ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「アナーキー」

2021年05月26日 | 犯罪・ドラマ映画
2015年公開の映画の紹介です

監督は、マイケル・アルメレイダ。
ウィリアム・シェイクスピア作の戯曲『シンベリン』が元になっている、クライム・サスペンス映画です。
主演・出演は、イーサン・ホーク、エド・ハリス、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ジョン・レグイザモ、ダコタ・ジョンソン、アントン・イェルチン、ペン・バッジリー。


麻薬王のシンベリンは、娘・イノジェンと後妻・クイーンの連れ子・クロートンを結婚させようと考えていました。
ところがイノジェンは、幼い頃から自宅に住んで遊んでいたポステュマスと勝手に結婚してしまったのです。
怒ったシンべリンはポステュマスを追い出しますが、その夜も2人は密会を重ねていました。
2人の前にシンベリンが現れ、この界隈に現れたら殺す、とポステュマスを脅して追い払うのです。
翌日、ポステュマスは友人の車に拾ってもらいヤーキモーという男性に会います。
ポステュマスが、イノジェンは世界一の女性だと熱く語ると、ヤーキモーは「君の自信を潰したい」と、賭けを持ち出します。
「イノジェンをヤーキモーになびかせてみる」という賭けで、
ヤーキモーは一万ドルを、ポステュマスはイノジェンからもらった指輪をテーブルに置きました。
間もなくヤーキモーは、ポステュマスが描いた絵と紹介状を持ってイノジェンを訪ねます。
ヤーキモーはイノジェンの気持ちを確かめに来ただけと話し、荷物を預かってほしいと頼みます。
そして夜中、運び込まれた大きな箱からヤーキモーが抜け出しイノジェンに近づくのです・・・

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原題は『Cymbeline』
シェイクスピア作の戯曲の題名です。
別題で『Anarchy』があり、意味は無政府状態、無秩序な状態の事です。

ポステュマス役は、ペン・バッジリー。
テレビドラマ「ゴシップガール」(2007-2012)のメインキャストで有名のようです。
映画は、「小悪魔はなぜモテる?!」(2010製作、劇場未公開)、「マージン・コール」(2011製作、劇場未公開)などの出演があります。

≪ シェイクスピア作の戯曲『シンベリン』 とは・・? ≫

古いケルト人ブリテン王にまつわる、「後期ロマンス劇」に分類されている物語のようです。
無垢と嫉妬のテーマ、主要な登場人物たちが道徳的・社会的問題に直面することから「問題劇」と言われることもあるとか。
歴史家のジェフリー・オブ・モンマスが語った、実在のブリテンの支配者クノベリヌスに関する話に基づいていて、
プロットのほとんどはシェイクスピアの創案らしいです。





皆さま、お立ち寄りありがとうございます
所々に、不思議な言い回しが登場する映画でございました
(多分、シェイクスピアの戯曲だから)
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