銀幕大帝α

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サユリ

2025年02月09日 17時13分03秒 | 邦画ホラー

2024年

日本

108分

ホラー

R15+

劇場公開(2024/08/23)

監督:
白石晃士

『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』

原作:
押切蓮介『サユリ 完全版』

脚本:
白石晃士

出演:
南出凌嘉・・・神木則雄
近藤華・・・住田
梶原善・・・神木昭雄
占部房子・・・神木正子
きたろう・・・神木章造
森田想・・・神木径子
猪股怜生・・・神木俊
根岸季衣・・・神木春枝

<ストーリー>

夢のマイホームに引っ越した神木家。そんな中、長男の則雄は隣のクラスの女生徒・住田から突如「気を付けて」と話し掛けられる。すると、神木家では次々と不可解な現象が起こり始め…。

見せてやる、極上の地獄を――

―感想―

元気ハツラツお〇んこまんまん!

モロに言っちゃったよ(笑)。

勿論原作の漫画にはこんなものはない。

下品な言葉を浴びせたら流石の悪霊も怯むんじゃないか、これが監督の考え、白石流。

割と嘔吐シーン多め。

これは今始まった事じゃない。

白石作品は昔から無駄にゲロを直接見せる作品が結構ある。

なので本作ではやたらと食事のシーンが出てくるので、自然と「あ、本作にもゲロシーンあるな」と予測は出来たから俺はそこだけ華麗に目を逸らす事が出来た(ドヤッ)。

先に予告編を観た時に感じた通りの面白さ。

霊に対して物理で攻撃するのが白石監督の十八番だから、それを画に描いた様にやっちゃっている本作に彼を抜擢したのは大正解。

ボケた婆さんが、相次ぐ家族の死によって覚醒し、笑え食え寝ろ、をモットーに孫の長男を肉体的に精神的に内から鍛え上げ、悪霊サユリに立ち向かわせる。

それだけでは済まさず、悪の根源となったサユリの家族を拉致してきて、拷問を与え「これでどうじゃサユリ!」と煽りまくるパワフルさに頼もしさを抱かずにはいられない。

婆さん、本当にボケてるのか?と疑ってしまう程の変わり様がすこぶる痛快である。

婆さん一家が被害者ならば、サユリも又悲しき被害者、そして娘が持つ強い恨みを直接晴らさせる為に無理矢理拉致られ連れてこられたサユリ一家も憐れみを一切抱かない被害者。

そうこの映画は被害者の会で結成された極上のエンターテインメントホラーなのだ。

今作の可愛い子役図鑑

実父に性的虐待されるサユリを演じた照井野々花ちゃん。

白石監督て、かなり子役に可愛い子を連れてくる確率が高い。

こんなにも可憐なサユリだが、実父のせいで人生を滅茶苦茶に狂わされた事で、最終的にはこんな姿になる。

うわあ(;'∀')

普通に成長していたらとんでもない美人になったんだろうなと思うと、このビジュアルは衝撃過ぎる。

評価:★★★☆

25/02/09DVD鑑賞(新作)

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あのコはだぁれ?

2024年12月05日 17時39分28秒 | 邦画ホラー

2024年

日本

107分

学園/ホラー

劇場公開(2024/07/19)

監督:
清水崇

『ミンナのウタ』

原案:
清水崇
脚本:
清水崇

主題歌:
ヒグチアイ『誰』

出演:
渋谷凪咲・・・君島ほのか
早瀬憩・・・三浦瞳
山時聡真・・・前川タケル
荒木飛羽・・・島田蓮人
今森茉耶・・・小日向まり
蒼井旬・・・阿部大樹
穂紫朋子・・・高谷さな
今井あずさ・・・川松良江
小原正子・・・三浦唯
伊藤麻実子・・・前川妙子
たくませいこ・・・仁科恭子
山川真里果・・・高谷詩織
松尾諭・・・中村育英
マキタスポーツ・・・権田継俊
染谷将太・・・七尾悠馬
堀桃子・・・川松良江(32年前)
松木大輔・・・高谷洋一
中務裕太・・・中務裕太

<ストーリー>

夏休みの補習クラスを担当する臨時教師・君島ほのかの目の前で、ある女子生徒が屋上から飛び降り、不可解な死を遂げる。ほのかと生徒の三浦瞳、前川タケルたちは“あのコ”にまつわる衝撃の事実にたどり着き…。

この教室には、いないはずの生徒がいる――。

見つかったら、殺される。

―感想―

 

予告編にもあるからネタバレにはならないだろうけども、染谷将太が車におもくそ轢かれるシーンがあるやん?

これ、物語が佳境に入った時に起きるのかと思っていたら、冒頭だった、初っ端かいって声が出てしまったわw

なぎちゃん、演技上手すぎ。

初主演でしょ?監督の演出、演技指導が良かったのか、それとも天性の才能なのか。

なぎちゃんがNMB48に加入した時も知っている古参ヲタだった俺だが(今はもうヲタ卒しました)、得意とする大喜利を武器にバラエティーで開花するのは予想出来ても、女優として成功するとは想像にもしていなかったなあ。

何時もニコニコしているイメージしかないなぎちゃんが、あんな卓越した恐怖顔を見せてくれるとはね、特に推しではなかったが、アイドルデビュー時から見守って来たファンとしてはなんか凄く成長していて喜びを隠せない。

監督自ら打診し彼女が持つイメージを壊したかったみたいだが、それをなぎちゃんが自身が見事に応えた形にはなっていたね。

さて本作ですが、監督の前作『ミンナのウタ』とリンクさせた内容でして、現に『ミンナのウタ』の出演者の1人だった中務裕太が「行くと呪われるよ」と、居酒屋でなぎちゃんの腕を掴んで忠告するだけの役で登場している。

「離して下さい!!!!」

完全に変質者扱いである(笑)。

なので、出来ればまだ『ミンナのウタ』が未見であるならば、先ずはそちらを観てから本作を観た方が寄り展開には入り込め易いんじゃないかな。

怖すぎる!!と話題になったUFOキャッチャーのシーンだけど、俺的には別に言うほど全然怖くはなかった。

これよりも『ミンナのウタ』同様に山川真里果さんが松尾諭に向かってバケモノ顔で猛ダッシュしてくる場面は震えた、こっちくんな!!

まあ結果的には主人公視点で書くとバッドエンドだよね。

只、多くの生徒を救った、全ての元凶である女子高生の霊を鎮めたという点では真の勇者。

特に思入れのない女優が主人公を演じていたら「あらら」で観終えるだろうけど、元NMB48ヲタとしては意識せずにはいられないなぎちゃんだからね、妙にやるせない気持ちにはなったよ。

という訳で、作品自体は『ミンナのウタ』程の気味の悪さは感じず、場面によっては『ミンナのウタ』と丸被りなので既視感ありまくり、よって可もなく不可もなくといった所だが、なぎちゃんの頑張りに免じて星3つ半付けときます。

評価:★★★☆

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マッチング

2024年09月19日 14時45分49秒 | 邦画ホラー

2024年

日本

110分

サスペンス/ホラー

劇場公開(2024/02/23)

監督:
内田英治

『サイレントラブ』

原作:
内田英治
脚本:
内田英治

主題歌:
Aimer『800』

出演:
土屋太鳳・・・唯島輪花
佐久間大介・・・永山吐夢
金子ノブアキ・・・影山剛
真飛聖・・・西山茜
後藤剛範・・・堀井健太
片山萌美・・・伊藤尚美
片岡礼子・・・美知子
杉本哲太・・・唯島芳樹
斉藤由貴・・・節子

<ストーリー>

ウエディングプランナーの輪花は、親友で同僚の尚美の勧めでマッチングアプリに登録をするが、この日を境に生活が一変する。

ラスト1秒、
あなたの愛が反転する。

―感想―

「もう二度と、お父さんの顔なんて見たくもない!」

それが私が父と話した最後の日でした。

こんなん悲し過ぎだろ。

太鳳ちゃんの絶叫演技良かったな~。

同僚が目の前に落ちて来て、パニックと驚きが一緒くたになるリアクションも素晴らしかった。

人によってはオーバーリアクションと思うかもしれないが、俺はリアルで同じ目に遭ったら、ああいう驚き方になるだろうと納得感しか抱かなかったですわ。

いいねえ、こういうどんでんに次ぐどんでん展開(岡田監督とちゃうよw←ごめん阪神ファンしか分からないかw)

1回落ち着いたと思ったら、又別の真実が証明されていく。

そして最後にあるのはハッピーエンドとは真逆の不安と不幸な未来しか約束されていないバッドエンドなんだから、観客のほっとした一息を一気に打ち消すには最高、最悪の落とし方。

でも、ラストカットの「ニカッ」と笑うのは要らん。

音楽のMVじゃあるまいし、あれだけでも映画として安っぽくなるから余計なもの足すなと言いたい。

犯人は母親がパソコンのチャットで知り合った妻持ちの男に捨てられて闇落ちしたのを根に持っているから、マッチングアプリで結婚した夫婦を妬み襲い殺しているのだろう。

まあ正直なところ、犯人が誰かは直感で分かるものの(輪花が鈍感なだけ)、本作の肝はそこの部分ではないというのが徐々に強く見えてくる。

汚れた愛が生み出した、どろっどろの人物関係が点と点で結びついた時、そういうことか!というある種のスッキリとした感覚と、上手く騙された事による”やられた感”を俺は味わえましたねえ。

内容的にはほんと救いようのないものなんだけど、予想にもしていなかった「まさか」のどんでん返しを堪能出来たので、久しぶりに和製サスペンスホラーで面白かったと思える作品だった。

今作の土屋太鳳図鑑

可愛い。

好きな顔としては俺の五本の指には入る。

現実に土屋太鳳とマッチング出来る確率は限りなくゼロだ、悲しい。

今作の可愛い子役図鑑

土屋太鳳ちゃんが演じた輪花の幼少期の子役ちゃん。

可愛い。

この子と現実にマッチングする確率も限りなくゼロとか書くとかなりキモいから止めろw

評価:★★★☆

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貞子 ~弔いのペンダント~

2024年09月15日 14時49分59秒 | 邦画ホラー

2024年

日本

53分

ホラー

オリジナルビデオ

監督:
伊藤和広

出演:
雛形あきこ
林祐衣
和泉元彌
石井美奈子
福留光帆
河村たかし
マツちゃん
菅原亜未
大塚れな
音咲あやね

<ストーリー>

巷で噂の心霊スポット・貞子の怨念が封印された廃校にやって来た都市伝説研究会のメンバー。特に何ごとも起こらず、撮影した動画にも何も映っていなかったが…。

―感想―

貞子とあるからあの貞子かと思って借りたら全然関係ない貞子だった。

一瞬鈴木福かと思ったが全然知らない役者だった。

つか、なんやねんこいつw

基本的に男共がきっしょい映画です。

何処の劇団?て位にど素人寄せ集めみたいな人選でして、ここまで酷い演技久しぶりに観た気がする。

あれ?この人知ってるぞ、「日本一接客態度の悪い店」の店員さんやん。

女優に転身したんかな、本筋に全く絡んでこないモブキャラでしたけど。

廃校(と言っても普通に綺麗)を探索中に一人の女がロッカーの中にあるペンダントを見付け、こっそり盗んだ事で、貞子が「返して~返して~」と襲い掛かってくる内容。

確かこっそりと盗んだはずなのだが、「あなた早くペンダント出しなさいよ!」

何で知ってる、違和感しかない。

そんな霊として現れる時の見た目は完全にあの貞子像をパクっている本作の貞子を演じているのが雛形あきこ。

悪いけど一人だけ浮いている、演技力が違い過ぎて(笑)。

流石、ベテラン俳優である、でも逆になんでこんな映画に出てんの?

もうちゃんとした仕事が無いんかな、可哀想に(同情するなら仕事くれ!)

一ミリも役に立っていない霊媒師、コントみたいな死に方をする登場人物。

そして挙句にはストーカー紛いの男に「ありがとう」と何故か抱き付くヒロイン、そうとはならんだろ(近寄らないで!とあれだけ悪態ついてたのに、ほんと女の心変わりて恐ろしいものよのぉ)。

話の大まかな流れは理解出来たが、学芸会並のつまらなさに失笑、失笑、大失笑。

あと、台詞が殆ど聞き取れない、胸にピンマイクでも着けて喋らせても良かったのでは(苦笑)。

評価:★☆

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毒娘

2024年09月07日 14時58分49秒 | 邦画ホラー

2023年

日本

105分

ホラー/サスペンス

R15+

劇場公開(2024/04/05)

監督:
内藤瑛亮

『dTVオリジナルドラマ「不能犯」 Vol.1』

脚本:
内藤瑛亮

出演:
佐津川愛美・・・萩乃
植原星空・・・萌花
伊礼姫奈・・・ちーちゃん

竹財輝之助・・・篤紘

<ストーリー>

夫と娘の萌花と中古の一軒家に越して来た萩乃。これから幸せな日々が始まるはずだったが、突如現れた少女“ちーちゃん”が、一家の押し隠そうとしていた「毒」を暴いていく。

この家で幸せになることは<ちーちゃん>が許さない。

―感想―

あれれ。

コミック本の「ちーちゃん」が面白かっただけに、この実写版にもそれなりの期待を寄せてたんだけどなあ。

ちーちゃん自体は突発的な異常行動と何を考えているのかが読めない不気味さがありホラーアイコンとしては上出来。

カメラが顔を大きく映し出せば意外にも可愛いというギャップ萌え。

両親揃って空気読めない、ネグレクトなのだから、そりゃそういう娘になるだろう。

警察も何やってんだ?て感じだし。

しかもあんな悲惨な事件があったにも関わらず、普通に売り物件として出す不動産会社も問題大いにあり。

ちーちゃんにとっては「私の家」という考えなので、他人に住まれると迷惑となり、あの手この手を使って排除しに掛かる、その理屈には賛同出来ないが理解は得れる。

まあこの辺の物語構成及び設定には然程不満は無いのですが、如何せん全体的なテンポが非常に悪過ぎる。

申し訳ないが2度、寝落ちしてしまった。

そこまで家庭事情を詳しく描く必要はなかろうて。

ある程度の事は簡潔に済ませて且つ観客にも必要最小限に分からせれば十分かと。

それをダラダラと説明気味に描いているものだから、物語の進みが前には行ってはいるが、どことなく足踏みしている感覚に捉われちゃって物凄くダレてしまった。

萌花は同じく両親からの愛情を受け取れていないちーちゃんにシンパシーを抱き、一緒になっておかしな言動を繰り返す人間になったのだろう。

が、裏を返せば、洗脳されているとも読み取れる。

人の弱い部分に付け込むちーちゃんの策士ぷりには頭が下がるが、結果的に「愛」によってその洗脳は解けるのよね。

やっぱ人ってのは孤独に生きると性格が歪み、肉親や他者から強く愛されれば真っ当に生き様という考えに変わる生き物なのかもしれないな。

勿体ない仕上がりだよね、と思うよ総合的に見て。

ホラーとしての惹かれる素材は幾つもあるけれど(凶器となる巨大ハサミの使い方や、それその物の他者から見たら慄くしかない存在感もそう)、只やっぱりスローな展開速度が作品をダメにしている、というのが私の思う第一印象だった。

評価:★★☆

24/09/07DVD鑑賞(新作)

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