銀幕大帝α

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マッチング

2024年09月19日 14時45分49秒 | 邦画ホラー

2024年

日本

110分

サスペンス/ホラー

劇場公開(2024/02/23)

監督:
内田英治

『サイレントラブ』

原作:
内田英治
脚本:
内田英治

主題歌:
Aimer『800』

出演:
土屋太鳳・・・唯島輪花
佐久間大介・・・永山吐夢
金子ノブアキ・・・影山剛
真飛聖・・・西山茜
後藤剛範・・・堀井健太
片山萌美・・・伊藤尚美
片岡礼子・・・美知子
杉本哲太・・・唯島芳樹
斉藤由貴・・・節子

<ストーリー>

ウエディングプランナーの輪花は、親友で同僚の尚美の勧めでマッチングアプリに登録をするが、この日を境に生活が一変する。

ラスト1秒、
あなたの愛が反転する。

―感想―

「もう二度と、お父さんの顔なんて見たくもない!」

それが私が父と話した最後の日でした。

こんなん悲し過ぎだろ。

太鳳ちゃんの絶叫演技良かったな~。

同僚が目の前に落ちて来て、パニックと驚きが一緒くたになるリアクションも素晴らしかった。

人によってはオーバーリアクションと思うかもしれないが、俺はリアルで同じ目に遭ったら、ああいう驚き方になるだろうと納得感しか抱かなかったですわ。

いいねえ、こういうどんでんに次ぐどんでん展開(岡田監督とちゃうよw←ごめん阪神ファンしか分からないかw)

1回落ち着いたと思ったら、又別の真実が証明されていく。

そして最後にあるのはハッピーエンドとは真逆の不安と不幸な未来しか約束されていないバッドエンドなんだから、観客のほっとした一息を一気に打ち消すには最高、最悪の落とし方。

でも、ラストカットの「ニカッ」と笑うのは要らん。

音楽のMVじゃあるまいし、あれだけでも映画として安っぽくなるから余計なもの足すなと言いたい。

犯人は母親がパソコンのチャットで知り合った妻持ちの男に捨てられて闇落ちしたのを根に持っているから、マッチングアプリで結婚した夫婦を妬み襲い殺しているのだろう。

まあ正直なところ、犯人が誰かは直感で分かるものの(輪花が鈍感なだけ)、本作の肝はそこの部分ではないというのが徐々に強く見えてくる。

汚れた愛が生み出した、どろっどろの人物関係が点と点で結びついた時、そういうことか!というある種のスッキリとした感覚と、上手く騙された事による”やられた感”を俺は味わえましたねえ。

内容的にはほんと救いようのないものなんだけど、予想にもしていなかった「まさか」のどんでん返しを堪能出来たので、久しぶりに和製サスペンスホラーで面白かったと思える作品だった。

今作の土屋太鳳図鑑

可愛い。

好きな顔としては俺の五本の指には入る。

現実に土屋太鳳とマッチング出来る確率は限りなくゼロだ、悲しい。

今作の可愛い子役図鑑

土屋太鳳ちゃんが演じた輪花の幼少期の子役ちゃん。

可愛い。

この子と現実にマッチングする確率も限りなくゼロとか書くとかなりキモいから止めろw

評価:★★★☆

24/09/19DVD鑑賞(新作)

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貞子 ~弔いのペンダント~

2024年09月15日 14時49分59秒 | 邦画ホラー

2024年

日本

53分

ホラー

オリジナルビデオ

監督:
伊藤和広

出演:
雛形あきこ
林祐衣
和泉元彌
石井美奈子
福留光帆
河村たかし
マツちゃん
菅原亜未
大塚れな
音咲あやね

<ストーリー>

巷で噂の心霊スポット・貞子の怨念が封印された廃校にやって来た都市伝説研究会のメンバー。特に何ごとも起こらず、撮影した動画にも何も映っていなかったが…。

―感想―

貞子とあるからあの貞子かと思って借りたら全然関係ない貞子だった。

一瞬鈴木福かと思ったが全然知らない役者だった。

つか、なんやねんこいつw

基本的に男共がきっしょい映画です。

何処の劇団?て位にど素人寄せ集めみたいな人選でして、ここまで酷い演技久しぶりに観た気がする。

あれ?この人知ってるぞ、「日本一接客態度の悪い店」の店員さんやん。

女優に転身したんかな、本筋に全く絡んでこないモブキャラでしたけど。

廃校(と言っても普通に綺麗)を探索中に一人の女がロッカーの中にあるペンダントを見付け、こっそり盗んだ事で、貞子が「返して~返して~」と襲い掛かってくる内容。

確かこっそりと盗んだはずなのだが、「あなた早くペンダント出しなさいよ!」

何で知ってる、違和感しかない。

そんな霊として現れる時の見た目は完全にあの貞子像をパクっている本作の貞子を演じているのが雛形あきこ。

悪いけど一人だけ浮いている、演技力が違い過ぎて(笑)。

流石、ベテラン俳優である、でも逆になんでこんな映画に出てんの?

もうちゃんとした仕事が無いんかな、可哀想に(同情するなら仕事くれ!)

一ミリも役に立っていない霊媒師、コントみたいな死に方をする登場人物。

そして挙句にはストーカー紛いの男に「ありがとう」と何故か抱き付くヒロイン、そうとはならんだろ(近寄らないで!とあれだけ悪態ついてたのに、ほんと女の心変わりて恐ろしいものよのぉ)。

話の大まかな流れは理解出来たが、学芸会並のつまらなさに失笑、失笑、大失笑。

あと、台詞が殆ど聞き取れない、胸にピンマイクでも着けて喋らせても良かったのでは(苦笑)。

評価:★☆

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毒娘

2024年09月07日 14時58分49秒 | 邦画ホラー

2023年

日本

105分

ホラー/サスペンス

R15+

劇場公開(2024/04/05)

監督:
内藤瑛亮

『dTVオリジナルドラマ「不能犯」 Vol.1』

脚本:
内藤瑛亮

出演:
佐津川愛美・・・萩乃
植原星空・・・萌花
伊礼姫奈・・・ちーちゃん

竹財輝之助・・・篤紘

<ストーリー>

夫と娘の萌花と中古の一軒家に越して来た萩乃。これから幸せな日々が始まるはずだったが、突如現れた少女“ちーちゃん”が、一家の押し隠そうとしていた「毒」を暴いていく。

この家で幸せになることは<ちーちゃん>が許さない。

―感想―

あれれ。

コミック本の「ちーちゃん」が面白かっただけに、この実写版にもそれなりの期待を寄せてたんだけどなあ。

ちーちゃん自体は突発的な異常行動と何を考えているのかが読めない不気味さがありホラーアイコンとしては上出来。

カメラが顔を大きく映し出せば意外にも可愛いというギャップ萌え。

両親揃って空気読めない、ネグレクトなのだから、そりゃそういう娘になるだろう。

警察も何やってんだ?て感じだし。

しかもあんな悲惨な事件があったにも関わらず、普通に売り物件として出す不動産会社も問題大いにあり。

ちーちゃんにとっては「私の家」という考えなので、他人に住まれると迷惑となり、あの手この手を使って排除しに掛かる、その理屈には賛同出来ないが理解は得れる。

まあこの辺の物語構成及び設定には然程不満は無いのですが、如何せん全体的なテンポが非常に悪過ぎる。

申し訳ないが2度、寝落ちしてしまった。

そこまで家庭事情を詳しく描く必要はなかろうて。

ある程度の事は簡潔に済ませて且つ観客にも必要最小限に分からせれば十分かと。

それをダラダラと説明気味に描いているものだから、物語の進みが前には行ってはいるが、どことなく足踏みしている感覚に捉われちゃって物凄くダレてしまった。

萌花は同じく両親からの愛情を受け取れていないちーちゃんにシンパシーを抱き、一緒になっておかしな言動を繰り返す人間になったのだろう。

が、裏を返せば、洗脳されているとも読み取れる。

人の弱い部分に付け込むちーちゃんの策士ぷりには頭が下がるが、結果的に「愛」によってその洗脳は解けるのよね。

やっぱ人ってのは孤独に生きると性格が歪み、肉親や他者から強く愛されれば真っ当に生き様という考えに変わる生き物なのかもしれないな。

勿体ない仕上がりだよね、と思うよ総合的に見て。

ホラーとしての惹かれる素材は幾つもあるけれど(凶器となる巨大ハサミの使い方や、それその物の他者から見たら慄くしかない存在感もそう)、只やっぱりスローな展開速度が作品をダメにしている、というのが私の思う第一印象だった。

評価:★★☆

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悪魔がはらわたでいけにえで私

2024年08月31日 13時02分53秒 | 邦画ホラー

2023年

日本

61分

ホラー

R15+

劇場公開(2024/02/23)

監督:
宇賀那健一

脚本:
宇賀那健一

出演:
詩歩
野村啓介
平井早紀
板橋春樹
遠藤隆太
三浦健人
ロイド・カウフマン

<ストーリー>

ハルカ、ナナ、タカノリは連絡の取れなくなったバンドメンバー・ソウタの家を訪れる。そこで不思議な力に導かれたナナが、部屋の奥に貼られていた不気味なお札を剥がしてしまい…。

取扱注意! 観る危険物。

―感想―

何の脈拍もなく、急に出てくるロイド・カウフマンは客寄せパンダ。

いや、字幕付けろよ。

そういう最低限の仕事はしようよ。

片言の日本語で「わ・る・い・こ・と・し・て・な・い・の・に!」

何がやねん、意味分からんわ。

ところでこの映画、たった1時間しかないのに3部構成。

個人的には第1部は良かった。

顔を殴られて一回転首が回るとか、チェーンソーで八つ裂きにするとか、そういう往年のホラー映画をパロディ化させて、それとなくパワフルに描写させた画には妙にワクワクさせられるものがあった。

タンクトップ姿の巨乳もエロくて良い。

しかしだ、それから1か月後となる第2部、1年後となる第3部へと話が流れていくと、どんどん訳分からん事になる。

第2部では理由は不明だが亀甲縛りされている音楽プロデューサーと、同じく縛られていて顔半分が人体模型と化している青年とのやり取り。

多分尺稼ぎなんだろうけど、その青年の嘔吐シーンがしつこいくらい長い。

嘔吐したからどうなるという事にはならない上に、両手にチェーンソー付けたお姉ちゃんがいきなり登場してそのままプツッと次へ行くものだから俺の頭は「?」のまま。

その「?」は第3部にも引き継がれ、バケモノに囲まれた音楽プロデューサーが自作した音楽を流した事で和気あいあいとなり、そんな中、これまた誰やねん!な男女が「邪魔するで!」と姿を見せし、しっちゃかめっちゃかの果てに謎のボタンを押したら、1人残して皆消える。

そしてクライマックスでは巨大な黒い物体と共に宇宙人が現れ、再び音楽を流すと、残された一人は嬉しそうに踊り出し、そのまま映画は終わる。

なんだこれ・・・。

因みに第3部ではほぼ「ギャッギャッ」としか言ってないです。

トロマの爺さんが関わっている時点でB級なんだろうなとは思ったが、それ以上のZ級だった。

そりゃ作っている方は、本物のゴキブリ放ったりして好き勝手に撮影してたら、さぞ楽しかった事だろう。

けど、それを見せられる俺からしたら、ほんま意味分からんのですわ。

特殊造形は割と良く出てきていただけに、それをもっとストーリー性のある内容に活用しろよ、とは思う。

あ、でも、日本のインディーズ系ホラーに出てくるゾンビとかその類のバケモノ全てに言える事だが、何故に額や頭に角を着けたがるのか。

あれ着ける事で、一気に胡散臭い面構えになるんだよなあ、ほんと止めて欲しい。

これ、第1部の話を膨らませた方が映画としては俄然面白くなったんじゃないかと思うのは俺だけか?

ごめん、無理、このノリに俺は付いていけなかったですわ。

評価:★☆

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スイート・マイホーム

2024年07月05日 15時41分52秒 | 邦画ホラー

2023年

日本

113分

ホラー/サスペンス/ミステリー

劇場公開(2023/09/01)

監督:
齊藤工

原作:

神津凛子『スイート・マイホーム』

出演:
窪田正孝・・・清沢賢二
蓮佛美沙子・・・清沢ひとみ
奈緒・・・本田
中島歩・・・柏原
里々佳・・・原友梨恵
吉田健悟・・・上林
磯村アメリ・・・清沢サチ
松角洋平・・・甘利浩一
岩谷健司・・・菊池
根岸季衣・・・清沢美子
窪塚洋介・・・清沢聡

<ストーリー>

スポーツインストラクターの清沢賢二は念願の一軒家を購入した。理想のマイホームを手に入れた清沢一家だが、その幸せは、ある不可解な出来事をきっかけに身の毛もよだつ恐怖へと転じていく。

その「家」の秘密を知ってはいけない――

―感想―

何処が「まほうの家」やねん、「まものの家」やないかい。

てっきり「オバケ」が棲みついているのかと思ってましたが、そっちの方でしたか。

いや俺も、担当断られたおっさんが恨みつらみで事を起こしているのかと。

このおっさんはフェイントだったのね。

何かを切っ掛けにしてトラウマを乗り越えられず神経が衰弱し、性格をも激変してしまうのは男性より女性に多いんやろか。

精神的にはそこまで強くない、強くはなれないのが女性、なのかもしれない。

展開上の重要場所となるのが、地下に設置された貯蔵庫。

いや、電気は通せよ、て疑問に感じたのだが、真っ暗闇にする「意味」はちゃんとあった訳で。

画面上えらい見え難いシーンではある、けどそこに何かが居る、誰かが居る、かもしれないといった異様な空気感は味わえ、観辛いながらも適度の恐怖さは生み出していた。

結果的に、他人から見れば明らかに精神が「壊れた」女が2人登場する。

1人は一家の幸せを踏みにじった女、そしてもう一人は幸せを踏みにじられた女。

事件そのものは決着を見せるが、又もう一度やり直そうと願う夫に襲い掛かる信じられない光景、それが本作一番のおぞましい場面となっているラストである。

黒い瞳に映る「もの」が恐ろしい、だからそれを排除してしまおう。

そんな考えを持たせ、実行してしまった女に、夫は何を思い何を感じるのか。

それがはっきりと夫の表情からは読み取れて、最悪な結末じゃねえかと、強烈なインパクトを与える事に成功してましたね。

間違いなく新たな幸せを願うどころの話ではない、家庭崩壊の第一歩。

関係ないけどこの家自体は滅茶苦茶購入して住んでみたいと思う位に魅力はある。

評価:★★★☆

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