バファローズの森脇浩司監督(54歳)が、成績不振を理由に休養する事となった。開幕からチームは低迷を続け、5月31日の試合に敗れた事で、早くも自力優勝が消滅。そんな状況なので、休養も仕方無いのだろうが、「勝負の世界は厳しいなあ。」と改めて思う。と共に、(今季の)パ・リーグの順位予想ではバファローズを優勝と予想していたので、今の為体は信じられない。
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「柴田恭兵の『神対応』に驚きと称賛の声 生田斗真の失態に『勘違いです。零したのは僕だったんです。』」(6月1日、J-CASTニュース)
俳優の生田斗真さん(30歳)が2015年5月31日、ヴァラエティ番組「行列のできる法律相談所」【動画】(日本テレビ系)に出演し、嘗てドラマで共演した俳優・柴田恭兵さん(63歳)に謝罪した。
尊敬する大先輩の柴田さんに、どうしても謝らなければならない。そう語る生田さんに対し、柴田さんが見せた意表を突く対応。其の男気溢れる態度に、ネットでは絶賛の声が続々寄せられている。
番組では「過去の失敗を土下座して謝りたい人」を特集し、生田さんは10年前のエピソードを紹介した。其れは20歳の頃、ドラマ「刑事部屋~六本木おかしな捜査班~」(テレビ朝日系)で、柴田さんと共演した時の話だ。
雲の上の様な存在だった柴田さんが、或る時から撮影後に「一緒に帰ろう。車で送って行くよ。」と声を掛けてくれる様になった。運転手付きという愛車の中で、柴田さんから手渡されたビールを飲みつつ、芝居の話に花を咲かせる。「先に撮影を終えても、自分を待ってくれていた。」、「略毎日、車で近くの駅迄送って貰っていた。」、生田さんはそう述懐する。
そんな中、事件が起きる。何時もの様に柴田さんの愛車で送られていた生田さんは、疲れていたのか、手に缶ビールを持った儘、眠りに落ちる。ふと手に冷たい物を感じて起きると、何と車のシートにビールを零していた。着ていた服の袖でビールを拭いたが、シートにはうっすらと染みが残ってしまった。そして、此の日は当件を、柴田さんに打ち明けず別れた。
「今日こそ謝ろう。」。1週間後、柴田さんの誘いを受けて緊張し乍ら車に乗り込むと、シートの染みはクリーニングされて、跡形も無くなっていた。生田さんは気が動転し、其れ以降、謝罪する機会を逃してしまったのだと言う。「どう謝ったら良いのか、怒られるんじゃないか、嫌われるんじゃないか、弁償しなきゃ、色んな事が頭でワーッとなって。」と語る。
スタジオでは共演者に散々弄られた。御笑いタレント・出川哲朗さん(51歳)は「流石に、此れだけ謝らないのは在り得ない。普通の人間なら、絶対謝る。」とチクリ。御笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建さん(42歳)は「染みが無くなった事に気付いた時、言わなきゃ。」と指摘した。
一方、番組から生田さんに謝罪の意思が在ると知らされた柴田さんは、手紙でメッセージを寄せた。
手紙の内容に、スタジオは騒然とする。何と、シートの件に付いて「斗真の勘違いです。斗真は夢を見たんです。零したのは僕だったんです。だから気にしないでね。」と初めから何事も無かったかの様に書かれていたのだ。
御笑いコンビ「フットボールアワー」の後藤輝基さん(40歳)は「日本昔話みたいな話。」と驚いた表情で語った。生田さんも絶句、「言葉が出ない。」、「汗が止まらない。」と終始慌てっ放しだったが、其の後「又、一緒に仕事出来る様に頑張ります!其の時には、きちんと謝らせて下さい。済みませんでした。」とカメラ越しに謝罪した。
思いも寄らぬ展開に、ネットも大盛り上がりだった。ツイッターでは「格好良過ぎて、冗談じゃ無く、涙零れた。」、「神対応で泣けた。」、「こうゆう人と付き合いたい。」、「柴田恭兵みたいな大人になろ。」と賛辞が止まらない。
一方、柴田さんと言えば、矢張り主演作「あぶない刑事」シリーズ【動画】(日本テレビ系)のイメージが強いのか、「撃たれる事案だと思ってしまったw。」というコメントも見られる。
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前の司会者(所長)が大嫌いだったという事も在り、「行列のできる法律相談所」という番組を意識して見る事は無いのだが、5月31日の放送はザッピングしている過程で、偶、見る事となった。
尊敬する大先輩の前で大失態してしまい、「どう謝ったら良いのか、怒られるんじゃないか、嫌われるんじゃないか、弁償しなきゃ、色んな事が頭でワーッとなって。」という生田氏の気持ちは良く判るが、ずっと謝罪する事無く、今に到ってしまったというのは、出川氏が言った「流石に、此れだけ謝らないのは在り得ない。普通の人間なら、絶対謝る。」に同感。
「シートの染みがすっかり無くなっていた事から、『えっ!?そんな事在ったの?覚えてないなあ。』とするのも難しいし、『気にしないで。』とだけ答えるのも、却って相手を恐縮させてしまうし・・・自分だったら、どう答えるかなあ?」と思い乍ら、番組を見ていたのだが、柴田氏のメッセージには、自分も感動してしまった。
問題が発生した時程、其の人の器の大きさや思い遣る心といった物が判ったりする物。「度量が大きく、拘りの無い事。」を「天空海闊」と言ったりするが、柴田氏は正に天空海闊の人物。彼の事は好きでも嫌いでも無かったが、今回の一件で“惚れて”しまった。
ただ、「天空海闊」を読めなかった自分がありました(涙)。
最近、有名人の“神対応”がネット上で取り上げられる事が多いので、中には「こういう対応をしたら、好印象を与えられるかも。」という思いからの対応も在ったりしそうですが、柴田恭兵氏のキャラクターからすると、そういうのでは無い様な感じがしています。狭量な自分故、こういう人間になりたいものですが、まあ100%無理ですね。
「天空海闊」なる四字熟語、実は最近、ネット上のクイズで知った許りなんです。偶、今回の記事に相応しく感じたので、早速使った次第です。