るみになるに日本相撲協会の上層部は「徹底的に真相究明する!」と口にするも、結局は「臭い物に蓋をする」とばかりに隠蔽工作に走ったり、数人を“蜥蜴の尻尾切り”して済ませた様な形で御茶を濁して来たという感じしかしない。だからこそ「様々な問題を生み出している原因」は澱みの中で増大する一方で、こうも不祥事が多発するのではないか?

相撲界の八百長疑惑に関しては、自分が子供の時分から何度も何度も取り上げられて来た。相撲に関して然程知識の無い自分ですらも、「『昭和の大横綱』の一人で在り、国民的な人気者でも在った某力士が、実は可成りディープに八百長に関与していた。」という“噂”を何度も見聞しているし。「現役の親方衆の中には、現役時代に八百長をしていた人物が少なからず居る。」という噂も大昔からしばしば出ていたので、今回の疑惑発覚を受けて放駒理事長が会見で(八百長は)過去には一切無かった。新たに抱えてしまった問題だ。と主張していたのも、自分には空々しさしか感じ得なかった。様々な疑惑に対して一切説明責任を果たして来なかった人物が、他者に対して「説明責任を果たせ!」と言っても全く説得力を持ち得ない様に、様々な不祥事に対して御茶を濁し続けて来た日本相撲協会が、今更何を言ってもどれだけの人が素直に納得出来るものか。*1

「亡くなった女性に『来たら直ぐ要る?』というメールを送っているが、此れは『来たら直ぐ(錠剤型麻薬の)“MDMA”要る?』の意味ではなかったのか?」と検察サイドから問われた際、「『“僕自身の陰茎”が要る?』という意味です。」と法廷で言い放った押尾学氏。此の手法を用いて「『○○から星を借りているよね。』とは、力士達が行っていた(携帯型ゲーム機の)ゲームに関しての遣り取りです。」等と戯言を主張し、日本相撲協会は逃げ切りを図ろうとするのだろうか?其れとも、蜥蜴の尻尾切りで終わらせるのか?どういう形にせよ「徹底的な真相究明&の出し切り」という結末にならない事だけは確かだろう。

日本相撲協会がどういう結論を出そうが、相撲に関心の無い自分には、申し訳無いけれど「どうでも良いよ。」という思いしか無い。此れだけ不祥事を積み重ねている組織に対して、税制優遇等様々な特権を有する財団法人」の資格をを認可し続ける必要性が最早在るとは思えない。

*1 日本相撲協会の改革を貴乃花親方に期待する人が少なからず居るけれど、彼の言動を見聞すると疑問を感じる点が結構在る。「中には中学を卒業して間も無い弟子も居るだろうに、親方夫婦と新弟子達が別の場所で寝起きしているというのは、自主性やプライヴァシー重んじる云々では無く、単に面倒臭い事の放棄としか感じられない。」等だが、今回のテーマから逸れてしまうので、何時か機会が在れば記事にしてみたいと思う。

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