ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

自己本位

2011年07月03日 | 其の他

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オール巨人 失礼な若手芸人に対してぶちキレる」(7月2日、アメーバニュース

 

御笑いコンビ・オール阪神・巨人のオール巨人(59歳)が、と或る若手芸人の事を怒っている。オール巨人は29日、CD販売のキャンペーンをしている際、地方で芸人をしているという若手に話し掛けられたのだと言う。先輩として話を聞いていたというが、「本当は販売の邪魔に成るので早く其の場からなくなって欲しかったんですが。」と内心苛ついていたと明かす。

更には「其の若者が名刺を、僕に差し出した時、勿論僕は其の名刺を受け取ろうと手を出すと、『あっ!此れ違うわ!』って名刺を、サッと引っ込めるんです。」と若手芸人のギャグらしき行動を説明。「明らかに色んな場所でやってるギャグなんやろねぇ!おもろない。キレましたねぇブッチ~。」と怒っている。

最後に再び若手芸人は巨人に対して名刺を差し出そうとした様だが、「要らん!兎に角どっか行け!」と追い払ったのだと言う。

 

此れを受けて読者からは「暑いだけでも苛々するのに、相手の迷惑しているかどうかも判らないなんて空気読めない若手ですね。」等の巨人に対して同情するコメントが届いている。

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「自身と少しでも考え方の違う人間を強制的に排除したがだけ、又は集団リンチに掛けたいが為だけの“言い訳”として用いられる。」ケースが近年は目立つので、「空気が読めない」という言葉を安直に用いるのを控えているのだが、今回の若手芸人の言動は「空気が読めない」と言うしか無い。当人としては「良い機会だから、自分を売り込もう。」とギャグをした積りなのかもしれないが、相手が忙しいのは判ったで在ろう状況下で訳の判らない時間を費やさせ、挙句に「名刺渡す」というフォーマルな行為を茶化す様な行為は、相手を愚弄したと取られてもおかしくない。

 

「先輩のヴェテラン芸人、其れも『ガチンコ漫才道』では『御前等、俺の弟子やったらパンパンやで!』という名言を吐いた程に礼儀&作法に五月蠅い巨人師匠を前にして、良くもまあこんな非礼な事が出来たものだ。」と呆れ返るが、の若手芸人は「度胸が据わっている。」というのでは無く、単に「自己本位」なだけなのだろう。自分が「したい」のだから、「する」だけの事。其処には相手の状況や事情等、全く存在し得ないに違い無い。こんな自己本位さでは、芸人として売れるとは思えない。

 

「後ろにズラッと人が並んでいるのに、顔見知りのレジ担当者とペチャクチャ世間話をしている客。」、「1つしか無いATMの前で、後ろに人が一杯並んでいるのにも拘らず、『XXちゃん、其のボタンじゃないでしょ。あー又、間違って押しちゃった。もう一回遣り直しだね。あらー、駄目じゃない。又違うボタン押しちゃって。』なんぞと幼児に機械操作を延々とさている親。(子供に色々な経験を積ませるのは大事な事で在り、其の事自体を否定しているのでは無い。誰も並んでいない状況なら構わないが、込み合っている状況なら控えるべきという事だ。)」、「エレヴェーターの『開』ボタンを押して待っている人が居るのは判っているだろうに、無駄話をし乍らゆっくりと歩いて来て、『有り難う御座いました。』を言う事も無く乗り込んで来る人。(勿論、足が不自由でゆっくり歩いて来たのでは無い。)」、「『衝突事故が多発しましたので、ローラー・シューズを履いたでの御子様の御入店は固く禁止させて貰います。』という貼り紙がベタベタ掲示されているのに、ローラー・シューズを履いて店内を走り回る子供を一切放置し、其の子供がぶつかって来た事を注意すると、『御前のせいで怒られちゃっただろう!』と子供に言っただけで去っていた親。』等々、自己本位な人が少なく無いのは寂しい現実。

 

以前にも書いた気がするけれど、もう十数年前になるが、社内の人間(女性)から「ストーカー行為擬き」を受けた事が在る。「擬き」と記した様に、自宅の周りを徘徊されたり、危害を加えられたりといった深刻なレヴェルでは無かったのだけれど、当時は本当に悩まされたもの。彼女とは別に親しかった訳でも何でも無かったのだが、或る日から唐突付き纏われる様になった。オフィスで仕事に忙殺されている最中、背後に人の気配を感じて振り返ると、肩から10cm程の超近距離に彼女の顔が在ってゾッとさせられたり(周りの人間の話では、ずっと其の姿勢で覗き込んでいたらしい。)、一刻も早く仕事を片付けたい状況なのに、オフィス中に響き渡る様な大声で自身のプライヴェートな話を延々としたりといった事が何度も在り、唯々迷惑でしか無かった。

 

こういう人達って一言で言えば「自己本位な人」なのだろうけれど、もっと言えば「自分自身の事を可愛くて仕方無い人」という気がする。自分自身の事が可愛くて仕方無いからこそ、他者の事が全く見えない。困ったもので在る。


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