現実逃避ING

やるせない毎日からの逃避行。

世界柔道2014チェリャビンスク 第五日

2014年08月30日 | 柔道
ロシアのチェリャビンスクで行われている柔道の世界選手権。5日目は男子90kg級、女子70kg級、女子78kg級が行われた。

男子90kg級にはベイカー茉秋選手が出場。アメリカ人のハーフとのこと。そういえば、この前たまたま見た未来モンスターでも紹介されていたっけ。1回戦は相手が技を掛けて崩れたところをすかさず押さえ込んで一本勝ち。しかし、続く2回戦では指導を2つ受けたところから、攻めに転じようかというところを返されて一本負け。1回戦の勝ち上がり方を考えるとかなり不完全燃焼な結果になってしまった。スロースターター、相手の分析はあまりしないという解説があったけど、今の日本柔道の状況を考えると相手の分析をしないというのは個性というより致命的な問題と思えてしまう(結果が出ていれば、単純に凄いと思ってしまうのだろうが)。大学2年と若い選手なので、今後に期待したい。

女子78kg級には佐藤瑠香選手が出場。2回戦で相手が内股を掛けて崩れたところを押さえ込んで一本勝ち。ベイカー選手と同じような展開だった。続く3回戦では攻め切れずに指導差で優勢負け。お互いに技のポイントがなかっただけに、試合終了間際の大外刈りで有効でも取れればというところだった。

女子70kg級にはヌンイラ華蓮選手が出場。ヌンイラ選手はガーナ人のハーフ。大学時代は古賀稔彦さんの教え子だったとか。ポイントを取られてから逆転して勝ち上がっているという少し危なっかしい印象があった。ただ、準決勝では、寝技に入ろうとしたところから、一気に腕ひしぎ十字固めを決めて一本勝ち。決勝へ勢いが付いたかと思ったけど、決勝では連覇を狙うコロンビアのアルベアール選手に開始から1分で一本負け。銀メダルを獲得した。最後は大舞台での経験の差が出てしまったという印象だった。

放送時間に対して、日本選手の活躍が芳しくなかったからか、この日は男子90kg級のイリアディス選手の勝ち上がりと決勝戦をバッチリ放送していた。決勝くらいはそういう事情がなくても、放送して欲しいものだけど…。結果はイリアディス選手の一本勝ち。この選手の試合を見ていると、日本選手はまだまだパワーが足りないのかなぁと思ってしまう。

今大会、放送の最後に「今日の一本」というコーナーをやっているけど、今日はイリアディス選手に決勝で敗れたトート選手の3回戦での一本背負いだった。解説の穴井さんが日本人にも手本にして欲しいと言っていたらしい。日本人がなかなか結果を出せない階級だけに、まさしくその通りと思えた。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 世界柔道2014チェリャビンス... | トップ | 世界柔道2014チェリャビンス... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

柔道」カテゴリの最新記事