ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

天空海闊

2015年06月03日 | 其の他

バファローズ森脇浩司監督(54歳)が、成績不振を理由に休養する事となった。開幕からチームは低迷を続け、5月31日の試合に敗れた事で、早くも自力優勝が消滅。そんな状況なので、休養も仕方無いのだろうが、「勝負の世界は厳しいなあ。」と改めて思う。と共に、(今季の)パ・リーグの順位予想ではバファローズを優勝と予想していたので、今の為体は信じられない。

 

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柴田恭兵の『神対応』に驚きと称賛の声 生田斗真失態に『勘違いです。零したのは僕だったんです。』」(6月1日、J-CASTニュース

 

俳優の生田斗真さん(30歳)が2015年5月31日、ヴァラエティ番組行列のできる法律相談所」【動画】(日本テレビ系)に出演し、嘗てドラマ共演した俳優・柴田恭兵さん(63歳)に謝罪した。

 

尊敬する大先輩の柴田さんに、どうしても謝らなければならない。そう語る生田さんに対し、柴田さんが見せた意表を突く対応。其の男気溢れる態度に、ネットでは絶賛の声が続々寄せられている。

 

番組では「過去の失敗を土下座して謝りたい人」を特集し、生田さんは10年前のエピソードを紹介した。其れは20歳の頃、ドラマ「刑事部屋~六本木おかしな捜査班~」(テレビ朝日系)で、柴田さんと共演した時の話だ。

 

雲の上の様な存在だった柴田さんが、或る時から撮影後に「一緒に帰ろう。車で送って行くよ。」と声を掛けてくれる様になった。運転手付きという愛車の中で、柴田さんから手渡されたビールを飲みつつ、芝居の話に花を咲かせる。「先に撮影を終えても、自分を待ってくれていた。」、「毎日、車で近くの駅送って貰っていた。」、生田さんはそう述懐する。

 

そんな中、事件が起きる。何時もの様に柴田さんの愛車で送られていた生田さんは、疲れていたのか、手に缶ビールを持った、眠りに落ちる。ふと手に冷たい物を感じて起きると、何と車のシートにビールを零していた。着ていた服のでビールを拭いたが、シートにはうっすらと染みが残ってしまった。そして、此の日は件を、柴田さんに打ち明けず別れた。

 

「今日こそ謝ろう。」。1週間後、柴田さんの誘いを受けて緊張し乍ら車に乗り込むと、シートの染みはクリーニングされて、跡形も無くなっていた。生田さんは気が動転し、其れ以降、謝罪する機会を逃してしまったのだと言う。「どう謝ったら良いのか、怒られるんじゃないか、嫌われるんじゃないか、弁償しなきゃ、色んな事が頭でワーッとなって。」と語る。

 

スタジオでは共演者に散々弄られた。御笑いタレント出川哲朗さん(51歳)は「流石に、此れだけ謝らないのは在り得ない。普通の人間なら、絶対謝る。」とチクリ。御笑いコンビアンジャッシュ」の渡部建さん(42歳)は「染みが無くなった事に気付いた時、言わなきゃ。」と指摘した。

 

一方、番組から生田さんに謝罪の意思が在ると知らされた柴田さんは、手紙でメッセージを寄せた。

 

手紙の内容に、スタジオは騒然とする。何と、シートの件に付いて「斗真の勘違いです。斗真は夢を見たんです。零したのは僕だったんです。だから気にしないでね。」と初めから何事も無かったかの様に書かれていたのだ。

 

笑いコンビ「フットボールアワー」の後藤輝基さん(40歳)は「日本昔話みたいな話。」と驚いた表情で語った。生田さんも絶句、「言葉が出ない。」、「汗が止まらない。」と終始慌てっ放しだったが、其の後「又、一緒に仕事出来る様に頑張ります!其の時には、きちんと謝らせて下さい。済みませんでした。」とカメラ越しに謝罪した。

 

思いも寄らぬ展開に、ネットも大盛り上がりだった。ツイッターでは「格好良過ぎて、冗談じゃ無く、涙零れた。」、「神対応で泣けた。」、「こうゆう人と付き合いたい。」、「柴田恭兵みたいな大人になろ。」賛辞が止まらない。

 

一方、柴田さんと言えば、矢張り主演作「あぶない刑事」シリーズ【動画】(日本テレビ系)のイメージが強いのか、「撃たれる事案だと思ってしまったw。」というコメントも見られる。

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前の司会者(所長)が大嫌いだったという事も在り、「行列のできる法律相談所」という番組を意識して見る事は無いのだが、5月31日の放送はザッピングしている過程で、、見る事となった。

 

尊敬する大先輩の前で大失態してしまい、「どう謝ったら良いのか、怒られるんじゃないか、嫌われるんじゃないか、弁償しなきゃ、色んな事が頭でワーッとなって。」という生田氏の気持ちは良く判るが、ずっと謝罪する事無く、今に到ってしまったというのは、出川氏が言った「流石に、此れだけ謝らないのは在り得ない。普通の人間なら、絶対謝る。」に同感。

 

「シートの染みがすっかり無くなっていた事から、『えっ!?そんな事在ったの?覚えてないなあ。』とするのも難しいし、『気にしないで。』とだけ答えるのも、却って相手を恐縮させてしまうし・・・自分だったら、どう答えるかなあ?」と思い乍ら、番組を見ていたのだが、柴田氏のメッセージには、自分も感動してしまった。

 

問題が発生した時程、其の人のの大きさや思い遣る心といった物が判ったりする物。度量が大きく、拘りの無い事。」を「天空海闊」と言ったりするが、柴田氏は正に天空海闊の人物。彼の事は好きでも嫌いでも無かったが、今回の一件で“惚れて”しまった。


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2 コメント

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神対応ですね (村長)
2015-06-03 12:23:36
 芸能人の話には誇張やヤラセっぽいものが多い(独断と偏見)と思いますが、コレは本人からの手紙という物的証拠もあることから本当と思われます。まさに神対応ですね。
 ただ、「天空海闊」を読めなかった自分がありました(涙)。
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>村長様 (giants-55)
2015-06-04 02:35:18
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

最近、有名人の“神対応”がネット上で取り上げられる事が多いので、中には「こういう対応をしたら、好印象を与えられるかも。」という思いからの対応も在ったりしそうですが、柴田恭兵氏のキャラクターからすると、そういうのでは無い様な感じがしています。狭量な自分故、こういう人間になりたいものですが、まあ100%無理ですね。

「天空海闊」なる四字熟語、実は最近、ネット上のクイズで知った許りなんです。偶、今回の記事に相応しく感じたので、早速使った次第です。
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