現実逃避ING

やるせない毎日からの逃避行。

世界柔道2019東京(第二日)

2019年08月26日 | 柔道
東京で行われている世界柔道。2日目は男子66kg級と女子52kg級が行われた。

男子66kg級には三連覇がかかる阿部一二三選手と初出場の丸山城志郎選手が出場。丸山選手は初出場ながら、阿部選手との直接対決では勝ち越しているというから、前日に続きライバル対決が楽しみ。

その直接対決が準決勝で実現。丸山選手が先に指導二つをもらう苦しい展開。互いに決め手に欠いて延長戦に突入すると、3分半という消耗戦の末、丸山選手が浮腰で技ありを奪って勝利。

阿部選手の3位決定戦。準決勝の時点で腫れていた右目が一層腫れているように見えた。怪我の影響もあったのか、なかなか決定的な技をかけられず延長戦へ。先に相手の返し技で一本が出て焦ったけど、ビデオ判定で取り消しに。その直後に今度は阿部選手が一本を決めた。意地の銅メダル獲得となったが、試合後の泣いている様子から、相当複雑な気持ちだったのだろうと思えた。

決勝は丸山選手が韓国の選手と対戦。準決勝で痛めた足には痛み止めを打っていたとのこと。序盤からプレッシャーをかけ続けたが決めきれず。終盤までもつれるものの、最後は一本を決めて優勝を飾った。

リオ五輪以降の同階級は、ずっと阿部選手一強という様相だったけど、丸山選手が現れたことで東京五輪の代表争いが激しくなりそうだ。

女子52kg級には、連覇がかかる阿部詩選手と女王奪還を目指す志々目愛選手が出場。こちらも男子同様ライバル対決が楽しみなところだったが、実現せず。

志々目選手は準々決勝でリオ五輪金メダリストのケルメンディ選手に敗れるものの、敗者復活戦に勝って3位決定戦へ。試合終盤に奪った技ありと、終了間際に寝技を決めて合わせ技一本。見事に銅メダルを獲得した。

阿部選手は準決勝でケルメンディ選手と対戦し、延長戦までもつれるものの、寝技で一本。決勝に進むとリオ五輪銅メダリストの実力者を相手に僅か30秒で豪快な一本を決めて優勝。見事に連覇を達成した。

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