銀幕大帝α

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ロストボーイ:ニューブラッド

2012年02月29日 21時38分44秒 | 洋画ホラー
LOST BOYS: THE TRIBE/08年/米/94分/ヴァンパイア・ホラー・アクション/オリジナルビデオ
監督:P・J・ピース
主な監督作:『スモーキン・エース2』

出演:
タッド・ヒルゲンブリンク…クリス
主な出演作:『アミューズメント』
アンガス・サザーランド…シェーン
オータム・リーサー…二コール
主な出演作:『スモーキン・エース2』
コリー・フェルドマン…エドガー・フロッグ
過去出演作:『ロストボーイ』
コリー・ハイム…サム
主な出演作:『アドレナリン2 ハイ・ボルテージ』
ジェイミソン・ニューランダー…アラン・フロッグ
過去出演作:『ロストボーイ』
トム・サヴィーニ
過去出演作:『プラネット・テラー in グラインドハウス』
<ストーリー>
カリフォルニアにある怪しげなサーフタウンにやって来たクリスと妹のニコール。やがてニコールは町の若者と恋に落ちるが、その男の正体は獰猛な吸血鬼だった。
<感想>
前作から21年ぶりの続編。

冒頭「俺の敷地に入るな!ウキ~!!」となるトム・サヴィーニはヴァンパイア。
勝手に入って来た若者達もヴァンパイア。
両者睨み合い。
行け!トム・サヴィーニ!!
しかし呆気無く内臓引っ張り出されて首チョンパ。
ここでタイトル出現。

この前振り、意味分からん。
てか意味あるの?

唐突に出てくるコリー・フェルドマン。
前作はコミック屋店員だったが、今作はサーフボード修理屋。
修理屋のくせにサーフボードでヴァンパイアの頭をぶん殴る暴挙に出る。
直すのが本職なのに破壊するなんてまぁ素敵。
仕事はあくまでもヴァンパイア・ハンターなんだなこいつは。
ヴァンパイアを倒す事に夢を賭けているなんてナイスな人生だ。
しかも、ネットでなんちゃって神父の資格を得たらしい。
参考書は前作同様吸血鬼漫画だ。
「コミックを馬鹿にすんな!」
お約束の台詞も飛び出す。
存在感だけは一丁前だが、余り役に立っていなかったのが残念。
キャラとしては面白い男だけにもっと彼をフィーチャリングするべき。

キーファー・サザーランドが吸血鬼の親玉を演じた前作だったが、今作はアンガス・サザーランドがその位置に立っている。
2作続けてサザーランド一家が出しゃばってくるなんて何て乙な演出なんだ。
3作目は是非とも親玉役は大黒柱のドナルド・サザーランドで!
と思っていたらどうやらそれは無いみたいだチェッ。

21年も経つと同じ題材でも雰囲気はガラッと変る。
グチャドロ描写がいかにも今風。
ヴァンパイアの死に様がもろスプラッター。
石化してバ~ンなんて軽いフック。
口から物凄い量の血反吐を巻き散らす様にボディ一発。
頭部破壊でカウンターパンチKO。
私的にはこれ位のグロ描写の方が、心地よく脳に効いてマットに横たわれる。
ホラーはやっぱりグロでしょ。
て事で、他人愛より兄弟愛の方が強かったというオチは置いといて、まぁ普通に面白かった。

ただこの作品、冒頭の意味不明もそうだが、ラストも意味不明なのだ。

あんた達、『グーニーズ』を知らないのかい!?

叔母ちゃん、もうちょっと空気読もうぜ。

今作の美女図鑑

ヴァンパイアと恋に落ちてハーフヴァンパイアになっちゃうニコールちゃん。
最後は助けに来た兄ちゃんよりも美味しい所持って行っちゃいます。

オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『ロストボーイ(1987)』(第1作)
『ロストボーイ:ニューブラッド(2008)』(第2作)
『ロストボーイ サースト:欲望(2010)』(第3作)

評価:★★☆
12/02/29DVD鑑賞(旧作)
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レンタル開始日:2008-09-10
メーカー:ワーナー・ホーム・ビデオ

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オープン・ユア・アイズ

2012年02月28日 21時24分40秒 | 洋画サスペンス
ABRE LOS OJOS/97年/スペイン/117分/ミステリー・サスペンス・ドラマ/劇場公開
監督:アレハンドロ・アメナーバル
主な監督作:『アザーズ』
脚本:アレハンドロ・アメナーバル
音楽:アレハンドロ・アメナーバル

出演:
エドゥアルド・ノリエガ
主な出演作:『バンテージ・ポイント』
ペネロペ・クルス
主な出演作:『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』
ナイワ・ニムリ
フェレ・マルティネス
主な出演作:『ダークネス』
<ストーリー>
自由な恋愛を楽しむ裕福な青年・セサルが、ある女性によって引き起こされた交通事故以降、奇妙な運命を辿り始める。
<感想>
リメイク版が結構お気に入りなんで、前々から観たかったオリジナル。
中古VHSを所有していたので鑑賞。

ふくざつ~~~。

解った様な解らなかった様な。
なんとも言えないモヤモヤ感だけが凄く観終わった後に残ります。

要は主人公セサルが見ている世界は夢なのか、それとも現実なのか、それを観客側にも曖昧な描写で謎かけている作品なので、結局「え?どういうこと??」とはっきりさせてくれないラストはユニークでありながらも腹立つ部分が大きいかな(笑)。

オチも含め、終盤に差し掛かるに連れて、何かが起きるかもしれないという期待感が生まれてくるので、物語に引き込まれるものはあります。
でも明確な答えは描かれていないんですよね~。
我々の判断に委ねる形で終幕するので、「なるほど!!」とポンッと手を打つ爽快感は味わえないのがいやはや何とも^^;

似た様な展開ながらも、まだ少しは話が分かり易かった3大スター共演のリメイク版の方が私は好きです。

今作の美女図鑑

ペネロペちゃん。
チャーミング過ぎる美貌にうっとり。

関連作:『バニラ・スカイ(2001)』(リメイク)

評価:★★★
12/02/28VHS鑑賞(中古)
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レンタル開始日:2002-12-18
メーカー:ポニーキャニオン

ここからは未成年は閲覧禁止だよ。
おっぱい観たけりゃ大人になれ!
























【ペネロペの乳房】へようこそ

好い形をしてらっしゃる!!
ムラムラ度(4/5)

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ダーティハリー2

2012年02月27日 20時38分56秒 | 洋画アクション
MAGNUM FORCE/73年/米/123分/犯罪アクション・サスペンス/劇場公開
監督:テッド・ポスト
脚本:マイケル・チミノ

出演:
クリント・イーストウッド…ハリー・キャラハン
過去出演作:『恐怖のメロディ』
ハル・ホルブルック…ブリッグス警部補
主な出演作:『クリープショー』
フェルトン・ペリー…アーリー・スミス
ミッチェル・ライアン…チャーリー・マッコイ
デヴィッド・ソウル…ジョン・デイヴィス巡査
<ストーリー>
サンフランシスコ警察殺人課のハリー刑事は相変わらず事件に明け暮れていた。そんなある日、完全武装した警官らしきグループによる、射殺事件が起きる。事件は以降も次々と発生。ハリーは独自捜査で犯人グループを探り出すが…。
<感想>
街に蔓延る悪党どもをこの世から消し去る為に自警団と化した白バイ警官が問答無用で射殺しまくる。
その事件を担当したハリーが、彼らに「ヒーローぶってはいるがやっている事は悪党と同じ」と真っ向から立ち向かっていくシリーズ第2弾。

真犯人捜しに首を突っ込み過ぎた事で、時限爆弾等で殺されそうになったハリーによる怒りの44マグナムが火を噴く!!

作品自体が社会派サスペンス調に成っている為、1作目と比べるとハリーの出番は割と少なく、またどっちかというとサブキャラに近いイメージ。
白バイ警官を軸にした話となっています。
それでも随所随所で良い仕事はしてますよ。

白バイ警官は一体誰なのかってのもミソ。
私はてっきりハリーの考えと同じく自殺騒動を起こした警官チャーリーなのかと思っていましたが。
それと最終的には白バイ警官‘たち’ってのが分かり、更に彼らを操る黒幕が存在した事も作品を盛り上げる意味では面白い展開になっています。

終盤での白バイとの長時間に渡るカー・チェイスは白熱したものになっており見応え充分。
カーブを曲がる度にキキキーと音を上げるアメ車。
銃で窓を撃ち破られようが、対向車と接触して車体が破損しようが懸命に逃げ回るハリー。
登り坂の切れ目をハイジャンプしていくスピード感。
手に汗握るシーンでありました。

自身の郵便受けに仕掛けられていた爆弾を、きっちり黒幕にプレゼントするラストも爽快。

やたらと女性にモテまくるハリーの刑事としての男前さが光る秀作。

序盤の見所、機長に変装したハリーがハイジャック機に乗り込み、出来もしないのに飛行機を操縦し、副操縦士から「操縦した事があるのか?」の問いにあっさりと「ないね」と答え、急ブレーキを踏んで犯人達をチョチョイと始末してしまう所はユーモアに満ちた必見シーン。

関連作:
『ダーティハリー(1971)』(シリーズ第1作)
『ダーティハリー2(1973)』(シリーズ第2作)
『ダーティハリー3(1976)』(シリーズ第3作)
『ダーティハリー4(1983)』(シリーズ第4作)
『ダーティハリー5(1988)』(シリーズ第5作)

評価:★★★☆
12/02/27VHS鑑賞(中古)
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BUNRAKU ブンラク

2012年02月26日 13時03分03秒 | 洋画アクション
BUNRAKU/10年/米/124分/ファンタジー・アクション/劇場公開
監督:ガイ・モシェ
脚本:ガイ・モシェ

出演:
ジョシュ・ハートネット…ドリフター(流れ者)
過去出演作:『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』
ウディ・ハレルソン…バーテンダー
過去出演作:『ディフェンドー 闇の仕事人』
GACKT…ヨシ
ケヴィン・マクキッド…キラーナンバー2
過去出演作:『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』
ロン・パールマン…ニコラ
過去出演作:『デビル・ハザード』
デミ・ムーア…アレクサンドラ
過去出演作:『チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル』
<ストーリー>
人間が戦争を繰り返した末に灰から生まれた新世界に流れ者の侍・ヨシがやって来る。
<感想>
豪華過ぎるメンツに触手が動いて借りたんだけど、なんだかなぁってな映画でした。

結構格闘シーンが多いんだけれど、皆の動きが妙にミュージカルっぽい。
わざとらしいんだよ演技が。
『ウエスト・サイド物語』みたいなオーバーリアクションなんだな。
オープニングからそれなんで、この瞬間に「地雷踏んだかも・・・」という嫌な予感が。
結果的には予感的中の何ともお寒い作品でして。

電子タバコに火を付けるというギャグもダダ滑り。
銃が禁止された世界の話なんで、武器は刀系が主流。
鼻息荒くしてハリウッドに乗り込んだGACKTが侍スタイルで立ち回りを見せるんですが、これが全く様に成っていないという悲しさ。

学芸会みたいなレトロな街セットも

低予算ですけど何か?

みたいな監督の開き直り様が思いっきりB級感及び安っぽさを滲みだしていて、物語が進むにつれてどんどん観る気が失っていくのです。
なもんで、途中辺りから「あれ?こいつら何をしてたんだっけ?」と思っちゃうのだから、私としてはどうでもよくなっちゃってたんだろうな(笑)。

大ボス・ニコラもそうだが、配下のキラー達もやけに派手な動きでジョシュやGACKTを追い詰めていくのに、「なんでそうなる!!」とつっ込まずには居られない倒され方をします。
油断し過ぎというか、詰めが甘すぎるにも程があるだろって。
監督が演出下手なんだろうけど、余りにも呆気無い決闘終わりに「そんなんでえぇの?」と苦笑しちゃう事もしばしば。

デミ・ムーアの役も結局何だったのか。
存在感も薄けりゃ、おい、何か死んじゃったぞ、みたいな意味不明さ。

作風は漫画の世界をそのまま画にしたようなものなので、この辺でもう好き嫌いが分かれるかと。
GACKTがハリウッドデヴューしたとんでも映画として後々語り継がれるかもしんないけど、もうちょっと出る作品は選ぼうぜ。

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★
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ラビット・ホラー

2012年02月25日 13時40分19秒 | 邦画ホラー
11年/日本/83分/ファンタジー・ホラー・サスペンス/PG12/劇場公開
監督:清水崇
過去監督作:『戦慄迷宮 THE SHOCK LABYRINTH』
脚本:清水崇
撮影:クリストファー・ドイル
主題歌:SCANDAL『BURN』
特殊造型監修:西村善廣

出演:
満島ひかり…キリコ
過去出演作:『愛のむきだし』
香川照之…公平
過去出演作:『あしたのジョー』
大森南朋
過去出演作:『ゴールデンスランバー』
緒川たまき
過去出演作:『乱歩地獄』
澁谷武尊…大悟
<ストーリー>
母親の死がトラウマとなり口が利けなくなった少女・キリコ。ある日彼女は着ぐるみのウサギに導かれて消えた弟を追って、不思議な世界へと足を踏み入れるが…。
<感想>
レンタル版は2Dなのに、3Dで観ているかの様な錯覚に陥るシーンがある。
それが劇中劇で流れる『戦慄迷宮 THE SHOCK LABYRINTH』からうさぎの縫いぐるみがスクリーンから飛び出し、大悟の手に渡るシーン。
ここは凄いと思った。
2Dでも画が飛び出している!と思わせるのだから、大した映像技術だ。
遊園地での雨がスローになる所も上手い。
その中をキリコが走り抜ける様は正に幻想的だ。

母親を殺してしまった事から自責の念に駆られ声が出せなくなったキリコ。
演じるのは邦画界のミューズ満島ひかり。
表情だけでもしっかりと喜怒哀楽を使い分けている。
流石だ、と唸らせるだけの演技力を今作でも堂々と披露してくれていた。
若手女優の中でも天才的な才能を持っている事は確か。
表情演技だけでこうも魅せられる女優も数少ないだろう。

そんなキリコが螺旋階段から突き落とされ、貯め込んでいた恐怖を爆発させるかのように絶叫する。
そして
「私・・・声が出た」
声が出なかった少女が声を出し、その事に対して自分でも驚きつつも、人魚姫の如くその代償として死を迎える。
インパクトを与える、記憶に残す意味でも美し過ぎる、そして切な過ぎる光景だった。

うさぎの着ぐるみが度々現れるが、これが中々怖い。
そのうさぎの瞳がぐるっと動く所もそうだが、棺桶の中で眠る大悟の母が突如目を開き血の涙を流す所、妄想が独り歩きし始めた事で大悟が現実化し、キリコを陥れる際に眼球が真っ黒になる所(通称俊雄eye)等を含め、目を使った恐怖演出が震えを抱かせる上では抜群の効果を発揮している。
眼球ショックを得意とする清水監督だからこその優れ技。

中盤辺りまでは良く解らない展開だったが、大悟に関しての真実が明るみに成った時には全ての謎が解けた様でサスペンス好きには堪らない驚きを味合わせてくれる。
これは韓国映画『箪笥<たんす>』のオチと非常に良く似たものだが、例え二番煎じであろうとも驚愕させる点では面白い試みではある。

うさぎの着ぐるみをモンスターアイコンとして出した時点で下手するとコメディに成りかねない。
しかしそこは清水監督であり、しっかりとホラー映画として成立させているのだから、脚本の上手さと、雰囲気作りの巧みさには感服せざるを得ないだろう。

因みの特典映像としてフェイク予告『兎年』というものが入っていたが、こちらは完全にコメディタッチな作り。
これはこれで実に味わい深いものがあった。

今作の自分の娘にしたい子役図鑑

まだ言葉が話せた時の幼少時代のキリコ。
この子が成長すると

満島ひかりになる。
顔立ちが良く似た子役を上手く探せ出せたものだ。

オフィシャル・サイト

評価:★★★☆
12/02/25DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2012-02-22
メーカー:バップ
コメント (10)
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