銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
御蔭様で16周年。4500作品レヴュー突破。御訪問有難う御座います♪

変な家

2024年10月25日 16時51分11秒 | 邦画サスペンス

2023年

日本

109分

ミステリー/サスペンス

劇場公開(2024/03/15)

監督:
石川淳一

『ミックス。』

原作:
雨穴

主題歌:
アイナ・ジ・エンド『Frail』

出演:
間宮祥太朗・・・雨男/雨宮
佐藤二朗・・・栗原
川栄李奈・・・柚希

<ストーリー>

「雨男」の名前で活動するオカルト専門の動画クリエイター・雨宮は、マネージャーから引っ越し先の一軒家の間取りが変だと相談を受ける。雨宮は変人設計士の栗原さんに意見を聞いてみるが…。

あなたには、この間取りの異常さがわかりますか?

―感想―

某映画総合サイトの評価観てみたらめっちゃ低いやん。

個人でも概ね不評みたいだし。

原作者でさえもこの映画観た後にSNSで苦言を呈してたらしい。

それってかなりダメなのでは(笑)。

元のYouTubeや文庫本の方は未見、未読。

但し、漫画本は現状4巻まで持っている(4巻まだ読んでないw)。

その漫画本を3巻まで読んだ限りでは、結構そっちでは間取りとかにページを使って事細かく推測、憶測を描いていた様な印象。

この映画版では、まあなんだ、その辺端折ってたかな、早々に「人殺しの家」という結論に達していたし。

大方漫画本と進行の仕方は同じ感じなのだが、ミステリー要素は中盤までで、後半がホラー寄りになっちゃっているのが不評の原因なのかもしれない。

婆さんがチェーンソー鳴らして追い掛けて来た時は、何かのギャグかと思った(多分、監督はレザーフェイスをやりたかったんだろう知らんけど)。

本家全焼、ジジババ諸々焼死してめでたしめでたしかと思いきや、映画としての後味も決して良くない。

ある意味バッドエンドに近いが、何故にそこまで「左手供養」に拘るのか、洗脳、怖い怖い。

俺個人的にはそこまでつまんなくはなかったが、何故か妙に観ている時間が長く感じた。

理由、うん分からんw(単に作風と合わなかっただけかもしれない、ってそれはやっぱりつまらなゲフンゲフン)

りっちゃん(川栄李奈)に全く華が無いのには驚いた。

前髪で目の所まで隠しちゃって、もう君が一番気味悪いよ。

後、高嶋政伸と石坂浩二はエンドロール流れるまで気付かんかったなあ。

それを考えると、佐藤二朗は何時もの佐藤二朗そのまんまだった、だがそれがいい「足ぃいい!!」。

評価:★★★

24/10/25DVD鑑賞(新作)

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へバナーポチお願いします
にほんブログ村

レンタル開始日: 2024-10-23

メーカー: 東宝

Twitter

オフィシャル・サイト

コメント

 

 

↑Amazonでの購入はタイトルリンクをクリック!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画 マイホームヒーロー

2024年09月17日 14時55分57秒 | 邦画サスペンス

2024年

日本

118分

サスペンス/犯罪

PG12

劇場公開(2024/03/08)

監督:
青山貴洋

主題歌:
Eve『インソムニア』

出演:
佐々木蔵之介・・・鳥栖哲雄
齋藤飛鳥・・・鳥栖零花
高橋恭平・・・間島恭一
宮世琉弥・・・大沢隼人
板倉俊之・・・戸島

立川談春・・・安元浩司

音尾琢真・・・
津田健次郎・・・志野寛治
木村多江・・・鳥栖歌仙

<ストーリー>

愛する家族を守るために娘の彼氏を殺した父は、命懸けでその罪を隠し通した。それから7年後、山中に埋めた死体が発見され…。

容疑者は、お父さん。

―感想―

原作漫画、及びTV版は未読、未見。

一見さんお断りではなく、この映画版から観ても、それまでの過程がきちんと分かる様に過去映像が挿入されていたのには有難い。

その分、上映時間が長くはなったのだろうけど許容範囲内。

約2時間、自分的には全く退屈せずに観れたので、思いの外楽しめたのだろう。

これはあれだね、テーマは完全に家族愛。

主人公一家だけではなく、悪となる半グレ集団さえも「家族」と言っていたから、そこに一番の重点を置いてストーリーを考えた様に思う。

最初は娘を守る事だけだったものが、もつれにもつれ次第に家族をも守る(守らなければいけない)決意をする父。

なんかさ、そのけじめのつけ方もそうだけど、父としての必死さから繋がった一大決心する姿が立派過ぎて泣けるんよね。

ほんのちょっぴりだけど、ウルッとしてしまったなあ。

初めの恋人殺しから7年。

短い様で当の本人からしたら長く感じた7年だろう。

ミステリー好きという特技を活かし証拠を残さない完全犯罪で成し遂げたとは言え、サイコパスじゃないんだから普通のお父さんとしては一時も気を緩ませる日は無かったのかもしれないてのを考えたら、精神的にも辛い7年間だったでしょうね。

映画版はこれまでの経緯を洗いざらい告白し、刑事となった愛娘の手によって逮捕され、罪を償うという形で投獄されて終わる。

血縁関係のある娘に手錠を掛けられた事と、もうこれで何も怯える必要が無くなった事で、気持ち的にも楽になった刑務所内の父の表情はどこか何時も以上に柔らかくなっている様に見えた。

いずれ釈放される日が訪れるだろうけど、家族は皆、父の帰宅を首を長くして待ち、その時は笑顔で迎えてくれるでしょう、だってパパは家族を全力で守り通したヒーローなのだから。

今作の齋藤飛鳥図鑑

不貞腐れてほっぺの片方をぷくっと膨らませた顔が可愛すぎ。

乃木坂時代は特に推しでも何でもなかったけれど、改めて首から上のパーツがちっちぇな!て丸で人形さんみたいな容姿には惹かれた。

評価:★★★☆

24/09/17DVD鑑賞(新作)

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へバナーポチお願いします

レンタル開始日: 2024-09-06

メーカー: TBSテレビ

関連作:

『マイホームヒーロー(2023)<TV>』(TVシリーズ)
『マイホームヒーロー(2023)<TV>』(TVアニメ)

Twitter

オフィシャル・サイト

コメント

↑Amazonでの購入はタイトルリンクをクリック!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ある閉ざされた雪の山荘で

2024年08月29日 15時56分52秒 | 邦画サスペンス

2024年

日本

109分

サスペンス/ミステリー

劇場公開(2024/01/12)

監督:
飯塚健

原作:
東野圭吾『ある閉ざされた雪の山荘で』
脚本:
飯塚健

主題歌:
WEST.『FICTION』

出演:
重岡大毅・・・久我和幸
間宮祥太朗・・・本多雄一
中条あやみ・・・中西貴子
岡山天音・・・田所義雄
西野七瀬・・・元村由梨江
堀田真由・・・笠原温子
戸塚純貴・・・雨宮恭介
森川葵・・・麻倉雅美

<ストーリー>

新作舞台の主演を選ぶ最終オーディション合宿に集められた7人の役者たち。大雪で閉ざされた山荘で連続殺人事件が起こるというシナリオを演じることになるが、次々とメンバーが消えていき…。

演技か、事件か。

―感想―

ちょっといい?

皆に聞きたいんやけど冒頭の目隠して、何か意味あったん?

なんぼ考えても目隠ししていた理由が分からん。

誰か1人引率者が居るとかもないし、つかあの状態でどうやってバスの乗り降りしたんや?

そこに初っ端から引っ掛かって考え込んでいたら、その後の内容に集中出来なかった。

まあ集中して観る程の話ではなかったんですけども。

ぶっちゃけネタばらしする後半だけやね、映画として面白い部分は。

けれどそのネタばらしを見せられても、なんやねんそれと、呆れに近い感想しか出てこないが。

隠してもしょうがないので正直に書きますが、めっちゃつまらんです、はいー。

たまに「は?」「え?」「ん?」みたいな参加者同士でのやり取りがあるのだけど、俺からしたら何が「は?」「え?」「ん?」なんだよ、としか思わん。

そういうこっちが困惑する様な変なシーンはあるし、サスペンス映画にしては、事の顛末が弱過ぎ。

結局は障害者となっても頑張って「生きろ!」てのを言いたかったんだろう、それをあっさりと受け入れて「うん!生きる!」全員笑顔でハッピーエンド。

一体これの何処に楽しさを見い出せればいいのか、思い切り白けてしまった俺の心中察して下さい。

東野圭吾の原作はどういうものなのかは読んでないので知らないが、映画化するまでの内容ではないよね、舞台劇で十分じゃない?

そういや訳ありの感じで出てきた井戸もなんだったんだろうね。

只、女優陣は良かった。

ビジュアルが(笑)

中条あやみちゃんの顔の小っちゃさ、透き通る様な肌の綺麗さ、あとやっぱ美人。

もう一人可愛い子が居るなとは思ったが、終盤辺りであれ?西野七瀬ちゃん?←気付くの遅すぎww

いやそれくらいに元アイドルのオーラを上手く消していたという事か、西野七瀬と気付いてからは意識し過ぎちゃって妙にドキドキしてしまった。

とまあ俺としてはこの2人を愛でるだけの作品だったね、完成度的には決して褒められる様な出来ではないです、はいー。

評価:★★☆

24/08/29DVD鑑賞(新作)

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へバナーポチお願いします
にほんブログ村

レンタル開始日: 2024-08-07

メーカー: ハピネットファントム・スタジオ

オフィシャル・サイト

コメント

 

↑Amazonでの購入はタイトルリンクをクリック!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

唄う六人の女

2024年07月06日 13時29分16秒 | 邦画サスペンス

2023年

日本

112分

サスペンス/ドラマ

PG12

劇場公開(2023/10/27)

監督:
石橋義正

製作:
石橋義正

共同プロデューサー:
山田孝之

脚本:
石橋義正

編集:
石橋義正

主題歌:
NAQT VANE『NIGHTINGALE』

出演:
竹野内豊・・・萱島森一郎
山田孝之・・・宇和島凌
水川あさみ・・・一人目の女“刺す女”
アオイヤマダ・・・二人目の女“濡れる女”
服部樹咲・・・三人目の女“撒き散らす女”
萩原みのり・・・四人目の女“牙を剥く女”
桃果・・・五人目の女“見つめる女”
武田玲奈・・・六人目の女“包み込む女”/咲洲かすみ
大西信満・・・山際茂

津田寛治・・・島田
白川和子・・・杉田
竹中直人・・・松根

<ストーリー>

40年以上会っていない父親の訃報が入り、父が遺した山を売るために生家に戻った萱島と、その土地を買いに来た宇和島。契約の手続きを終え、人里離れた山道を車で帰っている途中、ふたりは事故に遭い…。

この森には、秘密がある――

―感想―

俺と母を捨てた親父の山なんてどうでもいいよ

吐き捨てるかの様な気持ちで簡単に山を売り、とんとん拍子で契約話も終わった後の帰り道で落石に車が突っ込む事故を起こした先からは謎展開へと突入。

迷い込んだ山の中の古民家で姿を見せる美しくも何処か横暴さもある6人の女。

彼女等は一体何者なのかが重要となってくる。

やたらと虫入りの物を飲ませてきたり、普通は食べないであろう動物ものを食わせてくる辺りで、なんとなく察しは出来るかなと。

そこで4日過ごす内に、亡き父が必死で山を守ろうとしていた事を知り、病死だと思われていた父が実は・・・という真相にも辿り着く。

父がやり残した遺志を理解し、それをやり遂げようと決心した主人公・萱島。

金の欲に取り憑かれ、女達も暴力で屈し、山から抜け出そうともがく、もう一人の主人公・宇和島。

正義に目覚めた萱島と、とんでもないクソ野郎として化けの皮が剥がれた宇和島との対立は、山を守る側の人間と自然をないがしろにする人間との激突とも見て取れるでしょう。

決して大団円な結末ではないですが、親子二代に渡って大切な物(山)を守り通した事、そして子が疎遠だった父に対して尊敬の眼差しを改めて向けさせた事が、本作にとっての大切な要素であり、それらがしっかりと結実したのもあってか、妙に心が温かくなる終わり方となってはいました。

罰当たりな行動を繰り返していた宇和島が本当に観てて呆れる位のクズで、演じた山田孝之の熱演というか文字通り卑劣過ぎる男を備え持った演技力の高さで鑑賞者を不快にさせるも、全身毒に侵され絶命するという山の神の罰を思い切り受ける様に幾分気持ちスッキリでしたね。

総じて物語展開も楽しめましたが、見所は個々に特有の性格性が露わとなった6人の美女。

個人的にだが、中でも“見つめる女”を演じた女優・桃果の可愛らしさにロックオンされちゃいました。

今作の美女図鑑

ほんと、只々見つめているだけなのに、その澄んだ瞳に吸い込まれそうになるほどの魅力の強さ。

狂気と化した山田孝之が他の女には目もくれず、彼女だけを狙い犯し、妊娠までさせちゃうのは男として分からなくもない(おいこらw)。

評価:★★★☆

24/07/06DVD鑑賞(新作)

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へバナーポチお願いします
にほんブログ村

レンタル開始日: 2024-06-25

メーカー: TIME

オフィシャル・サイト

コメント

↑Amazonでの購入はタイトルリンクをクリック!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最後まで行く

2024年06月21日 17時53分18秒 | 邦画サスペンス

2023年

日本

118分

サスペンス/犯罪/コメディ

劇場公開(2023/05/19)

監督:
藤井道人

『ヴィレッジ』

脚本:
藤井道人

出演:
岡田准一・・・工藤祐司
綾野剛・・・矢崎貴之
広末涼子・・・工藤美沙子
磯村勇斗・・・尾田創
駿河太郎・・・久我山太地
山中崇・・・梶征士
黒羽麻璃央・・・松田優生
駒木根隆介・・・川上昌平
山田真歩・・・植松由紀子
清水くるみ・・・岸谷真由子
杉本哲太・・・淡島幹雄
柄本明・・・仙葉泰

<ストーリー>

事故を起こした刑事が、その隠ぺいを図るも、謎を秘めた監察官にどんどん追い詰められていくさまを、ブラックなユーモアを織り交ぜつつスピード感あふれる筆致で描き出していく。

マズい男 VS ヤバい男

―感想―

ええんか?あんなラストでほんまにええんか?

皆、それで納得したん?

高評価が多いから、あれで納得したんやろなあ。

タイトルは『最後まで行く』やけど、話は「最後まで行ってない」やん。

工藤と矢崎、お互いがバケモン染みた不死身ぷりには笑ったけれど、だからそこからどうなるねん、と凄く思ったし、消化不良気味なエンディングは正直好きになれないわ。

オリジナルの韓国版は単純に面白かった。

けど、この日本版リメイクは、ヤクザ(柄本明が怪演。強烈なインパクトを放っている)が頭良かったというだけ、他はアホちゃんだらけ。

全員が全員、手のひらで踊らされているというのを、後から理解してそれに可笑しさを抱ければOKなんだろう、けど期待した程、俺は特別的な楽しさを内容、展開からは感じられないままだった。

作品としての骨組みは大体オリジナルと同じ。

部分的に日本風に脚色しており、それが大きく出ていたのが、尻切れトンボなラストシーンで、あれは本当に改悪だと思う。

これしか観て無かったら、確かにテンポも良いし、癖のあるキャラクター揃いなので、飽きずにハラハラさせられる良作として満足さは得られるだろう。

が、オリジナルを観ている俺からすれば、マジで観てない人はオリジナルの方も観てくれと言いたい。

だってオリジナル版はニヤッとする粋な終わり方でしたし。

比べて言うのも何だけど、俺は断然、オリジナル版が好き、だな。

「だけどオリジナルて韓国映画でしょ?韓国て聞くだけで印象悪いし虫唾が走るし、進んでは観たくはないね」

という考えを持つのは止めといた方が良い。

俺も韓国という国はどっちかと言うと嫌いだが、韓国映画に罪は無し、偏見を捨てて観る事を薦めたい。

100本以上、韓国映画を観ている俺がここまで言うのだから、騙されたと思って、食わず嫌いを捨てて、レッツトライ!

工藤がヤクザから手製の爆弾を貰って、それを死体に隠したまま矢崎に明け渡すのだけど、ちゃんと4分で爆発したのは演出として褒めてあげたい...所なのだが、車内で爆発したのに、車があんな横回転するか?という疑問が先に生まれたんだけど、あそこ敢えてツッコンであげるのが人としての優しさでありましょう。

評価:★★★☆

24/06/21DVD鑑賞(新作)

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へバナーポチお願いします
にほんブログ村

販売開始日:2024-06-19

メーカー: 東宝

関連作:

『最後まで行く(2014)』(オリジナル)

オフィシャル・サイト

コメント

 

 

↑Amazonでの購入はタイトルリンクをクリック!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする