銀幕大帝α

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四月になれば彼女は

2024年09月29日 17時15分53秒 | 邦画ロマンス

2024年

日本

108分

ロマンス

劇場公開(2024/03/22)

監督:
山田智和

原作:
川村元気『四月になれば彼女は』
脚本:
山田智和
川村元気

主題歌:
藤井風『満ちてゆく』

出演:
佐藤健・・・藤代 俊
長澤まさみ・・・坂本 弥生
森七菜・・・伊予田 春
仲野太賀・・・タスク
中島歩・・・ペンタックス
河合優実・・・坂本 純
ともさかりえ・・・小泉 奈々
竹野内豊・・・伊予田 衛

<ストーリー>

4月。精神科医の藤代俊の下に、かつての恋人・伊予田春から手紙が届く。「天空の鏡」と呼ばれるウユニ塩湖からの手紙には、10年前の初恋の記憶が書かれていた。

それでも人は恋をする

―感想―

感動もへったくれもないだろ。

2人の女が一体何をしたかったのかさっぱり分からん。

春は藤代の誘いを断り彼と一緒に外国の旅を断念してまで、父の事を取ったんだよね?

なのに結局1人で行ってるやん。

病気が発症したから(てか何の病気やねん)死ぬ前に旅をしたかったとか言ってたが、そんな時こそ好きな男と行くもんでしょ、違う?

で、藤代にとっては次の恋人、弥生。

結婚式を控える4月1日の彼女の誕生日に行方不明。

職場(獣医)は長期休暇を入れ、藤代とは音信不通となるが、弥生が向かっていた先はなんと、藤代の前彼女である春が療養している養護施設。

しかも春にバレないように、わざわざその施設の職員にまでなっている。

そもそもどうやって春が居る場所を見付けたのか。

超能力者なのか?

結局二人きりになった際、感情が抑えきれなくなって弥生の方から告白するのだが

「あなたに会う為に来ました」

「分かってました。来てくれてありがとう」

いやいやいや、怖い怖い、2人のこの会話、超怖い。

なるほど、これが俗に言う阿吽の呼吸てやつか!(んなわけあるかいっ)

最終的には藤代が(春が残した写真を手掛かりに)弥生を迎えに行く。

弥生は彼の手を振り払ってまで「いや!」と叫んでいる割には抱き合って号泣、どないやねん。

ラストシーンは、市内を2人仲良く歩く後ろ姿。

おいっ、施設の仕事はどないなってん。

まさか、辞めますも何も伝えないままバックレて、しれっと獣医に復帰するプランなのか?

何もかもがおかしい、変、意味不明。

長澤まさみさんが出ているの知って、それ目的で借りたけど、全く展開についていけない作品だった。

評価:★★☆

24/09/29DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2024-09-25

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恋わずらいのエリー

2024年09月02日 17時18分38秒 | 邦画ロマンス

2024年

日本

108分

ロマンス/学園

劇場公開(2024/03/15)

監督:
三木康一郎

『弱虫ペダル』

主題歌:
NiziU

出演:
宮世琉弥・・・近江章
原菜乃華・・・市村恵莉子
西村拓哉・・・要陽一郎
白宮みずほ・・・三崎沙羅
藤本洸大・・・青葉洸
綱啓永・・・高城礼雄
小関裕太・・・汐田澄

<ストーリー>

学校一の爽やか王子・オミくんとの妄想をSNS上で呟くエリー。実は口が悪いオミくんはそんなエリーを面白がり、まさかの急接近。さらに、クラスメートの要くんもエリーに迫り…。

エリーは
推しで妄想中。

―感想―

「え?」ていう台詞多過ぎ(笑)

多分劇中では少なくとも15回位言っている。

男子は人生勝ち組のモテ男で、ヒロインは逆に非モテ女子なのは学園ロマンスあるある。

そんな2人が徐々に惹かれ合っていくのが学園ロマンスあるある。

だが途中で別れの危機に直面するのが学園ロマンスあるある

友達が居なかったヒロインだが、急に大親友が出来るのも学園ロマンスあるある。

そして、若い子達は「キャー♡」と心の中で叫びながら観て、俺みたいなおっさんは「どないやねんw」「何しとんねんw」とツッコンでしまうのが学園ロマンスあるあるなのである。

ベタて言ったらベタな展開なんだろうけど、ヒロインの子は妄想暴走していて傍から見たらドン引きするくらいに「ヤバイ女」ではあるが、裏を返せばそれだけピュアて事なんだよね。

だからちょっと人付き合いが苦手な部分とか、鈍臭い所とか、けど他人から頼られると人一倍に頑張る姿には惹かれたし印象も決して悪くもなかったから、ヒロインとしての魅力の良さは強く伝わってきた。

出演している若手俳優達は誰一人として知らない方ばかりだったが、皆がちゃんと自分の役割というものを果たしていて、作品をしっかり盛り上げていたと思う。

「あ~はいはい、良かったね」とブツブツ呟きながらも結局最後までちゃんと観て、それとなく楽しめてしまった自分が悔しい(笑)。

評価:★★★

24/09/02DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2024-08-28

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サイレントラブ

2024年07月22日 15時23分05秒 | 邦画ロマンス

2024年

日本

116分

ロマンス

劇場公開(2024/01/26)

監督:
内田英治

原案:
内田英治
脚本:
内田英治

音楽:
久石譲
主題歌:
Mrs. GREEN APPLE『ナハトムジーク』

出演:
山田涼介・・・沢田蒼
浜辺美波・・・甚内美夏
野村周平・・・北村悠真

古田新太・・・柞田一平

<ストーリー>

声を捨て、毎日をただ生きているだけの蒼は、不慮の事故で視力を失った音大生・美夏と出会う。夢を諦めない美夏に心を奪われた蒼は、彼女をすべてから守ろうとするが…。

そして、愛は動き出す

―感想―

なんじゃいグッドエンドかいな。

そういう所やぞ、日本映画は一辺倒と言われているのは。

再会出来ないまま「僕たちは、これからもお互いの思い出だけを胸に生きていくのだろう」くらいの意外性は見せて欲しいわ。

金持ちのお嬢様と、ゴミ集めの貧乏人青年が釣り合う訳ねえだろ。

つか、ストーカーを正当化したらあかんよね。

主人公の青年は喧嘩した際に負った首の傷が原因で喋れないのか、喋りたくないのか、兎に角台詞一切無しの設定なのだが、序盤での居酒屋シーンでの揉め事で喋ってなかった?と思って後で観返したら、友人の声だった紛らわしい。

まあ俺は浜辺美波ちゃん目当てで借りたので、その点では非常に満足しているけれど、作品自体は正直微妙。

なんか誰に対しても感情移入がし辛いんだわ。

皆好き勝手やってるなあと。

ラストでもヒロインが勝手に探しに来て、見付けた途端に、キス!

はあ?てならん?なるでしょ。

それまで全く相手がどんな顔なのかも知らなかったのに、眼が回復してその顔を初めて観る事が出来た瞬間に、幾ら何でも出会って3秒でキスは有り得へん。

その顔が山田涼介だからキスしたくなったのかもしれないが、稲田顔だったらキスしてたか?て話。

だから俺は逆に、主人公の顔を敢えて醜い方向でストーリーを進めて欲しかったんだよな、その場合どうなってたのか、そっちの方に興味はある。

世の中綺麗ごとばかりじゃねえんだぞと、理想(ドキドキ💕)を否定する現実(うわぁ💦)を物語として綴ってくれた方が映画的にも余程面白い気はするんだけどなあ。

今作の浜辺美波ちゃん図鑑

血塗れ美波ちゃんだけど、ホラー映画じゃないよ(笑)。

評価:★★★

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レンタル開始日: 2024-07-19

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1秒先の彼

2024年01月06日 18時09分03秒 | 邦画ロマンス

2023年

日本

119分

ロマンス/ファンタジー/SF

劇場公開(2023/07/07)

監督:
山下敦弘

『もらとりあむタマ子』
原作:
チェン・ユーシュン(映画「1秒先の彼女」)
脚本:
宮藤官九郎
オリジナル脚本:
チェン・ユーシュン

出演:
岡田将生・・・ハジメ(皇一)
清原果耶・・・レイカ(長宗我部麗華)
福室莉音・・・桜子
片山友希・・・皇舞
しみけん・・・ミツル
笑福亭笑瓶・・・笑福亭笑瓶(DJ)/写真屋の店主
松本妃代・・・エミリ
伊勢志摩・・・小沢
柊木陽太・・・ハジメ(幼少期)
加藤柚凪・・・レイカ(幼少期)

羽野晶紀・・・皇清美
加藤雅也・・・皇平兵衛
荒川良々・・・ミクルベ(釈迦牟尼仏憲)

<ストーリー>

ハジメは京都の生まれで、いつも人よりワンテンポ早い。レイカも京都の生まれで、いつも人よりワンテンポ遅い。ある日、バスに追突した高校生を看護するハジメの姿を見て、レイカは既視感を覚え…。

タイミングなんて いつも合わない

―感想―

本編にはAパートとBパートがあって、Aパートは岡田将生演じるハジメの視点で描かれ、Bパートが清原果耶演じるレイカの視点で描かれている。

そのAパートにはハジメ自身に記憶がない空白の1日があり、それが一体何なのかをBパートで紐解いていくという訳。

この伏線の回収の仕方が絶妙に上手い。

ハジメが知り得てない1日の間に、そういう事があったのか、と。

岡田将生が主人公を、ではなく実は本当の主役こそが女優・清原果耶なんじゃないかなて俺は思った。

バスの運転手も「動ける」人の1人で、演じたのが荒川良々てのはキャスティング的にピッタリ。

彼が持つイメージてのは温厚で言動全てがのんびりとしたもので、そのままを役に反映している為、レイカのちょっとしたわがままに付き合わされる赤の他人としては人物的に文句なく、現に彼も何一つ不満を言わず、言われるがままにレイカの希望に応えてくれるんよね。

レイカとしてはハジメこそが運命の人なんだけど、奇跡を起こす一日の中での運命の出会いとなる人物はバスの運転手=荒川良々で間違いないだろうなあ。

仮にこの運転手が、性格悪い奴だったら奇跡どころか何も発展しないまま通常に戻っていただろうし。

路上ライブしていた女に惚れるも弄ばされていた事実は知らないまま、けどレイカと幼少の頃から文通していた事だけは思い出す。

ラストでレイカの身に起きる出来事にはヒヤッとはさせられたが、約1年開けて、ハジメの転勤先となった(文通用に使っている私書箱がある)郵便局にレイカは姿を現す。

決して、今までに起きた色々な事はハジメには話さず、そっと何時もの手紙と、空白の1日の中で頼まれた「パピコ」を手渡して「なんで父との最後の約束事となった「パピコ」を?それよりも君に又会えて嬉しいよ」そういう本心から生まれた喜びが笑顔と笑いにと変わるエンディングが素敵だ。

元は台湾の作品がオリジナルで、それをクドカンが脚色させてのリメイクとなった本作。

そのオリジナルは未見なので、比較は出来ないし、どういう形にクドカンは変えたのかも分かり得ないが、心がほんのりと温かくなる内容ではあった。

出来の良さを考えればリメイク作品としては成功の部類には入るでしょう。

そう思うと、オリジナルも似た様な良い話なんだろうね~。

今作の清原果耶ちゃん図鑑

誰も傷つけない優しさ、のんびり屋さんだけど思い遣りは忘れない、そして静かに好きとなった彼を見守る姿勢、レイカという人として出来過ぎた感のある女性を等身大で演じていて好感。

リアルにこういう女の子、居ないものかねえ、俺、秒で好きになる自信あるぞ。

評価:★★★☆

24/01/06DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2023-12-22

メーカー: TCエンタテインメント

関連作:

『1秒先の彼女(2020)』(オリジナル)

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月の満ち欠け

2023年06月23日 15時34分33秒 | 邦画ロマンス

2022年

日本

128分

ロマンス/ミステリー/ファンタジー

劇場公開(2022/12/02)

監督:
廣木隆一

『母性』

劇中曲:
ジョン・レノン『Woman』

出演:
大泉洋・・・小山内堅
有村架純・・・正木瑠璃
目黒蓮・・・三角哲彦
伊藤沙莉・・・緑坂ゆい
田中圭・・・正木竜之介
柴咲コウ・・・小山内梢
菊池日菜子・・・小山内瑠璃

寛一郎・・・中西
波岡一喜・・・レコードショップ店長
安藤玉恵・・・荒谷清美
丘みつ子・・・小山内和美

<ストーリー>

仕事も家庭も順調だった小山内堅の日常は、愛する妻と娘を不慮の事故で失ったことで一変。深い悲しみに沈む小山内の下に、三角哲彦と名乗る男が訪ねて来て…。

生まれ変わっても、
あなたに逢いたい――

―感想―

蓋を開けてみれば右も左も「るり」だらけになっちゃいました。

大泉洋の遺体を見た瞬間に膝から崩れ落ちる演技とか、嗚咽の漏らし方とか、滅茶苦茶リアルで改めて演技派だなあと感心しきりだった。

ついつい俺も貰い泣きしそうになったが、よくよく考えたらコエェよこの映画、下手したらホラーだよ!

幾ら何でも前世の記憶がそこまではっきりと残った人間なんておらんだろ。

見知らぬ子が急に近付いてきて自分しか知らない事をズバズバ言い当ててきたら気味が悪すぎるて。

ま、その辺はフィクションとして誇張しているのだろうけど、現実性からはかけ離れてはいるわな。

でも、ラストでの妻の生まれ変わりとなる少女が、大泉洋に向かって優しく「おかえり」と囁くシーンは何か良かったなあ。

直前に新幹線の中で見る動画において、生前の妻がどれだけ夫の事を愛していたのかを強く知り得る事が出来たというのが、夫婦愛に対した感動に通じた感じでした。

確かに「んなバカな」と思うストーリーではあるが、輪廻転生を繰り返し、最愛の人に会いに行く、近くから見守るという行為により、少なからずとも生きる活力を与えている、その温かみを随所で抱かされる。

「子供が大人をからかうものじゃないよ」と言いつつも、心の何処かでは「もしかして」という希望を持ってしまうのも当然で、要は信じるか否かの判断次第では、前述した生きる上での活力を得られるのかそうではないのかも違ってくるんだろうね。

田中圭って人の良さそうなキャラを演じる事が多い、そんな印象のある俳優さんだが、本作では真逆のクズ。

罪には問われてないのが解せないわ、真実では3人殺してるからねこの人。

優男ぽい第一印象が急に覆される(本性を現す)と、その分衝撃は大きい。

こいつだけは何かしらの罰を与えて欲しかった。

色々な張り巡らされている伏線が順番に回収されていくのは観てて気持ちいい。

先が気になるという意味でも、演者が皆達者(子役も上手い)なので、最後までずっと引き込まれっ放しやったね。

只やっぱり、感動するというよりも素直に思うのは「怖い」の感情に近し、実際に俺が体験したら震えて眠れ状態になるだろうな(^^;)

今作の有村架純ちゃん図鑑

フィルム撮影する際にレンズ越しで見せる架純ちゃんの表情が全部可愛かった。

そんな架純ちゃんとチュー💏出来るなんて、俳優だからこその特権だよな糞羨ましい。

贅沢は言わん俺とハグしてくれ!(架純ちゃんと抱き合いたいよ~~~)。

評価:★★★☆

23/06/23DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2023-06-21

メーカー: アミューズソフトエンタテインメント

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