銀幕大帝α

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ファイナル・デス・ゲーム

2010年05月30日 00時49分49秒 | 洋画ホラー
OPEN GRAVES/09年/米・スペイン/88分/劇場公開
監督:アルバロ・デ・アルミニャン
出演:マイク・ヴォーゲル、エリザ・ドゥシュク、イーサン・レインズ、ナイケ・リヴェリ

<ストーリー>
敗者には残酷な死が訪れるという「死神のボードゲーム」に参加した若者たちの運命は?
<感想>
面白くないよ、これ。

なんかさぁ、死の予言カードの通りに災いが降りかかるんだけれど、その経緯に無理やり感があり過ぎなんだよね。

前兆というものがないから、緊張感も無いし、惨さというのも味わえない。

突然前触れも無く蛇かよ!

みたいな白け演出ばかりで、ちっとも怖くなかった。
だから、幾ら悲惨な死を遂げて、残酷な死体を見せられても、何にも恐怖的なものが得られないので、ちっとも盛り上がりがないばかりか、冷めている自分がいる。

勝者には願いが叶う

という、終盤の戦いも端折り過ぎていて、もう一工夫欲しかったなぁ。
誰でも予想できる結末を持ってきている時点で、もう決定的にダメ。

あらら~って思わせて欲しいのに、ありゃりゃやっちまったよ^^;

山場はあるけど、足元すくわれて転げ落ちて失敗

と思われるのも仕方がない、ホラー映画のホにもなっていないつまんない作品。

唯一、美女が一瞬で婆さんになる場面は「どうして私が・・・」みたいな悲惨さが伝わってきて良かったけど、いやいや、やっぱりおもんない!!

評価:★☆
10/05/28DVD鑑賞
ホラー・サスペンス PG12 DVD新作
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

2010年05月30日 00時15分23秒 | アニメ(国内)

09年/日本/112分/劇場公開
総監督:庵野秀明
声の出演:緒方恵美、林原めぐみ、宮村優子、坂本真綾、三石琴乃、山口由里子、山寺宏一

<ストーリー>
第3使徒がネルフの北極施設に出現、真希波・マリ・イラストリアスの搭乗したエヴァンゲリオン仮設5号機が迎え撃つ。一方、日本では、母の墓参りを終えたシンジがミサトの車での帰途、第7使徒に遭遇、そこへエヴァンゲリオン2号機が出撃し、鮮やかに殲滅するのだった。そして、2号機の搭乗者、式波・アスカ・ラングレーはシンジたちの中学校に転入し、シンジが暮らすミサトのマンションの新たな同居人に。やがて、ネルフ本部へ直接落下を企む第8使徒が襲来。エヴァ零号機、初号機、2号機は連係して落下を食い止め、殲滅を成功させた。またこうした戦いと学園生活を通じ、これまで互いの関係に距離感のあったシンジ、レイ、アスカはそれぞれ次第に心境の変化をみせていく。ところが、続く第9、第10使徒との戦闘で、彼らは自ずと過酷な運命を背負っていくこととなる…。(allcinemaより抜粋)
<感想>

しあわせは~あるいてこない♪

TVからの引用を占めていた『序』とは違い、ほぼオリジナルな展開になっていた“完全新作”な内容にまずビックリした。
新たに作り直された使徒のグラフィック、ニュータイプのエヴァ機、斬新なプラグスーツ、謎の眼鏡っ娘マリの登場。
そして、主要人物達にも感情変化が!!

これ程までに色んな部分でファンを驚かせてくれるものに生まれ変わっていようとは。
いや、良い意味での裏切り。
観ている間は歓喜の至福。

もうね、これはもう新エヴァによる先の見えない、先を期待する、先を観ずにはいられない新説の幕開けですよ。

浸食されたアスカの運命、自ら暴走を引き起こしたシンジ、特殊な能力を発揮したマリ、殻を打ち破ったレイ。

果たして次作『Q』では、彼らに何が起こり、彼らによって世界はどう変わるのか。
アイパッチを付けたアスカ、遂に鍵を握る少年カヲルの降臨と、テンションが上がりまくった「次回予告」を見届けた今、気持ちは『破』の興奮を飛び越え、『Q』への期待に胸が高まっています。

レンタル解禁を待たずに、購入して正解。
永久保存版として何回も観直したい。
只、一つ悔むとすれば、何故DVD版を買っちゃったんだろう。
この作品は高画質のブルーレイで観るべきだったと激しく後悔した。

「わたしも碇君とぽかぽかしたい・・・」

綾波ファンの私としては忘れる事の出来ない名フレーズだわ、これは!

「あんたばかぁ??それって、恋じゃん!!」
恋する乙女、綾波たんの今後には要注目っす。

オフィシャル・サイト

関連作:
「新世紀エヴァンゲリオン(1995~1996)」(TVシリーズ)
『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生(1997)』
『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に(1998)』
『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997)』
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007)』(第1作)※個人的評価:★★★☆
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009)』(第2作)
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012)』(第3作)

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||(2020)』(新劇場版第4作)

評価:★★★★☆
10/05/26DVD鑑賞
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テディです!TEDDY DEATH

2010年05月24日 22時17分58秒 | 洋画その他(ドキュメetc.)
READY TEDDY DEATH/04年/英/40分
監督:マーク・マックィーン
出演:テディベア
<ストーリー>
世界中で愛されている縫いぐるみテディベアをありとあらゆる方法でぶち殺す!!
<感想>
これ作った人の精神を疑うよね(笑)。
よっぽどテディベアに恨みでもあるんやろか。
それとも人殺しの願望を、罪もない縫いぐるみに向けただけなんやろか。

のどかなイギリスの田舎風景を背景に、バックには心地良いミュージック。
しかし画面では瞳が愛らしいテディベアが

空中爆発

レンジでチン

花火炎上

銃殺

天ぷら

引き裂きの刑

踏み潰しの刑

脳天から釘

と、人間でやったらどんでもないジャンク映画になりそうな無茶苦茶映像がオンパレード。

バカの極みを見せつけるのがイギリス人の生き甲斐なのか?

私は不謹慎ながらも、余りのバカバカしさとくだらなさに笑っちゃったけど、縫いぐるみやテディベアを愛する人、特に女性が観たら、こりゃ怒る所じゃねぇな。
うん!泣くわ。

最後で
「今回使われたテディベアは大量生産された安物です」
みたいなテロップが出たけれど、その後にスタッフの笑い声。

絶対、罪悪感ねぇだろ、こいつら。

評価:★☆
10/05/24DVD鑑賞
ホラー・コメディ アルバトロス PG-12 DVD旧作
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なくもんか

2010年05月24日 21時44分29秒 | 邦画コメディ
09年/日本/134分/劇場公開
監督:水田伸生
出演:阿部サダヲ、瑛太、竹内結子、塚本高史、皆川猿時、片桐はいり

<ストーリー>
ハムカツが人気の惣菜店の2代目店主祐太。初代店主のひとり娘との結婚が決まり、戸籍謄本を手に入れた彼は、幼いころに生き別れた弟が人気漫才コンビのひとりとして活躍していることを知る。
<感想>
私的には大爆笑ムービーだった『舞妓 Haaaan!!!』のチームが再結成した作品との事で鑑賞したんですが・・・。

こりゃあ完全に配役ミス。
悪いのは瑛太
彼に漫才師役はナイナイ。
そりゃピンでやったら皆引くわ。

うん?この寒い配役は意図的か??
阿部サダヲを引き立てるには十分役立っていたけれど、悪く捉えればピエロ役やん。

あんなに実兄を毛嫌いしていたのに、急に心揺らいで、「兄さん!」とか言われても、ちっとも感動しないよ。
感情変化の表現演出が下手過ぎやて。

比べて、連れ子の長女が継父の裏の顔を知り、彼に少しずつ近づこうとする姿は良かったと思うよ。
彼女の「お父さん!」には感動しちゃったなぁ。

子役の方が演技が上手いってどういうことよ。

今作でも最後までハイテンションを貫き通す阿部サダヲには笑わせてもらったけれど、他のギャクが寒過ぎて、折角の彼の頑張りを台無しにしているような気がしてならない。

プチ整形どころじゃない竹内結子や、認知症が急に治るいしだあゆみとか、変な笑いの作りにドン引き。
唯一笑えたのが楳図かずお(正体は藤村俊二)を発見して、よそ見運転した祐太の母親が車に激突される場面だけ。
コメディなのにサダヲ以外で笑えたのが一箇所だけって・・・。

現場の雰囲気は良かったかもしれないが、映画の雰囲気は悪過ぎでしょ^^;

これが同じ『舞妓 Haaaan!!!』チームの作品とは到底思えない。
変にシリアスなコメディにしちゃったもんだから、逆に笑えず、泣けず、感動出来ずな中途半端さに出来上がっちゃんだろうね。

ハムカツは食べたくなったけれど、1本のコメディ映画としては美味しくない。

オフィシャル・サイト

評価:★★☆
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PUSH 光と闇の能力者

2010年05月24日 20時37分09秒 | 洋画サスペンス
PUSH/09年/111分/劇場公開
監督:ポール・マクギガン
出演:クリス・エヴァンス、ダコタ・ファニング、カミーラ・ベル、クリフ・カーティス、ジャイモン・フンスー

<ストーリー>
政府によって生み出された特殊能力者と彼らの能力を利用しようとする政府との攻防を描く。
<感想>
良くも無く悪くも無く、平凡な作品だったのでかなり落胆。
予告を観た時は面白そうと感じたんだけどなぁ。
確かに予告に流れていた場面はそこそこ楽しめたが、他の場面が面白くない。
超能力者達が対決するSFものなのに、アクションシーン3割、どうでもいいシーン7割といった感じで、全体的にダラ~としていて正直、集中力が途切れ途切れになるのが痛い。

肝心の対決シーンも、見た目は面白いが、良く良く冷静になってみると主人公(ヘタレ)逃げてばっかじゃん。

超能力者が主役とはいえ、物体移動が出来る者が主人公含め数が少なく、殆どが偽記憶を植え込んだりとか、未来を予想したりとかの防御型が占めるので、これがアクションに陰りを見せているのかも。

全員じゃなくても、倍の攻撃型がいればもっとアクション場面に派手さが出て良くなったんじゃないだろうかね。

大声出して物を破壊する能力者なんてのも、凄いんだが凄くないんだか。
バカ面にしか見えないよ。
ってか、あの顔、むかつく。

私の中では大傑作と位置づけている『ホワイト・ライズ』『ラッキーナンバー7』を立て続けに世に出しているポール・マクギガン監督の新作との事で期待してたんだけど、ちょっと地味な作品になっちゃってました。

でも収穫はありましたよ。
『ストレンジャー・コール』『紀元前1万年』(どちらとも決してオススメ出来るような作品じゃないが)で、私のハ~トをガッチリ掴んだカミーラ・ベルには本作でもヤラレました。
物凄く守ってあげたくなるような、そんな女性を演じたら上手いですよね。
顔もジャストミートな可愛さなんだよな~。

で!もう一人が、『ニュームーン/トワイライト・サーガ』での出番少なさが腹立たしかったダコタ・ファニングをじっくり観れた事。
まだ顔はあどけないけれど、将来期待持てますよ!!
第2のナタリー・ポートマンになれるか??
好い大人の女優さんになって欲しいスな~。

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★☆
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