現実逃避ING

やるせない毎日からの逃避行。

クローバーフィールド/HAKAISHA

2008年04月30日 | 映画
自由の女神の頭がふっ飛んでくるという衝撃的な映像が公開されて、アレは何なんだ!?と気になって仕方なかった。

全編通して、ホームパーティーでビデオカメラ担当になった人のそのカメラに映された映像によって展開するという斬新な映画だった。

ただ、ホントにビデオカメラの映像のみなので、正直途中から疲れてしまった。疲れてからというもの、“あの怪物”の正体は何なのかという最初の興味はどこかに飛んでしまった。

そもそも、この状況でカメラを回し続けられるのか?
避難を誘導する警官たちに制止されないのか?


という映画を観ながらそれを考えたら面白くないだろうという現実的な疑問ばかりが頭を過ぎってしまった。

結局、結末も何かが解決するものではない。
衝撃的な映像と効果的な宣伝が全てという感じ。
パニック系の映画はやっぱりあまり好きじゃないなぁと改めて思ってしまった。
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少林少女

2008年04月29日 | 映画
少林拳にラクロスというアンマッチな組み合わせに加え、少林サッカーやカンフーハッスルのようなコメディとアクションの面白さを感じて観に行った。

が、正直、思っていたほどの楽しさは感じなかった。笑いどころもアクションのカッコ良さもやや物足りなさを感じて残念だった。個人的に、少林拳とラクロスの融合シーンがもうちょっと本編に絡んで来て欲しかった。

ただ、柴咲コウのアクションシーンは、意外に本格的なアクションで驚いた。実はもっと大したことないと思っていたから。

… …

映画の舞台挨拶をワイドショー番組でチラッと見たとき、共演者の岡村や仲村トオルがスピンオフを狙ってるとかどうとか言っていたような気がする。

正直、そこまで魅力的なキャラクターとは思えない。けど、スピンオフにして背景を描いてくれないと、よく分からないキャラクターだったのは確かかもネ。
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名探偵コナン 戦慄の楽譜

2008年04月26日 | 映画
言わずと知れた「名探偵コナン」の劇場版第12作。

音痴で有名?なコナンに絶対音感というキーワードを据えた今作。果たしてどんなストーリーになるのか、と結構楽しみにしていた。

意外にも、コナンは音痴だけど音には敏感という話で落ち着いていた。音痴で絶対音感を持っているわけじゃないのに、絶対音感を持っている人とタメ張れるくらいに敏感っていうのはちょいとやり過ぎ感はあったけど、ここ最近のアクションシーンのやり過ぎに比べたらマシな方かな。

全体的にはそれほど盛り上がりが大きいストーリーではなかったけど、細かいポイントがいくつもあって良かったかな。
元太が代わりに喉を痛めちゃったりとか、灰原がコナンに暗号を送るシーンとか。中学時代の新一と蘭の仲直りも本編にマッチしていたと思えた。
最後の犯人との対峙シーンは、探偵としてのコナンの根底になる部分もあってかなり見応えがあった。

それに、主要キャラとして登場する秋庭怜子が、周囲に悪態を付きながら、実は周囲を思いやって行動しているというのも、側をうろつくコナンの役割を考えるととても良かった。

映画の最後には例年通り次回作の製作決定の一報が。どうやら劇場版ではご無沙汰、黒の組織が関わってくる模様。劇場版のオリジナルストーリーで黒の組織を出すのはなかなか難しいのだろうけど、「天国へのカウントダウン」に匹敵するくらいスリリングな展開を期待したい。

… …

そういえば、先日テレビで放送した前作「紺碧の棺」を見たけど、プロローグにあたる冒頭のカーチェイスシーンや、途中のおとぼけシーンがばっさりカットされてて少しガッカリだった。

やはりちゃんと楽しむなら、映画館。最悪DVDじゃないとダメだなと思った。
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ノーカントリー

2008年04月15日 | 映画
麻薬取引の金を偶然にも持ち逃げすることになり、マフィアの追っ手から追われることになった男の逃亡劇。

追う男である殺し屋のシガーは、金が最後には自分の下へ流れてくると信じている。追われる男、元ベトナム戦争兵のモスは、追う者が誰であろうと、金を持って逃げ切れると信じていた。

とにかく、追う男シガーの冷たく凍るような表情が怖かった。ほんの少しの世間話さえも受け付けない、殺すか殺さないかの二択だけがそこに存在しているという恐怖感。おまけに実体のつかめない消火器型のエアーガンのような武器。

シガーから感じられる恐怖とは裏腹に、モスが何故逃げ切れると信じて逃亡劇に打って出るのかがいまいち感じられなかった。兵役の経験から、というのも後付で知った話。

徴兵制もなく、戦争もない日本人には、兵役で死線を潜り抜けた経験があるというのがそう簡単には理解し難いのか。単に私が理解できなかっただけか

全体を通してシガーの表情に圧倒された。そして、決してイイ形では終わらないという結末に気持ち悪さ倍増。最後の殺しのシーンが映像になってなかったのが唯一の救いだったかも知れない。

そういえば、結局あの大金ってどうなったんだっけ?と、何だか重要な部分を見逃していたんじゃないかと、最後まで気持ち悪さが残ってしまった。
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Sweet Rain 死神の精度

2008年04月13日 | 映画
死神は対象となる人物を見定めて決定を下す。「実行=死」か「見送り=生」か、を。

3つの時代にまたがったそれぞれのストーリー。きっと繋がっているのだろうと無粋な思いを持って観ていても、最後に知るその意味の大きさは充分だった。

元々はあまり興味がなく、興味を持ったのは、小西真奈美が藤木一恵という名前でCDデビューしたからだった。

実際は、劇中で歌うわけではなかったが、その切ない歌声とメロディーは映画のムードにマッチしていてとても良かった。

観ていて気になったのは、金城武が演じた死神。浮世離れした雰囲気を演じていたのだと思うけど、喋り方が無機質過ぎて違和感を感じてしまった。そういえば、ドラマを含めて、金城武が出演している作品を観るのはこれが初めてかも知れない。

舞台となる3つの時代は、それぞれが結構違うはずなのに、それほど違いがないように思えて分かり難かった。唯一、3つ目の時代は「お手伝いロボット」なるものがあったり、「2002年以来20年ぶりに…」というニュースがあったりして、近未来なんだなぁと思えたが。

話の前半を思い出すと、若干中だるみした感は否めないけど、最後のまとめ方がとても良かったので、スッキリと観終えられた。
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バンテージポイント

2008年04月05日 | 映画
アメリカ大統領の狙撃シーンというショッキングな映像を、様々な人間の視点から描いていく。

大統領が広場へ向かうときから、狙撃、周辺での爆発、広場での爆発まで。その場にいた人物の視点で、この出来事が繰り返されていく。という、珍しいストーリー展開で進んでいく。

そういう展開だからこそ、犯人は誰なのか、どんな結末を辿るのかを、存分に予想して観ていられた。普通のサスペンス物は、あまり最初の方から「こいつ怪しい」って予想し過ぎると、物足りなかったり、観るポイントがズレてて悔しかったりするからネ。この映画では、そういう箇所がいくつもあって、それがまさに“それぞれの視点”として出てくるから物足りない感じは残らなかった。

時間が短い分、少しエンディングがあっさりしていた気がする。ただ、長丁場で中だるみしてしまうよりはずっとスッキリ楽しむことが出来た。

機会があればもう一度観てみたいかな。
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ワンピース THE MOVIE エピソード・オブ・チョッパー+

2008年03月02日 | 映画
もし、今の麦わら海賊団に船医チョッパーがいなかったら…。チョッパーが仲間になったエピソードを、そんな“もしも”の話として作り上げた今作。チョッパーはワンピースの中で一番好きなキャラだから、是非観たいと思っていた。

ロビンやフランキーなど登場人物にやや変更はあるものの、エピソードとしての感動はそのまま。元のエピソードがそれほど壮大なものではないから、短縮されてワケが分からないということはない。

元を知らなくても楽しめるとは思うけど、元を知っていると「こんな風に変えたのか」と思いながら観ることが出来てよりイイのだろう。

ただ、どうしても映画館で観なきゃ、という感じではない。昨年の「エピソード・オブ・アラバスタ」はDVDで見たけど、それで充分だったと思えたし。

じゃあ、何故観に行ったか。そりゃー、「好きだから」
それだけで充分でしょ
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ジャンパー(先行上映)

2008年03月01日 | 映画
先行上映、しかも映画の日だから1000円

どこにでも自由自在にジャンプできる能力を持つ者。それがジャンパー。ジャンパーとしての力を使って自由を満喫しているディビット・ライス。しかし、パラディンというジャンパーを追う者も存在していた。

追う者の存在は良いとして、何故追うのか、何故追われなければならないのか、がハッキリしていなくて、単なるドタバタ劇に見えてしまった。

ただ、観るべきものはそういう細かいところじゃなくて、ジャンパーの能力の凄さと羨ましさだと思う。「あんな風に出来たらいいよなぁ~」と思わず呟いてしまう。まあ、だからこそ、追う者がいて、オールOKじゃないよ。ってことなんだが。

上映時間が短いから全体的にストーリーがあっさりしている。というか、短すぎて大事なところを端折られているっていう感じがしてしまった
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テラビシアにかける橋

2008年02月24日 | 映画
4人の姉・妹に囲まれ、決して裕福ではない家庭で育ち、すっかり負け犬根性がついてしまったジェス。得意なかけっこでも、隣の家に引っ越してきた転校生の女の子、レスリーに負けてしまう。

気が強く活発なレスリーとジェス。正反対に思える二人は、想像力という共通点があった。ジェスは絵、レスリーは文章という想像力。二人は家の近くの森の中に“テラビシア”という王国を想像力だけで創り上げていく。

ファンタジーにありがちな、冒険の旅に出るとか、強大な敵に立ち向かうという勇気あふれる物語ではない。誰でも子供の頃に憧れるような夢の世界を自分たちで創り、それが映像化して迫ってくる。

日常にとても近い環境に現れたファンタジックな世界にワクワクさせられた。ライラの冒険やナルニア国物語、ハリーポッターのような異世界ではないから、ワクワク感をよりリアルな楽しみに感じられたのだと思う。

余計な予備知識を全く持たずに見たから、クライマックスの展開は全くの予想外で、まるでジェスになった気分に陥ってしまった。

壮大なストーリーではないため、上映時間も比較的短く、ストーリーも簡潔にまとめられている。悲しい話ではあるけど、観終わってとても気持ち良く映画館を出ることが出来た気がした。
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ライラの冒険~黄金の羅針盤~(先行上映)

2008年02月23日 | 映画
先行上映のレイトショーで観た。

全3部からなる物語の序章にあたる今作。現実の世界に近いが、確実に違うパラレルワールド。人々はダイモンと呼ばれる動物の姿をした守護精霊と共に生活をしている。第2部では現実の世界が、第3部ではそれぞれの世界を行き来するらしい。(冒頭でそういうナレーションが入るって結構珍しいと思う。)

主人公のライラを始め、登場するキャラクターがそれぞれとても魅力的なので、観ていて凄く楽しい。特によろいグマのイオレクがカッコイイ。一度は人間の言いなりになって落ちぶれても、ライラと出会ってプライドを取り戻すと、ライラのために勇敢に戦う。そして戦いのないときは、ライラを暖かく包み込んでいる。売店に売ってたぬいぐるみを思わず買ってしまいそうだった。

序章という位置付けだけあって、物語は完全には完結せず、いろいろな謎を残している。正直、そういう終わり方をされると、続きを必ず観なきゃいけない強迫観念にかられて嫌になったりするものだが、今回はそんな風に感じなかった。現実の世界が舞台となる第2部で、ライラたちがどう活躍していくのかとても楽しみ。
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