全日本フィギュア女子シングル＆エキシビジョン

昨日の全日本フィギュア女子シングルフリーを録画で見て、今日のエキシビジョンも見た。

改めて今の日本フィギュアの層の厚さを実感。
この間のグランプリファイナルを見てなかったから、世界と日本の比較はあまり出来ないけども、上位の選手がかなり僅差で競っているのは分かった。

中でも優勝した真央ちゃんと準優勝の村主選手のスケーティングは見事だった。個人的に村主選手が持ち前の表現力とミスのない演技で、フリーで1位の得点を叩き出したのが嬉しかった。（と言っても演技点は真央ちゃんの方が上だったんだけどね。最近、フィギュアを見てなかったせいか、得点の付け方がいまいち把握出来てない…。）

そして、初めて見た鈴木明子選手には、フリーとエキシビジョンとも、その表現力に驚かされた。気付いたら引き込まれたように見ている自分にビックリ。世界選手権の代表にはなれなかったけど、四大陸選手権の代表ということなので期待したいところ。

安藤選手のエキシビジョンは、昨日のアクシデントの影響でジャンプのない構成だったけど、ボレロに合わせた妖艶な演技がとてもキレイだった。悔しさを滲ませながらも村主選手を気遣ったインタビューもとても印象的だった。世界選手権では、万全な状態で完璧な演技を見せて欲しい。

妖艶といえば、真央ちゃんのタンゴもキレイだった。フリーでも思っていたけど、随分大人っぽくなったなぁ、と。

でも、やっぱり一番良かったのは村主選手。村主選手らしいピエロになりきった演技はエンターティナーという言葉がホントに合っていると思う。もう現役としてはそれほど長くやれないだろうと思うけど、バンクーバーまで続けて欲しいと思う。

忘れちゃいけない、男子選手。織田選手はいいとして、小塚選手の演技を見て、男子も女子に負けないくらい層が厚くなっているんだなぁと思った。男子と言うと、一時期の本田選手が孤軍奮闘しているイメージがどうしても強いので。

女子も男子も世界選手権でバンクーバー五輪の出場枠3つを取って来ると抱負を述べていたけど、ホントにその可能性を感じられた。来年の世界選手権はうっかり見逃さないよう気をつけなきゃネ。