銀幕大帝α

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ガンズ・アンド・キラーズ

2023年04月30日 18時48分04秒 | 洋画アクション

THE OLD WAY

2023年

アメリカ

95分

西部劇/アクション/サスペンス

劇場公開(2023/01/27)

監督:
ブレット・ドノフー

『アクト・オブ・バイオレンス』

出演:
ニコラス・ケイジ
クリント・ハワード
ケリー・ヌッペ
エイブラハム・ベンルービ
ライアン・キーラ・アームストロング
シャイロー・フェルナンデス

<ストーリー>

元凄腕ガンマンで、今は家族と静かに暮らすブリッグス。だがある日、妻が無法者たちに惨殺されてしまう。再び銃を手にしたブリッグスは、12歳の娘を相棒として復讐に向かう。

―感想―

父親を目の前で殺された男の復讐VS.妻を殺された夫の復讐。

復讐は悲しみしか生まないとは言うけれど、正にそんな感じのラスト。

ニコケイ演じるブリッグスの娘役にライアン・キーラ・アームストロング。

最近では『炎の少女チャーリー』でチャーリーを演じていたのも記憶に新しいのだが、あの作品では怒りや悲しみといった感情を幾つも変えながら表情に出しての熱演でしたけど、本作は真逆の無感情。

泣き方も知らない程に、母の亡骸を見ても冷静な態度を示しておりましたが、これ完全に父親譲りだよね。

そんな似なくてもいい所を似ちゃって、と観ているこっちがそんな育て方アカンだろと不安になるものの、その不安を払拭するかのようにラストで号泣する姿を見たら、あ~この子にもやっと人間らしい感情が芽生えたんやねえと心底ほっとした。

けど、一通り泣いた後は、又冷静に戻り「金持ってこい」とキリッとした顔に切り替わっていた。

笑いたい時は笑い、泣きたい時は泣く、しかしそれ以外は感情を抑えて生きていくという姿勢を貫く決心を固めたのかもしれない。

だって身寄りのない少女になった訳だから、これから自立して生き抜くためにも時には非情であるのも大事と成り得る場合もあるでしょうし。

なんか気の毒と思うよりも、逞しさを少女からは強く感じたかなあ、頑張って生きてくれ。

え?ニコケイに関して全然触れてないって?

だって、ライアン・キーラ・アームストロングちゃんがニコケイ以上の存在感を出してたんだもの、仕方がないじゃない(笑)。

今作の可愛い子役図鑑

将来、滅茶苦茶美人になりそう、と俺の予感がそう言っている。

そういえば殺される母親役の女優さんも割と美人だったよね、性格は父親譲り、容姿は母親譲りと考えて正解か。

評価:★★★

23/04/30DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2023-04-28

メーカー: AMGエンタテインメント

 

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奈落のマイホーム

2023年04月29日 18時02分11秒 | 韓国サスペンス

SINKHOLE

2021年

韓国

114分

パニック/サスペンス/コメディ

劇場公開(2022/11/11)

監督:
キム・ジフン

『ザ・タワー 超高層ビル大火災』

出演:
チャ・スンウォン・・・マンス
キム・ソンギュン・・・ドンウォン
イ・グァンス・・・キム代理
キム・ヘジュン・・・ウンジュ

<ストーリー>

平凡なサラリーマンのドンウォンは、11年間の節約生活を経てマンションを購入し、家族と共に引っ越して来た。同僚を招き、引っ越しパーティーを開くが…。

11年越しの夢の我が家が1分で地下500mへ沈む。

―感想―

第一印象最悪な男が最後にヒーローとなる。

もうほんま何やねんこいつ、てな男だったが、イエローサブマリンからの感動は多分一生忘れないかもしれない。

息子からも煙たがられている所から見ても、一人の人間としてはダメ父さん寄りなんだろう。

それでもその息子を彼は溺愛しているからこその「決心」だった訳で、その勇ましい姿を目の当たりにした息子は父に対した気持ちが一気に変わる、「駄目だ!父さん!!」と。

あくまでも表向きの主役は念願のマンションを購入したのに、ものの数週間で文字通り奈落のマイホームと化し、意気消沈するもう一人のお父さんドンウォン。

助かった同僚、住人と共に、どうやって奈落の底から地上へと戻るのか、この辺は「人生」そのものにも掛けているとは思うのだが、人生と同じくそう易々と行くはずもなし。

幼い息子の救出まではドンウォンの見せ場となっているが、その後は正直誰も頼りにしていなかったマンスへとバトンタッチ。

裏の主役、すなわち生存者全員を地上へと還す真のヒーロー誕生の瞬間である。

コメディ色の強い中盤から一転、後半はマンスの活躍もあり涙、涙の展開に。

雰囲気ガラリと変えても、違った面白さを見せつけてくれるのだから大したもの。

ちょっと序盤もたつく感じの前置きが長いけれど、いきなり(これほんと予兆はあったけれど急に起きた)マンションが土砂と共に崩落していく描写から一時も目の離せない展開になってます。

クスッと笑えたり、ハラハラさせられたり、家族愛に胸が締め付けられたり、そしてマンスの一念発起に意外性から来る感動を抱いたりと、様々な感情に揺さぶられながら最後まで楽しめた。

決して完全なハッピーエンド(事の顛末)ではない辺りも、韓国映画らしさがあって良い。

ところでマンスの息子がお金を貯めているのがバレるが、何のために貯めてたのか結局分からず仕舞いだったなあ。

評価:★★★☆

23/04/29DVD鑑賞(新作)

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ミッドナイト・マーダー・ライブ

2023年04月28日 16時34分27秒 | 洋画サスペンス

ON THE LINE

2022年

アメリカ

104分

サスペンス

劇場公開(2023/01/20)

監督:
ロミュアルド・ブーランジェ
製作:
ロミュアルド・ブーランジェ
脚本:
ロミュアルド・ブーランジェ

出演:
メル・ギブソン
ウィリアム・モーズリー
ケヴィン・ディロン

<ストーリー>

深夜番組の生放送中、ベテランDJ・エルヴィスの下に彼のせいで恋人が自殺し、復讐のために妻と娘を監禁したという電話が掛かってくる。

―感想―

こっちはガチもんの犯罪サスペンスだと思って観ているもんで、一体この家族やスタッフはどうなるんだろうと不安に近い感情で見守っていたら、まさかのそのオチかい!

確かに盲点を突かれるオチだったし、端からそういうオチになるかも?なんて考えているはずもなく、悔しいかな本気で驚かされましたが、そのオチを知ると、これって『ゲーム』のパク、いや真似事、二番煎じやんwと。

主人公の誕生日に起きる出来事、という設定まで同じやし。

まあ本作は『ゲーム』公開から間を開けずに作られた作品ではないからね、あんな昔の作品の衝撃(笑撃)オチなんて(覚えてはいるが)今後真似する映画なんて出るはずもないと頭から完全に切り離して、その後の色んな映画を鑑賞している訳で、そういう意味ではここに来てあれを又持ってきたか(笑)と、懐かしさに似た感触は味わえたわな。

しかし、公共の電波使って、それやっちゃうか、と。

少し無理があるような気もしないでもない、そう思うとデヴィッド・フィンチャー監督、マイケル・ダグラス主演の『ゲーム』は、そういった一切疑念を抱かせず本気で観客を騙しに掛かった大傑作だったよね~。

とはいえ、『ゲーム』同様にボケエと立ってたら不意に背中を押されて「うぉお!ビックリした!」みたいな(何やこの例えw)苦笑いを引き起こされました。

オチの直後に又オチ、所謂二段オチになっていましたが、後ろのオチは流石に引っ掛かる人は余りいないでしょ、上司がしつこく車に残れ!と言ってくる時点で怪しさ満載だから「あっ!」と直感働くはず。

こういう「くっそwやられたww」と体バタバタさせて悔しがりたい人には是非、『ゲーム』と共にどうぞ♪

評価:★★★

23/04/28DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2023-03-03

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CHASE/チェイス 猛追

2023年04月27日 18時05分29秒 | 洋画アクション

LAST SEEN ALIVE

2022年

アメリカ

95分

アクション/サスペンス

劇場公開(2023/01/13)

監督:
ブライアン・グッドマン
製作:
ジェラルド・バトラー

出演:
ジェラルド・バトラー
ジェイミー・アレクサンダー
ラッセル・ホーンズビー
イーサン・エンブリー
マイケル・アービー
シンディ・ホーガン
ブルース・アルトマン
ダニ・ディーエッテ

<ストーリー>

ウィルは成功したビジネスマン。妻・リサを実家に送る途中、立ち寄ったガソリンスタンドでリサが姿を消してしまう。ウィルは警察に捜索を依頼するが…。

―感想―

おっイメージ的にラッセル・クロウの『アオラレ』みたいにカーチェイス満載の映画なんかな?とタイトル見た時思ったけれど、立ち寄ったガソスタで忽然と姿を消した(誘拐された)妻を、夫が僅かな手掛かりを元に車4割、足6割で探し回る内容だった。

ジェラルド・バトラーが演じた夫は確かに直ぐカッ!となる性格ではあれども、事業も成功しているし、妻を運命の人だと心から愛しているのに、その妻からは何でか「距離を置きたい」と言われ、挙句不倫している事も知り、妻の両親からは「あいつの言う事は嘘くさい」とか言われるし、相談した警官からは怪し過ぎると警戒されちゃうわで、それでも必死で妻の居場所を見付けようとするその健気な姿がもう不憫で不憫で。

だから何事も無かったかの様に夫婦円満な形で終わるラストに、旦那優し過ぎるだろ、と。

どう見ても妻にしか否がない感じだったから、そこまで一生懸命にさせるのは何なのよ!っぱ「愛」なんだろうなあ、妻の方は冷めきっちゃってるのにね。

救い出してくれたから妻の夫に対する考えも多少和らぐかもしれないが、直ぐに又、不倫したり「実家に帰る!」とか言い出すんじゃない?どうにも長続きしそうには思えない夫婦関係、素直に「良かったね」という気持ちにはなれなかったわ。

ドラッグ製造所での潜入行動は不安を煽る音楽も相まって、中々の緊張感を抱けるシーンだった。

夫は普通のおっさんなので、やべえ殺しちまった!と動揺しまくり、乱撃戦になればアタフタしまくりで、その辺の一般人が起こしそうな行動が割とリアル。

その製造所に向かう途中、スピード違反だとしてパトカーに止められ職質されるのだが、何故逃げた(笑)。

別に事情を全て話せば済んだんじゃないのかねえ、担当刑事に連絡してくれと促しても取り合ってくれたとも考えられたのだが、切羽詰まってそこまで頭回らなかったか。

評価:★★★

23/04/27DVD鑑賞(新作)

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TITANE/チタン

2023年04月25日 14時04分13秒 | 洋画サスペンス

TITANE

2021年

フランス/ベルギー

108分

ドラマ/サスペンス/犯罪

R15+

劇場公開(2022/04/01 )

監督:
ジュリア・デュクルノー

脚本:
ジュリア・デュクルノー

出演:
ヴァンサン・ランドン・・・ヴァンサン
アガト・ルセル・・・アレクシア
ギャランス・マリリエ・・・ジュスティーヌ
ライ・サラメ・・・ライアン

<ストーリー>

幼い頃、交通事故により頭蓋骨にチタンプレートが埋め込まれたアレクシア。彼女はそれ以来“車”に対し異常な執着心を抱き、危険な衝動に駆られるようになり…。

壊して、生まれる。

―感想―

やたらと評判が良いので今となっての鑑賞となりましたが、なんじゃこりゃwな映画でした。

こんなんリアクションに困るわ(^^;)

彼女自身が背負った罪に対する神からの罰なのか、出てくる度におっπ丸出し状態な女優さんの根性はアッパレなれど、その見た目がどんどん酷くなっていくので全く興奮しないばかりか逆に嫌悪感を抱く程。

やはり女性監督が女性を撮ると、不思議と綺麗には映したくならないものなのかしら(只の偏見?)

登場するキャラクターも変な人ばかりだし、物語は一応あるが変態に度が付く位の訳の分からないシーン目白押しだし、これは相当マニア向けな様な気がしてならなかった。

観る人を選ぶ作品ではあるけれど、何故か妙に引き付けられる部分もある。

例えば逃亡前に働く4人惨殺シーンなんかそう。

「一体この家には何人居るんだよ」

ヘトヘトになりながらも、殺しは止めないその狂気が、幼少の頃からクソビッチな性格を加速させており、苦虫を嚙み潰したような顔にさせられるのだから困ったものである。

殺人、ヌード、出産、全てにおいて美徳なんて無く、只々不快。

1年に1本くらいはこういう映画も観ておいてもいいかなと思う一方、1回観たらもういいや、の気持ちが明らかに勝る、ある種アートワーク性が突出した仕上がり加減が如何にもフランス映画っぽい、女流監督ぽいよね~。

評価:★★★

23/04/25DVD鑑賞(準新作)

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レンタル開始日: 2022-10-05

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