ソチで行われている冬季オリンピックは5日目。
女子カーリングで日本の初戦となる韓国戦が行われた。日本はセカンドの小野寺選手がインフルエンザで出場出来ず、吉田選手が急遽出場することに。メンバーが変わったことが影響したのか、日本の戦術は単調に見えた。韓国の積極的な攻めに対して後手に回っている印象が強かった。
第9エンドを終えて3点のビハインド。最後の一投まで3点を取って同点にする可能性を残していたけど、得点には結びつかなかった。予選は10カ国の総当りなので、まだ先は長い。次こそ勝って欲しい。
フリースタイルスキー・スロープスタイル女子は予選と決勝が行われた。日本からは高尾千穂選手が出場したが、予選敗退した模様。競技は決勝からの観戦になった。
同じスロープスタイルでも、板に対し平行に身を置くスノーボードと違って、後ろ向きに滑ることがあるスキーはよりスリリングに思えた。そのため、ゼロと呼ばれる回転しない技が存在するのも面白いと思えた。後ろ向きのままジャンプしてそのまま回転しないで着地するのは見た目以上に難易度が高いのだとか。
元々難コースと言われていたスロープスタイルのコース。気温が上がっていたことで、コースの雪の状態がかなり悪く、後半のキッカーと言われるジャンプ台でかなり思い切った入り方をしてもスピードが出ないという状況が続いた。
有力選手がジャンプで着地点が斜面の手前になってしまい転倒してしまうシーンを何度も見かけた。とても見栄えのするはずの競技で、満足な技を出せない状況が続き、正直うんざりしてしまった。
スノーボードでは男子ハーフパイプの予選が行われた。決勝は今夜行われるとのこと。日本からは、15歳の平野歩夢選手を始め、青野令選手、平岡卓選手、子出藤歩夢選手が出場。出場40選手を20人ずつ2組に分けた予選は、各組3位までの6人が直接決勝へ、4位から9位までの12人が準決勝へ進む。
1組に登場した平野選手は1本目で前評判通りの滑り。王者ショーン・ホワイト選手にも負けない高いジャンプは圧巻。体の小ささを感じない大きなジャンプ。1組で1位となり、決勝へ。同組だった青野選手は2本とも失敗して残念ながら、予選敗退だった。
2組では平岡選手が平野選手に引けを取らない滑りで2位。実際得点も平野選手と同じだった。ただ、その上を行ったのがショーン・ホワイト。難易度を落としても全体1位の得点を叩き出せるジャンプはやはり頭一つ抜けている感が否めなかった。
同組の子出藤選手は予選敗退。決勝での平野選手と平岡選手のギアを上げた滑りに期待したい。
スピードスケート女子500mには小平奈緒選手、辻麻希選手、住吉都選手が出場。1本目で37秒台をマークした小平選手が7位。メダル圏内にギリギリ踏み止まったといったところか。
運命の2本目。OUTコーススタートの小平選手は、大きなミスもなくタイムも1本目より縮めてきたものの、メダルには届かず5位入賞。2本とも良い滑りと言える内容だっただけに、上位の選手がより強かったという他にないのだろう。また、辻選手は9位と入賞まであと少しだった。
スノーボード男子ハーフパイプは平野選手が銀、平岡選手が銅だったようだ。金がショーン・ホワイト選手じゃなかったのも驚き。
ジャンプの高梨選手は残念ながら4位。朝4時前に奇跡的に目が覚めてテレビを付けたら、高梨選手の前の選手のジャンプだった。高梨選手から最後まで僅か3人分だが寝ぼけながら見ていた。1位に立てるバーチャルラインを僅かに超えたように見えたけど、この時点で2位。あとの2人が高梨選手の上に入ってしまった。
寝ぼけていたからよく見ていなかったけど、テレマークがなく飛型点がかなり低かったように見えていた。昼間ネットを見ていたら、「追い風で失速」という言葉が散見された。ネット上の話題として、長野五輪金メダリストの原田さんが、高梨選手は今後も言い訳をしないだろうから代わりに言い訳をすると前置きして、追い風の不運が続いたこと(1本目も追い風だった)を訴えていたのだそうだ。
そんな中、同じく長野五輪金メダリストの船木さんの談話を目にした。追い風以外の要因として、テレマークが入れられなかったことを挙げており、なるほどと納得できた。ただし、追い風の中、何とか飛距離を伸ばそうとした結果としており、今後の課題はそこでテレマークを入れられる技術を身につけることが必要とのこと。
思えば現役時代、高く遠くへ飛ぶことを追求した原田さんと、低く美しく飛ぶことを追求した船木さんという二人。解説をする立場になっても互いの目の向くところがこうして違うのが興味深かった。二人が指導者として、互いの追求したものが後進に伝わって行けば、高梨選手のみならず、男子選手にもメダリストが生まれる予感がしてきた。
女子カーリングで日本の初戦となる韓国戦が行われた。日本はセカンドの小野寺選手がインフルエンザで出場出来ず、吉田選手が急遽出場することに。メンバーが変わったことが影響したのか、日本の戦術は単調に見えた。韓国の積極的な攻めに対して後手に回っている印象が強かった。
第9エンドを終えて3点のビハインド。最後の一投まで3点を取って同点にする可能性を残していたけど、得点には結びつかなかった。予選は10カ国の総当りなので、まだ先は長い。次こそ勝って欲しい。
(2014/02/11 16:42)
… …フリースタイルスキー・スロープスタイル女子は予選と決勝が行われた。日本からは高尾千穂選手が出場したが、予選敗退した模様。競技は決勝からの観戦になった。
同じスロープスタイルでも、板に対し平行に身を置くスノーボードと違って、後ろ向きに滑ることがあるスキーはよりスリリングに思えた。そのため、ゼロと呼ばれる回転しない技が存在するのも面白いと思えた。後ろ向きのままジャンプしてそのまま回転しないで着地するのは見た目以上に難易度が高いのだとか。
元々難コースと言われていたスロープスタイルのコース。気温が上がっていたことで、コースの雪の状態がかなり悪く、後半のキッカーと言われるジャンプ台でかなり思い切った入り方をしてもスピードが出ないという状況が続いた。
有力選手がジャンプで着地点が斜面の手前になってしまい転倒してしまうシーンを何度も見かけた。とても見栄えのするはずの競技で、満足な技を出せない状況が続き、正直うんざりしてしまった。
(2014/02/11 16:42)
… …スノーボードでは男子ハーフパイプの予選が行われた。決勝は今夜行われるとのこと。日本からは、15歳の平野歩夢選手を始め、青野令選手、平岡卓選手、子出藤歩夢選手が出場。出場40選手を20人ずつ2組に分けた予選は、各組3位までの6人が直接決勝へ、4位から9位までの12人が準決勝へ進む。
1組に登場した平野選手は1本目で前評判通りの滑り。王者ショーン・ホワイト選手にも負けない高いジャンプは圧巻。体の小ささを感じない大きなジャンプ。1組で1位となり、決勝へ。同組だった青野選手は2本とも失敗して残念ながら、予選敗退だった。
2組では平岡選手が平野選手に引けを取らない滑りで2位。実際得点も平野選手と同じだった。ただ、その上を行ったのがショーン・ホワイト。難易度を落としても全体1位の得点を叩き出せるジャンプはやはり頭一つ抜けている感が否めなかった。
同組の子出藤選手は予選敗退。決勝での平野選手と平岡選手のギアを上げた滑りに期待したい。
(2014/02/11 22:42)
… …スピードスケート女子500mには小平奈緒選手、辻麻希選手、住吉都選手が出場。1本目で37秒台をマークした小平選手が7位。メダル圏内にギリギリ踏み止まったといったところか。
運命の2本目。OUTコーススタートの小平選手は、大きなミスもなくタイムも1本目より縮めてきたものの、メダルには届かず5位入賞。2本とも良い滑りと言える内容だっただけに、上位の選手がより強かったという他にないのだろう。また、辻選手は9位と入賞まであと少しだった。
(2014/02/12 00:41)
… …スノーボード男子ハーフパイプは平野選手が銀、平岡選手が銅だったようだ。金がショーン・ホワイト選手じゃなかったのも驚き。
(2014/02/12 07:31)
… …ジャンプの高梨選手は残念ながら4位。朝4時前に奇跡的に目が覚めてテレビを付けたら、高梨選手の前の選手のジャンプだった。高梨選手から最後まで僅か3人分だが寝ぼけながら見ていた。1位に立てるバーチャルラインを僅かに超えたように見えたけど、この時点で2位。あとの2人が高梨選手の上に入ってしまった。
寝ぼけていたからよく見ていなかったけど、テレマークがなく飛型点がかなり低かったように見えていた。昼間ネットを見ていたら、「追い風で失速」という言葉が散見された。ネット上の話題として、長野五輪金メダリストの原田さんが、高梨選手は今後も言い訳をしないだろうから代わりに言い訳をすると前置きして、追い風の不運が続いたこと(1本目も追い風だった)を訴えていたのだそうだ。
そんな中、同じく長野五輪金メダリストの船木さんの談話を目にした。追い風以外の要因として、テレマークが入れられなかったことを挙げており、なるほどと納得できた。ただし、追い風の中、何とか飛距離を伸ばそうとした結果としており、今後の課題はそこでテレマークを入れられる技術を身につけることが必要とのこと。
思えば現役時代、高く遠くへ飛ぶことを追求した原田さんと、低く美しく飛ぶことを追求した船木さんという二人。解説をする立場になっても互いの目の向くところがこうして違うのが興味深かった。二人が指導者として、互いの追求したものが後進に伝わって行けば、高梨選手のみならず、男子選手にもメダリストが生まれる予感がしてきた。
(2014/02/13 01:03)