ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「影裏」

2020年08月11日 | 日本映画
今年2月公開の日本映画の紹介です

監督は、大友啓史。
沼田真佑の同名・短編小説が原作の、ミステリー調のドラマ映画です。
主演・出演は、綾野剛、松田龍平、國村隼、中村倫也。




2011年。
震災の支援物資の出荷に追われる今野は、帰りがけにパートの女性に呼び止められて喫茶店に入ります。
女性は、「日浅に会っている?」と、訪ねます。
2009年夏。
医薬品を扱う会社に勤務し始めたばかりの今野は、物流課でタバコを吸う男性に禁煙と注意します。
言われた長髪の日浅は生返事をして、辞めようとしませんでした。
その後、気さくな日浅はなにかと今野に話しかけてきて、今野は次第に他の職員とも話せるようになります。
ある日一人暮らしの今野がインターフォンでドアを開けると、一升瓶を持った日浅が立っていました。
2人は楽しく酒を飲み、日浅は今野を釣りに誘います。
釣り場でも手際の良い日浅に感心しながら、今野は大きなニジマスを釣りあげます。
ところが、うまくバケツに移せずニジマスに逃げられてしまうのです。
それからも2人は急速に仲良くなり、映画や釣りや酒を飲んだりするのでした。
ところが、ある日出勤した今野は、日浅が突然辞めたと聞き驚きます。
物流課を訪ねると、パートの女性たちは仲が良かった今野が知らない事に逆に驚くのでした。
呆然とした日々が続く今野ですが、しばらくしてからドアの外に男性の訪問を受けます。
髪を短く整えた日浅で、仕事の営業に回っていると明るく話すのです・・

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デビュー作品でもある原作は、2017年に芥川賞を受賞しています。

「高い技巧と繊細で美しい文章の交差で文壇を驚愕させ、
人間の心の裏側や、現代社会における繊細なテーマを描いた“純文学の傑作”」
と高く評価されているようです。

岩手出身の大友監督曰く。
「熱烈に撮りたかった2人の俳優、綾野剛、松田龍平両氏との地元・盛岡での濃密な撮影は、
まるで東北の短い夏のお祭りのように、
強烈に脳裏に沁みついています。」




お立ち寄り、ありがとうございます
綾野剛、松田龍平共にたくさん主演・出演がある中、初共演とは驚きでした
コメント (2)
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