Re:「地獄の黙示録」

1980年公開の映画の紹介です

監督はフランシス・フォード・コッポラ。
実に生々しい戦争映画です。
主演・出演はマーロン・ブランド、ロバート・デュヴァル、マーティン・シーン、デニス・ホッパー、ハリソン・フォード。

アメリカがベトナム戦争をしていた頃の末期。
ウィラード大尉はサイゴンのホテルで出頭命令を待っていました。
ウィラードは待つうちに酒びたりで鏡を砕き、軍から迎えが来た時は血まみれのひどい状態でした。
出向いたウィラードが受けた使命は、カーツ大佐の暗殺指令です。
カーツ大佐は元グリーンベレーの隊長でしたが、ベトナムで正気を失い、独立王国を作っているというのです。
間もなくウィラードは、海軍の河川艇に乗り込みカーツ大佐の経歴を確認します。
途中、危険区域通過の護衛を依頼する為、ウィラードは空軍の中佐を訪ねます。
側で爆撃が落ちても平気で歩き回るキルゴア中佐を見て、ウィラードは戦争でおかしくなるのは皆同じではと思います。
やがてカーツ大佐がカンボジアにいると言う情報が入り、ウィラード達は向かいます。
近づくにつれ、戦争の痕跡は壮絶なものとなっていきます。
いつしかウィラードは、カーツ大佐との対決を楽しみにするようになるのです・・

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劇場版は上映時間153分、2001年の特別完全版はなんと202分！！

この映画はカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞しています。
アカデミー賞では「撮影賞」「音響賞」を受賞、
ノミネートに「作品賞」「監督賞」「助演男優賞/ロバート・デュヴァル」があります。

映画の原案は、ジョゼフ・コンラッドの小説『闇の奥』

ウィラード大尉には、ハーヴェイ・カイテル、ハリソン・フォードの名前が挙がっていたんですね。
実際に演じたのはマーティン・シーン。
撮影中心臓発作を起こして、5週間後にやっと現場に復帰したとか。

劇中でもイカレた役のデニスホッパーは、撮影中ずっとマリファナ漬けで台詞が覚えられずにコッポラと何度もけんかしたんだとか！！！

お立ち寄りありがとうございます
昨年ブログ開始数日後にアップした記事です
少し手直しして再アップ致します
いいシーンをちゃんとストックしておけば良かったと、公開しきりです・・

「ドッグヴィル」

2004年公開の映画の紹介です

監督はラース・フォン・トリアー。
稀に見るスタイルのR指定、ヒューマン・ドラマ映画です。
主演・出演は、ニコール・キッドマン、ポール・ベタニー、ローレン・バコール、ステラン・スカルスガルド、ジェームズ・カーン、ジョン・ハート。

ナレーターが、町の様子、人々の様子など細かく語り続けます。
「ドッグヴィルは合衆国、ロッキー山脈の町。
この町の廃坑となった銀鉱山で道は行き止まりとなる。
住民は善良で正直な人々で、皆この町が大好きだった・・・」
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自称物書きのトムは、“道徳再武装運動”として集会を開いていました。
人々の心の奥を掘り起こそうと、トムは常々人々に声をかけていきます。
ある日、銃声らしき音を聞いたトムは、その後迷い込んできた美しい女性・グレースを見かけます。
間もなく車がやってくると、グレースはトムに「助けて」と囁きます。
トムはグレースに廃坑に隠れているよう言い、若い女を探しているという車の主に知らないと答えるのです。
その後、トムは集会で人々にグレースを紹介しかくまう提案をします。
住民たちは議論し、2週間猶予を持つことに決まり、トムの提案でグレースは人々の日々の手伝いを始めます。
次第にグレースがなじみ始めた頃、警察の車がやって来て手配書を貼っていきます。
グレースの捜索願いの手配書で、人々の心は微妙に変化していくのです・・

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なんと、この映画の背景は、床に引いた白線でそれぞれの住民の家を表し、舞台の空間のみで撮影されています。

物語はプロローグと9章からなり、デンマークで製作、上映時間は177分です。
6章あたりから15R場面が多くなります。
カンヌ国際映画祭コンペティション部門でのノミネートもあるようです。

ナレーターはジョン・ハートです。

トム役は身長191㎝(あ、本編とは無関係です)のポール・ベタニー。
｢ビューティフル・マインド｣(2002)、｢マスター・アンド・コマンダー｣(2004)などの出演、
「アイアンマン」「アベンジャーズ」シリーズでは、ジャービスの声とヴィジョンを担当しています。

お立ち寄りありがとうございます

知らずに観て驚いたのなんの！！　( ；ﾟДﾟ)

多数の名優の出演にも驚きでした