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銀幕大帝α

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スパイダー/増殖

2025年04月06日 17時19分24秒 | 洋画ホラー

VERMINES/INFESTED

2023年

フランス

106分

ホラー/パニック/ドラマ

劇場公開(2024/11/01)

監督:
セバスティアン・ヴァニセック
脚本:
セバスティアン・ヴァニセック

出演:
テオ・クリスティーヌ・・・カレブ
ソフィア・ルサーフル・・・リラ
フィネガン・オールドフィールド・・・ジョルディ
ジェローム・ニエル・・・マティス
リサ・ニャルコ・・・マノン

<ストーリー>

パリ郊外のアパートに暮らすエキゾチックアニマル愛好家のカレブ。ある日、カレブは知り合いが経営する雑貨店で珍しい毒グモを手に入れる。

クモに、殺される。

―感想―

蜘蛛クモ大パニックホラー。

大袈裟過ぎるモンスター級ではなく、子蜘蛛から適度なサイズの蜘蛛までバリエーション豊か。

間を開けて暗闇からわらわらと現れて大群で襲ってくる場面は蜘蛛版ゾンビて感じがするし、建物の中という閉鎖空間での逃げ惑う姿にはスリルを追求していて非常にハラハラさせられる。

何処か『エイリアン2』を彷彿とさせる蜘蛛の糸でぐるぐる巻きにされた住人の描写も不気味過ぎていい。

主人公である自分には厳しく他人には優しいカレブが怪し過ぎる雑貨店で購入した毒蜘蛛、これが管理の甘さから逃げ出し一気に大量増殖。

逃げるか建物の中に留まるかで言い争っている短時間で一瞬にして蜘蛛だらけと化すアパート。

もうこの一言「ヤバい」が全てを物語っておりますね、脱出無理だろ、と観ている俺ですらも不安に蝕まれる絶妙な一言だわ。

絶望を味わってみたいか?

こんなん実際目にしたら腰抜かす自信しかないわ俺。

事の発端となったカレブは他人事みたいな態度取っていてイラッとしたが、終盤己の口から非を認めていたので許した(笑)。

「誓うか?」

「俺は誓わない」

「誓うか?」

「俺に誓わせるんじゃねえ!」

こんなやり取りがしょっちゅう出て来る理由、ちゃんとあります。

頑なに「誓わない」理由、あーそういう事でか!と納得。

ちょっとした過ちによって縺れてしまった友情、それを修復したいと思ってはいるが意固地になって口には出せない自分への苛立ち。

こられの延長が「誓わない」理由に繋がっており、そしてエンディングにて写真の裏に記載された文字で明確な答えとして提示された時、妙にウルッとくるものがあったなあ。

男同士の友情、時には面倒臭く、時には小恥ずかしいんだよな、同じ男として何か分かるわ~それ。

俺個人としては凄く楽しめた作品でしたね、兎に角、小さな穴があれば何処からでも侵入してくる蜘蛛が猛烈に怖い。

中々希望の光へと導かれない展開と、行く先々で遭遇する蜘蛛の大群に胸のドキドキが鳴り止まず、カレブを中心とした仲間達の奮闘にも終始目が離せなくなりました。

盛り上がりとしてのピークは地下駐車場へと続く通路を光(蜘蛛の弱点)を頼りに通り抜けようとするシーンでしょう。

結果的に駐車場には入れて貰えず又(蜘蛛の群れの中を走り抜けて)戻る、という流れが犠牲者を生む事にも繋がって強い緊張感を抱かされるという点でも秀逸。

只一つ難点を上げるとするならば、その仲間の一人に警官のねえちゃんが居るのだが、こいつがしつこい位、うるさい(-_-;)

ずっと「私が助けに行く!」と叫び続けるものだから、正直行かせてやれよ、うるせえよこの女、と思ってしまったのが減点(一番冷静にしなきゃいけない警官が一番ヒステリックになっちゃいかんだろ)。

それでも星4つは付けたいね、夢中になって観れたから俺は。

評価:★★★★

25/04/06DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2025-04-02

メーカー: アルバトロス

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情報<横浜フランス映画祭2024>

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ザ・エクソシズム

2025年04月04日 14時44分39秒 | 洋画ホラー

THE EXORCISM

2024年

アメリカ

95分

ホラー

PG12

劇場公開(2025/02/21)

監督:
ジョシュア・ジョン・ミラー

脚本:
ジョシュア・ジョン・ミラー

出演:
ラッセル・クロウ・・・アンソニー・ミラー

<ストーリー>

依存症に苦しみながら再起の時を待つ俳優のアンソニー。ある映画の撮影現場で主演俳優が事故死を遂げ、アンソニーに代役の話が舞い込む。彼は意気込んで撮影に臨むが…。

憑りつかれたのは神父――

―感想―

あれ?この前神父やってなかったかラッセル・クロウ。

又神父の役かいな、と思いながら観てたら違った。

正確には落ちぶれた役者が神父の役を貰って一念発起する話なのだが、役に入り込む内に悪魔にも入り込まれてしまう、そう神父役のラッセル・クロウが悪魔憑きとなるんですね~。

ある意味『ヴァチカンのエクソシスト』のパロディホラーみたいな形。

2作を間を開けずに続けて観ると、なんかフフッてなるよな(俺だけか?)。

あっちは実に頼もしい神父さんでしたが、こっちはあくまでも神父の「役」だし、酒に溺れる情けない男だしで、全く正反対の頼りなさに娘(同性愛者)が「どうしよ!どうしよ!」としょっちゅうパニくる姿が可哀想に見えてしまった。

そんな正規の神父じゃない普通のおっさんが、ラストで本物の神父へと乗り移った悪魔と対峙してやっつけちゃうんだよ?正直なんでやねん、てツッコんでしまった。

一応彼の幼少期に起きた出来事が引き金にはなっている様でしたが、あんまり面白くなかったわ。

ホラーとしての盛り上がりに入るまでがダルダルで、もう少しテンポ上げて描いて欲しかったし、盛り上がりに入るまでの途中経過にも面白い要素は放り込んで貰いたかったなあ。

まあぶっちゃけ、期待外れだったという事で。

評価:★★★

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シャーク・イン・ザ・ダーク

2025年04月01日 16時03分44秒 | 洋画ホラー

BLIND WATERS

2023年

アメリカ

101分

アクション/ホラー

劇場未公開

監督:
アンソニー・C・フェランテ

『ゾンビ津波』
脚本:
アンソニー・C・フェランテ

出演:
メーガン・カラスキージョ
ノアム・シグラー

<ストーリー>

ダイビングをしにやって来たウェストンとバレンティナのカップル。しかし、突如として海底から現れた巨大なサメが船に激突し、ふたりは海に投げ出されてしまう。

―感想―

みんな大好きアサイラム社の映画、始まり始まりだよ~♪

って観るまでアサイラム映画だとはつゆ知らず。

これアサイラム映画だったのか。

ここの会社のイメージとしては適当な話と、雑なCGが先に頭に浮かぶのだが、なんとこの作品、それらを良い意味で覆す。

肝となるサメがちゃんとサメなんだわ、バリバリのCGじゃなくて、映像にマッチさせたサメをちゃんと登場させていたのには驚き。

後、毎夜9時に花火が上がるという要素が、きちんとラストで活かされてたのも良かった。

それと船のデッキに上がる手段として、ハッチを開けてそこから外に出るというのも展開に上手く繋げてましたね。

悪党を目が見えなくなったヒロインが倒すのではなく、サメの餌にするというのもサメ映画としては合格。

おいおいどうした、アサイラム映画にしては演出面含め出来が良いじゃないか。

ヒロインの彼氏さんがイケメンナイスガイ過ぎました、だから余計に生き延びて欲しかったなあ。

そこは容赦しないのね、なんかえらい可哀想に思いましたわ。

悪党がカップルを手伝ったり手伝わなかったりと、立ち位置が少し中途半端に感じたが、自分の本性(正体)がバレない為に取っていた行動だと考えると納得はいく。

で彼氏がプロポーズに用意していた指輪を悪党がこっそりくすねていた事も、結果はどうであれ最終的にヒロインの手元に届く手助けにはなっている。

案外上手く練られた脚本だと思いましたよ俺は。

只カップルのキスの回数は多い、そう何度も見せつけてくれなくても仲が良いのは分かりましたから!(単なる嫉妬w)

評価:★★★☆

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レンタル開始日: 2025-03-05

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ブラッド・シャウト 地獄への響き

2025年03月31日 21時45分42秒 | 洋画ホラー

WHAT THE WATERS LEFT BEHIND: SCARS

2022年

ニュージーランド/イタリア

85分

ホラー

PG12

劇場未公開

監督:
ニコラス・オネッティ

『ブラッド・インフェルノ』

出演:
アグスティン・オルチェーゼ
クララ・コヴァチッチ
マグイ・ブラービ
チュチョ・フェルナンデス
パウラ・ブラスカ

<ストーリー>

アルゼンチンをツアー中、捨て去られた街で立ち往生してしまったインディー・ロックバンド。突然の不運に見舞われた一行は、その街で血塗られた地獄を目の当たりにする。

―感想―

これまたホラー映画としては恰好のロケーションを選んだなあ、と感心したのも束の間、すっげえ既視感が。

なんでも「エペクエン」という実在する水没した村だそうで。

いやそのことは別にいいんだよ、この場所って本監督が以前撮った『ブラッド・インフェルノ』と同じロケ地やんけ。

そうとう気に入ってるんだろうなここ。

他の場所でも撮れよ(笑)。

今回は『悪魔のいけにえ』みたいなものを狙ったのかな。

にしては色々と酷すぎない?展開とか演出とか。

アホばっかりやないか。

殺人側の一族は言い争いばかりしていて仲悪いし、というか仲間割れしてるし。

ターゲットとなったロックバンドの連中は頭良くねえし。

(あ、彼らがご丁寧にバーで丸ごと1曲演奏するんだけど、あのサウンド、メロディー自体は好みでした。)

で、どうにかこうにかで拘束されている手錠とかの鍵を見付けてヒロインが舞い戻り

「約束通り助けに戻ったわよ」

「ありがとう、さあ俺達だけでも逃げよう!」

・・・。

・・・。

何故そこでキスしようとするww

はよ、逃げろや、逃げ切ってからキスしろや、アホ過ぎるだろこの2人w

そんな悠長な事やっているから殺られるねん、ほんまアホ過ぎて草しか生えん。

しかも唯一生き延びた男は、とっとと一人で逃げ出せばいいのに、「犬」として飼われていた見ず知らずの女に「俺と一緒に外に出るんだ」つってお姫様抱っこしたまま自分らの車に乗せる。

もうこことはおさらばだ、と車のキーを回そうとした瞬間、その連れて来た女に首を噛み千切られてエンド。

バカだバカだ、ほんと救いようのないバカばかりだ、バカの幕の内弁当かってえの。

評価:★★☆

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レンタル開始日: 2025-02-28

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デス・トーキング 死の連鎖

2025年03月30日 15時54分22秒 | 洋画ホラー

LORE

2023年

イギリス

91分

ホラー

R-15

劇場未公開

監督:
ジェームズ・ブーシュ
パトリック・マイケル・ライダー
グレイグ・ジョンソン

出演:
ビル・フェローズ
ルーファス・ハウンド
アンドリュー・リー・ポッツ
ケイティー・シェリダン
ジェニファー・K・プレストン

<ストーリー>

恐いものが好きな若者4人組はスコットランドを旅行中、怪談話を楽しむテーマキャンプに参加することに。その夜、あやしげなツアーガイドの男に誘われ、4人はひとりずつ順番に1番怖い話をしていくが…。

―感想―

4人の男女が順番に怪談話を披露するオムニバス形式のホラー。

これがまあちっとも怖くない。

只、徐々にゴア度は上がって行きます。

1話目は逃げる男の中に潜む「悪魔」に焦点を当てている、展開自体が大して面白くない。

2話目は空き家となった祖母の家へとやってきた母子が霊に遭遇する、女霊のバレエの動きを取り入れつつカクカクっとした斬新な迫り方が素晴らしい。

3話目からゴア描写が追加、DV夫にカルト集団が制裁を加える、心臓抉り出しが見物。

ラスト4話目は、映画館でレジを担当している鈍臭い大男がミスを犯し支配人からクビを言い渡されブチギレて殺人鬼と化す、切り株満載のスプラッター描写が続き、これが一番楽しめた。

怪談話で盛り上がった4人が朝目覚めると、ツアーガイドの胡散臭いおっさんが姿を消し(個々の所持品も無くなっている)、家に帰るとそのTVには一人が話した怪談が現実となっていたというオチ。

4話それぞれが毛色の違うホラーとなっているので、好みは分れるかと思う。

ゴーストものが好きなら2話目、スプラッター好きなら4話目といった所か。

ラストで又別の参加者の男が例の胡散臭いツアーガイドのおっさんにそそのかされて怪談話を始めるが、ものごっつい中途半端な部分まで話してエンディングに入ったものだから、全部喋ってから終われよと俺の中では不満爆発。

評価:★★★

25/03/30DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2025-03-26

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