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書家の榊莫山氏が急性心不全にて、84歳で亡くなられた。彼の書く字に強い思い入れが在った訳では無いけれど、個性的な字は印象に残っている。又、榊氏と言って多くの人がパッと思い浮かべるのは、恐らく宝酒造の焼酎「よかいち」のCMだろう。残念乍らYOUTUBE等の動画サイトで此のCMを見付ける事は出来なかったが、榊氏の恬淡とした雰囲気が良かった。
そして榊氏と言えば自分の場合、非常に忘れられない逸話が在る。夕刊紙だか週刊誌だかで読んだ話だが、「昔、片岡鶴太郎“画伯”が榊氏の下を訪ねて弟子入りを申し入れた際、『あんたの書く字は山っ気が強過ぎるので、弟子には迎えられない。』と速攻で断った。」とか。画伯に関しては以前から全く同じ思いを抱いていたので、「流石、莫山先生!見る目が在るなあ。」と思ってしまった物。
「字は其の人となりを表す。」なんて言う。字が滅茶苦茶汚い自分には複雑な思いが無くは無いけれど、確かにそういった部分“も”在るのかもしれない。合掌。
話はガラッと変わるが、自分は「おニャン子クラブ」に熱くなった世代に当該するものの、個人的には彼女達に殆ど興味が無かった。ピンク・レディーやキャンディーズといった例外は在るけれど、基本的にユニットを組んだアイドルに関心が向かないというのが大きい。1980年代で言えば、松田聖子さんや小泉今日子さん、石川秀美さんといった“定番”に加えて、伊藤麻衣子(現在の芸名は「いとうまい子」)さんや伊藤さやかさんといった“変化球”も好きだった。
1980年代のアイドル・ユニットの代表格がおニャン子クラブならば、現在の其れは「AKB48」という事になろう。(と言って、相変わらず此のユニットにも興味が無いのだけれど。
)此の2つのアイドル・ユニットに関して、9月27日付けのスポニチに面白い記事が載っていた。連載コラム「十字路」に、長久保豊氏が書かれた内容だ。
先達てAKB48のじゃんけん大会なる物が催されたが、其れに出場した51人のメンバーの内、「名前が『子』で終わる者」は僅か5人のみだったとか。51分の5、詰り約9.8%しか居なかった訳だ。因みに「モーニング娘。」の場合は、結成時から現在(2010年9月27日)迄、「名前が『子』で終わる者」は中澤裕子さん唯1人だけなのだとか。普通じゃ読めない難読な子供の名前が増える一方で、「子」で終わる名前が激減しているのは知っていたけれど、あくまでも特定ユニット内の事とは言え、想像以上の少なさには驚きが。
同コラムでは同時に、おニャン子クラブに付いても記している。同ユニットのメンバーで「名前が『子』で終わる者」は52人中23人で、約44.2%という事になる。*1彼女達は自分よりもやや下の世代に当たるが、自分と同世代の場合も「名前が『子』で終わる者」というのは、ほぼ同比率なのではないかという気がする。
時代の移り変わりによって、子供に付ける名前の流行りも変わって行く。女性で言えば戦前から戦後に掛けては、子供に「和子」と付けるケースがダントツだったとか。他の名前でも、最後が「子」で終わるケースが殆どだったろう。しかし昭和40年代から「子」離れが始まり、明治安田生命の調査結果によると、昨年の「名前ベスト100」に入ったのは「莉子」と「璃子」だけ。「陽菜」という名前が、2年連続で1位に輝いている。
*1 同コラムでは、「会員番号2番から52番迄の51人を対象」にしていたが。
そして榊氏と言えば自分の場合、非常に忘れられない逸話が在る。夕刊紙だか週刊誌だかで読んだ話だが、「昔、片岡鶴太郎“画伯”が榊氏の下を訪ねて弟子入りを申し入れた際、『あんたの書く字は山っ気が強過ぎるので、弟子には迎えられない。』と速攻で断った。」とか。画伯に関しては以前から全く同じ思いを抱いていたので、「流石、莫山先生!見る目が在るなあ。」と思ってしまった物。
「字は其の人となりを表す。」なんて言う。字が滅茶苦茶汚い自分には複雑な思いが無くは無いけれど、確かにそういった部分“も”在るのかもしれない。合掌。
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話はガラッと変わるが、自分は「おニャン子クラブ」に熱くなった世代に当該するものの、個人的には彼女達に殆ど興味が無かった。ピンク・レディーやキャンディーズといった例外は在るけれど、基本的にユニットを組んだアイドルに関心が向かないというのが大きい。1980年代で言えば、松田聖子さんや小泉今日子さん、石川秀美さんといった“定番”に加えて、伊藤麻衣子(現在の芸名は「いとうまい子」)さんや伊藤さやかさんといった“変化球”も好きだった。
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1980年代のアイドル・ユニットの代表格がおニャン子クラブならば、現在の其れは「AKB48」という事になろう。(と言って、相変わらず此のユニットにも興味が無いのだけれど。
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先達てAKB48のじゃんけん大会なる物が催されたが、其れに出場した51人のメンバーの内、「名前が『子』で終わる者」は僅か5人のみだったとか。51分の5、詰り約9.8%しか居なかった訳だ。因みに「モーニング娘。」の場合は、結成時から現在(2010年9月27日)迄、「名前が『子』で終わる者」は中澤裕子さん唯1人だけなのだとか。普通じゃ読めない難読な子供の名前が増える一方で、「子」で終わる名前が激減しているのは知っていたけれど、あくまでも特定ユニット内の事とは言え、想像以上の少なさには驚きが。
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同コラムでは同時に、おニャン子クラブに付いても記している。同ユニットのメンバーで「名前が『子』で終わる者」は52人中23人で、約44.2%という事になる。*1彼女達は自分よりもやや下の世代に当たるが、自分と同世代の場合も「名前が『子』で終わる者」というのは、ほぼ同比率なのではないかという気がする。
時代の移り変わりによって、子供に付ける名前の流行りも変わって行く。女性で言えば戦前から戦後に掛けては、子供に「和子」と付けるケースがダントツだったとか。他の名前でも、最後が「子」で終わるケースが殆どだったろう。しかし昭和40年代から「子」離れが始まり、明治安田生命の調査結果によると、昨年の「名前ベスト100」に入ったのは「莉子」と「璃子」だけ。「陽菜」という名前が、2年連続で1位に輝いている。
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*1 同コラムでは、「会員番号2番から52番迄の51人を対象」にしていたが。
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余計なお世話ですが、メチャクチャ可愛らしい名前だと
年がいって婆さんになったときのことを心配してあげたりして・・
ウチのは「(女の子の名前に)ウシとかトラとか流行った時代があるんだから」と言いますが・・
今、浅田次郎氏の「終わらざる夏」という作品を読んでいるのですが、第二次大戦の末期も末期の日本が舞台。翻訳業を生業とする中年男性が主人公なのですが、「海外で通じる名前」という事で息子に「譲(ジョー)」という名前を付けているんです。アメリカが敵国となった事で、「『ジョー』という名前から、息子が学校で虐められるているのではないか?」と心配するシーンも出て来るのですが、こういう名前(正確に言えば「読み方」。)を付けるというのも、或る意味「時代」を感じたりしました。
事程然様に、名前も時代の影響を色濃く受ける物。自分の祖父母の年代には、仰る様に動物の名前を付けられた子供も珍しくなかったと言いますしね。
親が子供の将来を考え、溢れんばかりの愛情を持って名付けた名前なら良いのですが、子供を単なるファッションの如く捉え、深い思慮無しに付けたとしか思えない様な奇天烈な名前には、正直子供が気の毒になってしまう。「悪魔ちゃん」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E5%91%BD%E5%90%8D%E9%A8%92%E5%8B%95)なんていうのは、其の最たる例だったと思うし。