現実逃避ING

やるせない毎日からの逃避行。

世界柔道2010東京 第二日

2010年09月10日 | 柔道
100個目の金メダルが決まるか!?と注目された2日目の世界柔道は、男子90kg級、81kg級、女子70kg級の3階級が行われた。

男子90kg級には、国際大会5連続優勝で世界ランク1位と波に乗っている小野卓志選手と今大会の日本男子選手中最年少の西山大希選手が出場。小野選手は階級を上げて臨んだ昨年の世界柔道で結果を残せなかっただけに、世界ランク1位で迎える今回は期待出来ると思っていた。

が、放送開始に10分ほど遅れて見始めたらすでに注目は西山選手に移っていた。小野選手は?と思っていると、「小野がすでに破れているだけに…。」とのコメントが。うーん、やはりプレッシャーに弱いのだろうか。81kg級で出場した北京五輪から3年連続というのは…。

その代わり、その西山選手が決勝に進出。準決勝こそ優勢勝ちだったが、そこまでは一本を取りに行く攻めの柔道で勝ち進んでいた。決勝は小野選手を破ったイリアディス選手と対戦。肩の上から背中を取りに来るイリアディス選手の組み手に対し、じりじりと後退する一方。最後まで攻め手に回れず延長戦の末に一本負け。銀メダルを掛けた顔には悔しさが滲んでいた。

男子81kg級には、5年ぶりの代表となった高松正裕選手と、若手の注目株、中井貴裕選手が出場。アテネ五輪、カイロ世界柔道では73kg級で出場して結果を残せていなかった高松選手は、ふっきれたかのように一本を重ねて準決勝へ。準決勝では韓国のキム選手と対戦し、最後まで相手のペースを崩せず敗戦。3位決定戦では、一本こそ取れなかったけど、最後まで攻め続けて銅メダルを獲得した。

ちなみに中井選手の結果は放送中には触れられず。この辺は昨日と同じく少し不満の残るところ。

女子70kg級には、昨年の世界柔道で銅メダルを獲得した渡辺美奈選手と自衛官として初めて代表となった國原頼子選手が出場。その二人が準々決勝で対戦。世界柔道初となる日本人対決は延長戦の末、國原選手が競り勝った。その國原選手と準決勝で対戦したのがデコス選手。試合巧者のデコス選手を相手に自分の柔道をさせてもらえず惜しくも敗戦。3位決定戦では、大内刈りでポイントを取って優勢勝ちし、銅メダルを獲得した。

2日目は金メダルこそなかったが、3階級全てでメダルを獲得した。
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