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ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

新聞業界の危機

2023年10月12日 | 時事ネタ関連

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有力、従業員10%削減 ワシントン・ポスト」(10月11日、共同通信

米紙ワシントン・ポストは10日、240人の人員削減に向けて、希望退職を募集する。と明らかにした。現在の従業員数は約2,500人で、削減数は約10%に当たる電子版購読者数が伸び悩んでおり、コスト圧縮を図る

ストーンサイファー暫定最高経営責任者(CEO)が社員に宛てたメッセージで、「最優先の成長に投資する、コスト構造を見直す必要が在るという結論に達した。」と述べた。「解雇を避ける為に、希望退職を募る。」としている。

ワシントン・ポストは、米アマゾン・コム創業者のジェフ・ベゾス氏が2013年に買収デジタル化を進めているが、政治ニュースへの関心低下から苦戦が伝えられている。
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日本のみならず世界的に、新聞業界の危機喧伝されて久しいが、創刊(1877年)から約146年を迎え様とし、ピューリッツアー賞を69回も受賞している名門新聞。が、総従業員数の約10%もの人員を削減するというのは衝撃的なニュース。

昨日、移動中の車内でラジオ番組を聞いていたら、伊集院光氏が「此の前、電車に乗ってスポーツ紙を広げて読んでたんだけど、周りで新聞を読んでいる人が1人もなくて驚いた。スマホでニュースを見ているんだよね。」と語っていた。昔は「通勤電車の中で、肩を窄めて新聞を読むサラリーマン。」の姿を当たり前の様に目にしていたけれど、確かに最近はそういう光景を見る機会が殆ど
無くなった。

伊集院氏は「スマホでニュースを見ているんだよね。」と言っていたが、新聞社等“きちんとした媒体”から出された情報をニュースとして確認しているなら未だしも誰がアップしたか判らない様な“情報”を鵜呑みにしているだけならば、非常に危険な事だと思う。

自分の“肌感覚”で言うと、「“一般人がアップした情報”の少なからずは、真偽が怪しい物。」という感じがしている。「本当かなあ?」と疑問に思い、色々調べてみると「全くのデマだった。」というケースも珍しく無い。(YouTubeでは「『〇〇』に付いて、“独自に”調査しました。」なんて“機械音声”でのナレーションが入っている動画が結構見受けられるが、其の殆どは“ネット上に転がっている真偽の怪しい情報”を繋ぎ合わせているだけという物が多いし。)

経営環境が厳しい新聞業界が、コスト削減を図る。」というのは止むを得ない部分も在るとは思うが、様々な情報に当たって取材し、集めた情報を多角的精査分析した上で報道する。というのは大事な事。其の為には、或る程度のコスト発生は必要不可欠で在り、安易に人員削減に走る事に懸念覚える

安易な人員削減に走り、其の結果としてメディア全体の質が下がれば、「益々フェイク・ニュースが増え、社会は混迷方向に向かう。」事だろう。


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