「チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛」

2018年10月公開の映画の紹介です

監督はジャスティン・チャドウィック。
パチンコ系ではなく、本物のチューリップ系の恋愛物語です。
主演・出演はアリシア・ヴィキャンデル、デイン・デハーン、ザック・ガリフィアナキス、ジュディ・デンチ、クリストフ・ヴァルツ。

17世紀・オランダのチューリップ・バブル時代。アムステルダム。
孤児院で育てられたソフィアは、いくつも年が離れた豪商コルネリスの元へ嫁ぎます。
欲しい子だからに恵まれず、3年の月日が流れます。
ソフィアは医師を訪ね、アドバイスを求めますがベッドのある部屋に連れて行かれ慌てて逃げかえります。
ソフィアとコルネリスの侍女・マリアは、魚を届けるウィレムとお互い夢中の状態でした。
ある日、気分転換からソフィアは肖像画を描いてもらおうとコルネリスに話します。
間もなく雇われた、それほど有名ではない若い画家のヤンが家を訪れます。
何度かモデルをするうちに、ソフィアはヤンに惹かれ、ヤンは恋に落ちたと自覚するのです。
ヤンの用事を足しに行ったソフィアは、遂に不倫をしてしまいます。
貧乏なヤンはソフィアとのこれからの為にチューリップ投資で儲けようと考え、ある日球根を盗みに修道院に忍び込みます。
一方、ソフィアはマリアが妊娠していることを知り、ある計画を思いつくのです。

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元になった原作はデボラ・モガーの小説『チューリップ熱』です。

当初のキャスティングに、ジュード・ロウ、キーラ・ナイトレイ、などが挙がっていたんですね。

ソフィア役はアリシア・ヴィキャンデル。
スウェーデンの女優さんです。
AIロボット役の｢エクス・マキナ｣(2016)では、たくさんの賞を受賞しています。
｢リリーのすべて｣(2016)では、アカデミー助演女優賞受賞を受賞しています。

≪　チューリップ・バブル　とは　≫

チューリップ狂時代とも言われているようです。
オランダのネーデルラント連邦共和国時代に、オスマン帝国からやって来たばかりのチューリップ球根の価格が異常に高騰し、突然に下降した期間なんですね。

「ダンケルク」

2017年公開の映画の紹介です

監督・脚本はクリストファー・ノーラン。
実話をもとにした戦争映画です。
主演ではないですが、トム・ハーディ、マーク・ライランス、キリアン・マーフィーなど、渋めの俳優陣が大共演です！！！

≪防波堤：一週間の出来事≫
ドイツ軍の追撃から生き残った若き兵士・トミーは防波堤に辿り着きます。
仲間たちと海軍の船に乗り込んだのもつかの間、船はドイツ軍の魚雷攻撃を受けてしまいます。
なんとか砂浜にたどり着き、トミー達は民間の船に乗りますが、船外から何発もの銃撃を受け、船は穴だらけになっていくのです。
≪海：一日の出来事≫
戦禍のダンケルクに向けて、兵士の救出の為に一隻の小型船がイギリスの港から出発します。
途中、英国兵を救助しますが、船がダンケルクに向かっている事がわかると、英国兵は突然妨害を始めたのです。
≪空：一時間の出来事≫
ダンケルク救出作戦で船を援護する為イギリスを旅立った三機のスピットファイアは、ドイツ機と遭遇し、撃墜します。
ダンケルクの海が近付くと、飛行士のファリアは、敵の攻撃を受け沈没しつつある船を目撃します。
その船はまさにトミーたちが乗っていた船だったのです。

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あらすじ通り、この映画は空、陸、海の3つの視点で語られています。

題材は『ダイナモ作戦』です。
ドイツ軍によって、フランスのダンケルク海岸まで追い込まれた英仏連合軍の兵士40万人を救出する作戦です。
撮影は、実際に撤退作戦が行われた場所で撮影されました。
しかも、軍艦は本物。
CGではなく、1500人のエキストラと厚紙を切り抜いた兵士と乗り物の小道具を使って、33万強の軍隊を作ったんですね。

トミー役はフィン・ホワイトヘッド。
オーディションに参加して、主演の一人に選ばれました。
海辺のロケでは、爆撃も行われて、実際の戦争に匹敵するぐらいの恐怖だったんですね。

ラストまでとっても粋なファリア役はトム・ハーディ。
撮影の殆どがコクピットだった為、あまり他のキャストとは接点がなかったとか。

民間からの兵士救出に参加したドーソン役はマーク・ライランス。
｢ブリッジ・オブ・スパイ｣(2016)でアカデミー助演男優賞受賞他、たくさんの賞を受賞しています。