ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

意地

2015年06月02日 | スポーツ関連

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藤川球児四国IL高知入り・・・阪神に断りの連絡」(6月1日、読売新聞

 

野球独立リーグ「四国アイランドリーグplus」の高知は1日、米大リーグレンジャーズ自由契約となっていた元阪神の藤川球児投手(34歳)が入団すると発表した。8日午後、高知市内で入団記者会見を行う。

 

関係者等によると、藤川は5月24日に自由契約になった後、球団や古巣の阪神等からオファーを受けていた。然し、29日になって藤川側から高知に対して「(出身地の)地元から、野球人生を再スタートしたい。」と入団の意向が示され、チームが快諾したと言う。プロ野球復帰を見据えての決断と見られる。

 

阪神は契約条件も提示していたが、1日朝に断りの連絡が在ったと言う。阪神は現在、抑え呉昇桓セットアッパーにも昨季最優秀中継ぎ投手福原居る此の中での起用法が、ネックになったと見られる。

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オファーを出したという報道も在り、「藤川投手のタイガース復帰は確実。」と思っていただけに、独立リーグ入りという決断は驚きだった。真実は当事者しか判らないし、飽く迄推測だが、今回の決断には藤川投手の“意地”が大きく影響した様な気がする。

 

「よりレヴェルの高い環境で、自分を試してみたい。」というのは、競技者ならば持つだろうし、日本でプレーする野球選手がメジャーに挑戦する事自体は、決して悪い事とは思っていない。、メジャー挑戦を口にする選手の中に、取り敢えず、メジャー挑戦してみるか。駄目だったら、又、日本球界に復帰すれば良い話だし。といった思いが透けて見える者も居たりする。

 

実際、後足で砂を掛ける様な形で日本球界を去ったものの、メジャーで結果が残せなかったら、何事も無かったかの様に日本球界に戻って来た様な選手も。そういう選手には、「日本球界を馬鹿にしてるのか!」という憤りを感じていた。(“綺麗な形”でメジャーに移籍し、結果を残し続けて来た結果、日本球界に復帰した黒田博樹投手の様なケースは、「御帰り!」と素直に歓迎出来る。)

 

藤川投手の場合、安直な思いからメジャー挑戦したとは思っていないし、「メジャーでの2年間、故障で結果を残せなかったのは辛かったろうなあ。」と同情する部分も在る。年齢面を考えれば、タイガースに復帰した場合、“蘇る”可能性は充分在るだろう。

 

然し、彼は古巣への復帰では無く、独立リーグ入りを決めた。其処には「『メジャーで結果を残せなかったから、日本球界に戻ります。』というのでは、自分としてはどうしても。独立リーグで復活&活躍し、其の結果としてプロの世界から“積極的なオファー”を受けたい。」という、彼の意地が在ったのではないだろうか。若しそうならば、自分は彼の意地を高く評価する。


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