ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「人生の特等席」

2019年12月16日 | ドラマ映画
2012年公開の映画の紹介です

主演はクリント・イーストウッドですが、監督はロバート・ロレンツです。
スポ根ではなく、ヒューマン・ドラマ映画です。
他出演は、エイミー・アダムス、ジャスティン・ティンバーレイク、ジョン・グッドマン。


一人で住む高齢のガスは、あちこちの家具にぶつかり悪態をつきます。
ガスは多くの名選手をスカウトしてきたメジャーリーグのスカウトマンですが、自分の感覚を信じる昔気質の頑固者でした。
同僚で友人のピートはガスの自宅を訪れ、スカウトもハイテクに押されていると話しますがガスは聞く耳持たずです。
その時、ガスの目の様子を心配したピートは、ガスの娘・ミッキーに連絡します。
ミッキーはガスと疎遠になっていましたが、ガスの主治医様子を確認し、心配して自宅にやって来ます。
しかし減らず口の2人は言い合いになってしまうのです。
その年の注目選手・ボーのスカウトに、ミッキーは単独でガスについてきます。
焦点がぼやける事を隠すガスですが、小さい頃スカウトに連れ回されたミッキーは場所を変えてボーを観察します。
試合で活躍するボーに、スカウト達がが歓喜する中、ガスは欠点を見つけるのです・・・

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原題は『 Trouble with the Curve』
人生の曲がり角の問題点、とか言った直訳でしょうか。
映画をご覧いただくと、深いいろいろな意味に気付かれます。

監督のロレンツは、17年間イーストウッドからじかに映画制作を学んだ新人監督のようです。

クリントは、今後は監督業に専念する、と言っていたはずの『グラン・トリノ』から3年後の主演なんですね。
クリントの息子様、スコット・イーストウッドも出演しています。






応援、ありがとうございます
高齢(失礼)になって、合う役どころが豊富なクリントです
若かりし頃の映画も、また観て記事にしていきたいです
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「わらの犬」(リメイク版)

2019年12月15日 | サスペンス映画
2011年製作、劇場未公開の映画の紹介です

監督はロッド・ルーリー。
人間の暴力性を描いた映画、1972公開作品のリメイク、サスペンス映画です。
主演・出演はジェームズ・マースデン、ケイト・ボスワース、アレクサンダー・スカルスガルド。


脚本家のデヴィッドは、静かな環境を求めて妻エイミーの故郷・ミシシッピの田舎町に越してきました。
パブに入ると、エイミーの知り合いのチャーリーが近付いてきます。
エイミーの実家はガタがきていて、デヴィッドはチャーリー達に修理を頼むことにします。
しかし翌朝早く、作業のガタガタという物音と共に、大音量の音楽が聞こえてきたのです。
デヴィッドは不満に思いながらも、チャーリー達に強く言う事が出来ません。
ノーブラでジョギングするエイミーの姿を、男達がに好奇の目で見られても、デヴィッドは黙ったままです。
ある日、チャーリー達に誘われて、デヴィッドは仕方なく狩りに出かけます。
ところが、鹿を追っているうちに、皆と離れてしまうのです。
その頃実家に一人のエイミーのところに、チャーリーが訪ねてきます。
チャーリーは無理やり家に入り込みます。
エイミーは動揺し、目的は何なのか聞きます・・・

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原作はゴードン・ウィリアムズの小説『トレンチャー農場の包囲』です。

「わらの犬」(原題:Straw Dogs)の意味は、老子の『語録』からの引用で、
“護身のために焼く、取るに足らない物”
という意味なんですね。

デヴィッド役はジェームズ・マースデン。
「X-メン」シリーズの初代・サイクロップス役、
「魔法にかけられて」(2008)では、回転ドアをぐるぐるまわっている王子役でした。

1972年公開は、監督がサム・ペキンパー。
デヴィッド役とエイミー役は、ダスティン・ホフマン、スーザン・ジョージです。
舞台はイギリスの田舎町で、デヴィッドは学者でした。






いつもお立ち寄り頂いて、とってもありがとうございます!!!!!!!!
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「スケアクロウ」

2019年12月15日 | アル・パチーノ
1973年公開の映画の紹介です

監督は、ジェリー・シャッツバーグ。
2人の男性の友情を描いた、ドラマ映画です。
主演・出演は、ジーン・ハックマン、アル・パチーノ。


カリフォルニアの田舎道。
刑期を終えたばかりのマックスは、道路に降りる時、鉄条網にひっかかり土手を滑り落ちます。
大きなプレゼントの箱を抱えたフランシスは、笑いながら自己紹介します。
しかしマックスは相手にせず、その後2人は何時間も無言のままヒッチハイクの車を待ちます。
やがて、トラックの荷台で町に降ろされた2人はカフェで食事をします。
マックスはフランシスに仕事の話を持ち掛け、呼びやすい名前を聞き、フランシスをライオンと呼びます。
2人は仕事先をピッツバーグと決め、その前にライオンの目的地・デトロイトに寄る計画を立てます。
その夜のモーテルで、ライオンはカカシの話をし、マックスは「そんなはずない」と笑います。
デトロイトへ向かう途中、マックスは妹の家に寄り、2人は歓迎されます。
数日泊って帰る前にマックスとライオンは、妹と妹の友人とバーに飲みに行きます。
ライオンはノリノリで楽しく過ごしますが、マックスは男と喧嘩になってしまい、2人は刑務農園に送られてしまうのです・・

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原題『Scarecrow』は、「カカシ」「みすぼらしい人」「痩せ衰えた人」などの意味です。

この映画はカンヌ国際映画祭で「パルム・ドール」と「国際カトリック映画事務局賞」を同時に受賞しています。

フランシス、ライオン役はこのころ30代前半のアル・パチーノ。
今では珍しいコミカルな演技に注目です。

さて、4度目の共演となるロバート・デ・ニーロとW主演の「アイリッシュマン」が・・限定公開のようです。

≪一度目≫ 記事UPしてます
「ゴッドファーザー PART II」(1975)
ロバート・デ・ニーロ役が若かりしヴィトー役の為、すれ違いです。

≪二度目≫ 記事UPしてます
「ヒート」(1996)
警部補(パチーノ)、強盗団のボス(デ・ニーロ)と、敵同士の役どころ。

≪三度目≫
「ボーダー」(2010)
ニューヨーク市警察の名コンビ役です。





いつもお立ち寄りいただき有難うございます
今では渋さ前面ですが、かわい~アル・パチーノの一面です
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「ブレイン・ゲーム」

2019年12月14日 | スリラー・ミステリー映画
2018年公開の映画の紹介です

監督はアフォンソ・ポヤルト。
SF・ミステリー映画です。
主演・出演はアンソニー・ホプキンス、コリン・ファレル、ジェフリー・ディーン・モーガン、アビー・コーニッシュ。


一見眠っているように見える、首の後ろを刺されて死亡している遺体が見つかり、FBIのジョーと心理学専門の捜査官キャサリンは捜査を始めます。
ジョーは、一連の連続事件の為、人里離れて住むジョンに会いに行きます。
ジョンは予知能力を持ち、キャサリンに触れると、怪我をしているキャサリンの姿を脳裏に認めます。
いったん協力を拒んだジョンは、その後2人に協力する為にFBIを訪れます。
既に亡くなった被害者の中に、少年がいて、3人は自宅を訪ねます。
被害者に共通点は見られませんでしたが、ジョンは気になって遺体解剖を依頼します。
解剖結果が出たあと、ジョンは犯人が自分と同じ予知能力を持つとキャサリンに話します。
更に、犯人の能力の方が上回っているとも・・

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この映画の脚本は「セブン」(1996)の続編として書かれていたようです。
続編の企画が亡くなった為、独立した映画となったとか。

キャサリン役は、アビー・コーニッシュ。
「エリザベス:ゴールデン・エイジ」(2008)、「スリー・ビルボード」(2018)、「ジオストーム」(2018)などの出演があります。






お立ち寄り、ありがとうございます
ポチっと押して頂けたら、とっても励みになります  (p*・∀・)p
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「歩いても 歩いても」

2019年12月14日 | 日本映画
2008年公開の日本映画の紹介です

監督は、是枝裕和。
ありふれた日常を描いたホーム・ドラマ映画です。
主演・出演は、阿部寛、夏川結衣、YOU、高橋和也、田中祥平、樹木希林、原田芳雄。


片岡ちなみは、実家で母・とし子とその日の料理の用意をしながら、弟の良多が未亡人と最近結婚した話をしています。
長く内科を開院していた父の恭平は、杖を片手に散歩に出かけます。
次男の横山良多は、妻・ゆかりと連れ子の息子・あつしと、実家へ向かう汽車に乗っています。
日帰りにすればよかったと愚痴る良多に、ゆかりは「泊るって言ったんだし」と話します。
実家にちなみの夫や子供二人が着いた後、良多達が着くと、たいへんにぎやかになります。
やっと恭平が姿を現しますが「来てたのか」というなり、部屋にこもります。
15年前、少年を救った為に長男の純平は命を落としていて、その日は命日でした。
落ち着いた頃、良多は墓参りに行くと言い、家族ととし子と一緒に、たくさんの階段を降り、長い坂を歩きながら墓へ向かいます。
戻ると太った男性が来ていて、今はフリーターのような事をしていると笑いながら話しています。
ちなみやとし子が応対する中、恭平は背を向けたままでした。
その男性は、純平が救った男性で、毎年命日に訪れていたのです・・・

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題名は・・・ご覧頂いて。

是枝裕和監督が、自身の母親の死をきっかけにして撮りあげた映画のようです。
この映画はブルーリボン賞・「監督賞」「助演女優賞/樹木希林」など、たくさんの賞を受賞しています。

とし子役は、故・樹木希林。
とても撮影に乗り気で、監督に
「この歳でこういう役をやれたのは私の人柄よ」
と言ったとか。
お風呂の中の、あるシーンも自ら提案したんですね。






お立ち寄り、ありがとうございます
やっぱり、家族はいいものですね (*´∪`*) 
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「怪物はささやく」

2019年12月13日 | ファンタジー映画
2017年公開の映画の紹介です

監督はフアン・アントニオ・バヨナ。
スペイン・アメリカ合作の、ダーク・ファンタジー映画です。
主演・出演は、ルイス・マクドゥーガル、フェリシティ・ジョーンズ、シガニー・ウィーバー。


絵を描いたり空想する事がすきな13歳のコナーは、学校でハリー達に馬鹿にされていました。
コナーの母親は重い病気を持っていて、家の中の事はコナーがやっています。
ある日、夜中にスケッチブックに絵を描いていると、大きな地震が起こります。
外を見ると、教会の墓地に立つ大きなイチイの木が怪物に変身して歩いてきます。
くすぶっているような赤い目をした怪物は、コナーに
「これから3つの話をしてやる。
話し終わったら、最後はお前の真実を語れ」
と言い残し、コナーは目を覚ますと机でうたた寝していたのです。
母の容体が悪くなり、気難しい祖母が家に来ます。
またやってきた怪物に、祖母を追い払うよう頼んでも、怪物は無視して1つ目の話を始めます。
ある国の国王や魔女だった王妃の話をしますが、話し終えた後、実は多くの事実が曲がっているという事を怪物は付け加えるのです。
翌日コナーの中で何かが変わり、近づくハリーを睨みつけるようになるのです・・・

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原作は、パトリック・ネスの同名児童書で、ネスは脚本他製作総指揮にも参加しています。

この映画は、スペインのアカデミー賞であるゴヤ賞を9部門受賞しています。

この映画の中のコナーは、面白い描き方で絵を作り上げていきます。
必見です!!
そのコナー役は、ルイス・マクドゥーガル。
1,000人以上の中からオーディションでこの主役の座を射止めたシンデレラボーイなんですね。
「PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~」(2015)の、孤児のニブス役で映画デビューしています。

怪物の声はリーアム・ニーソン。
あれっ!?こんなところにも!?
っていうくらい出演作も、主演作も、カメオ出演までも多い俳優です。
「シンドラーのリスト」(1994)ではアカデミー主演男優賞にノミネートされています。
「スノーホワイト/氷の王国」(2016)では、クレジットなしのナレーターだったんですね!!






ポチっと押して頂いて、とっても励みになっています
まだまだ、たくさんご紹介したい映画があるんですっ
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「ペーパーボーイ 真夏の引力」

2019年12月13日 | ニコール・キッドマン
2013年公開の映画の紹介です

監督は、リー・ダニエルズ。
ピート・デクスターの小説原作、15R指定のクライム・サスペンス映画です。
主演・出演は、ザック・エフロン、マシュー・マコノヒー、ニコール・キッドマン、ジョン・キューザック。


物語は、ジェンセン家の家政婦・アニタが取材を受けて話している語りで始まります。
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フロリダ州モート群。
長男のウォードはマイアミ・タイムズ紙の記者で、女性から依頼を受けてライターと2人で帰省しました。
弟のジャックは大学の水泳選手でしたが、問題を起こして退学し家にいる状態でウォードの運転手を買って出ます。
間もなくウォードに手紙を書いた美しいシャーロットが、資料の箱を抱えてやってきます。
最初は見惚れていたジャックは、慌ててシャーロット手伝います。を
シャーロットは死刑囚のヒラリーと手紙のやりとりをしていて、無罪を証明してほしいと言うのです。
ウォード達は弁護士の許可を得て、ヒラリーに会いに行きます。
しかし、ヒラリーとシャーロットはお互いに夢中で、話しどころではなく時間終了になってしまいます。
2回目の面接の時、パンツを履いていたシャーロットに、ワンピースで来いと怒鳴ります。
その後、ヒラリーの話からウォードはゴルフ場に行きますが、大けがをしてしまいます。
そして間もなくヒラリーは釈放されることになり、手紙を出さなくなったシャーロットにまっすぐ会いに行くのです・・・

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いやはや、ストーリーの凄さもさることながら、豪華な俳優陣の演技が絶妙!!

稀に見る奇抜な演技のシャーロット役はニコール・キッドマン。
演技は絶賛され、ゴールデングローブ賞・全米映画俳優組合賞など多数、賞にノミネートされています。

この映画あたりから怪しい役も有りのジョン・キューザック。

体を張ったな---って感じのマシュー・マコノヒー。

一番普通だったザック・エフロン。
・・・主演にもかかわらずあらすじにあまり登場してません。

この映画はカンヌ国際映画祭で、惜しくもパルム・ドールを逃しました。
※ 因みに受賞作は、ミヒャエル・ハネケ監督の「愛、アムール」でした。




応援ありがとうございます
主演のザック・エフロンを中心にあらすじを書いたら、ジャンルは青春映画です バリバリの15Rですが・・
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「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」

2019年12月12日 | 実話をもとにした映画
2018年公開の映画の紹介です

監督はジョナサン・デイトンとヴァレリー・ファリス。
女と男の歴史的テニスマッチを描く感動の実話・スポーツドラマ映画です。
主演・出演はエマ・ストーン、スティーブ・カレル、アンドレア・ライズブロー。


1973年、ビリー・ジーン・キングは全米女子テニスチャンピオンとして活躍していました。
しかし全米テニス協会が女子の優勝賞金を男子の8分の一にした事を、キングは不満に思います。
そしてキングは女子テニス協会を立ち上げ、対抗しようと考えたのです。
その頃、元男子テニスのチャンピオン・ボビー・リッグスは、55歳でシニアのテニスプロでした。
ボビーは賭けごとを辞められず、妻のプリシアから愛想を尽かされていました。
ある日ボビーは仲間から、
「ボビーとビリー・ジーン・キングが戦えば、面白い賭けになる」
と言われ、乗り気になります。
そして、その頃ビリーを負かしたマーガレット・コートに挑戦し、ボビーは圧勝します。
ボビーは調子に乗り、「女は男に勝てない!」と豪語するのです。
私生活で不安定なビリーでしたが、ボビーに挑戦する為準備を始めるのです・・・

**********************************************
世紀のテニスマッチ
「Battle of the Sexes(性差を超えた戦い)」
の実話です。

試合の4ヵ月前から宣伝や2人が雑誌の表紙を飾ったり、世界中が注目した試合だったんですね。

白熱のプレーシーンが続きますが、実際にプレーしているのはプロのテニスプレーヤーたちだとか。
演じるエマとスティーヴのプレースタイルを学んでもらい、ひたすら真剣勝負をしてもらったんだとか。

≪ ビリー・ジーン・キング 豆知識 ≫

1960年代から1980年代初頭まで女子テニス界に君臨した名選手です。
日本では『キング夫人』と呼ばれて有名でした。

4大大会の優勝経歴です。

女子シングルス
 全豪オープン:1勝(1968)
 全仏オープン:1勝(1972)
 ウィンブルドン:6勝(1966・1967・1968・1972・1973・1975) [女子歴代5位]
 全米オープン:4勝(1967・1971・1972・1974)

因みに、シングルスの優勝回数は、

1位 24勝 マーガレット・スミス・コート (オーストラリア)
2位 23勝 セリーナ・ウィリアムズ (アメリカ合衆国)
3位 22勝 シュテフィ・グラフ  (ドイツ)
4位 19勝 ヘレン・ウィルス・ムーディ (アメリカ合衆国)
5位タイ 18勝 クリス・エバート |(アメリカ合衆国) /マルチナ・ナブラチロワ (アメリカ合衆国)
7位 12勝 ビリー・ジーン・キング (アメリカ合衆国)  




本人たち

いつもお立ち寄りいただき有難うございます (*´∪`*)
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「パピヨン」 (リメイク版)

2019年12月12日 | 実話をもとにした映画
2019年6月公開の映画の紹介です

監督はマイケル・ノアー。
1974年公開映画のリメイク版、実話が元になっているドラマ映画です。
主演・出演は、チャーリー・ハナム、ラミ・マレック。


1930年、パリ。
ある日、胸に「蝶」の刺青があるパピヨンがギャングの元に戻ると、裏切り者が叩きのめされていました。
その後恋人と過ごした後、パピヨンは殺人罪の濡れ衣を着せられ捕まってしまいます。
終身刑を言われたパピヨンは、恋人に自分の事は忘れるよう伝えます。
そしてパピヨンは、フランス領・南米ギアナのサン・ローラン刑務所に送られます。
囚人たちは一旦船で護送され、ジュロという囚人が、なにかとパピヨンに話しかけてきます。
同じ中に贋金づくりのドガがいて、皆狙っているとジュロはパピヨンに教えます。
メガネをかけてこじんまりしたドガに近づき、脱走の金を出してくれたら身を守るとパピヨンは持ちかけます。
聞き流したドガですが、その夜現金を手にした囚人が殺されるのを見てパピヨンに話を受け入れると話すのです。
ある日、脱走した囚人が捕まりギロチン刑にされます。
みるとジェロで、パピヨンとドガは死体を運ぶよう言われます。
運びながら吐露をするドガを看守が酷く殴り、パピヨンは思わず看守を殴り逃げ出します。
パピヨンは手配していたボートにたどり着きますが、そこには脱走を阻止するハンターが待ち構えていたのです・・・

*********************************************************
この映画は、1974年公開の映画のリメイクで、ほぼ同じ流れで物語は進みます。

原作は、作家アンリ・シャリエールの実体験をもとに執筆した小説です。
フランスでは刺青が人を表す時代があったようで、「蝶」は泥棒を表していたようです。

主演のチャーリー・ハナムはドガ役にラミ・マレックを希望していて、ラミがスケジュールや予算の問題で他の作品を選びかけた頃、ハナムはラミに電話し、
「兄弟、あきらめるな。適切な時期に2人で必ず実現させよう」
ハナム曰く、「圧力に屈してくれた」
ラミ・マレックのドガが実現したようです。
その後2人は絆を深める為に多くの時間を過ごし、欠点までわかるほどだったんだとか。

いわずもがな、ラミ・マレックは「ボヘミアン・ラプソディ」アカデミー主演男優賞を受賞したばかり。
来年公開予定の「ドクター・ドリトル」では、『 チー=チー(ゴリラ)』の声を担当、
来年4月公開予定の「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」も控えています。

既に記事にしていますので、良かったら比較してみてくださいね
「パピヨン」
クリックして飛べないようでした・・




オリジナル

応援、ありがとうございます
古い映画も、新しい映画も、みんな感慨深いです
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「世界にひとつのプレイブック」

2019年12月11日 | ドラマ映画
2013年公開の映画の紹介です

監督はデヴィッド・O・ラッセル。
マシュー・クイックの同名小説が原作の、コメディ・ドラマ映画です。
主演・出演は、ブラッドリー・クーパー、ジェニファー・ローレンス、ロバート・デ・ニーロ、ジャッキー・ウィーヴァー、クリス・タッカー。

精神病院に入院しているパットは、頭がぼんやりし太る為処方された薬をはきだしていました。
ある日、母が迎えに来てパットは退院しますが、父は聞いていないと言いモメ始めます。
母は、8か月も入院したから裁判所には許可をもらったと話し、パットは妻のニッキに会うのを心待ちにします。
しかしその夜、パットはニッキが学校で教材として使う本を読み終え、両親を起こして結末の文句を言い始めるのです。
実は、ニッキの浮気現場に遭遇したパットは浮気相手に重傷を負わせ、ニッキに会えない状態だったのです。
パットが退院したと知った友人のロニーは、パットを食事に誘い、妻の妹のティファニーも同席します。
ティファニーも依存症があり、パットと同様わがまま勝手な言動をしますが、2人は薬の話で盛り上がります。
その後、何度か会ううちに、ティファニーは友人であるニッキにパットの手紙を渡し、代わりに出場したいダンスコンテストのパートナーになるよう話します。
ニッキの為に仕方なくパットは引き受け、退院した友人のダニーがリズムのとり方を教えてくれたりします。
そしてある日、パットは待望のニッキからの手紙をティファニーから渡されるのです・・・

*******************************************************
この映画はアカデミー賞で、
「主演女優賞/ジェニファー・ローレンス」
を受賞、
「作品賞」「主演男優賞/ブラッドリー・クーパー」「助演男優賞/ロバート・デ・ニーロ」「助演女優賞/ジャッキー・ウィーヴァー」「監督賞」
などのノミネートがあります。

ティファニー役はジェニファー・ローレンス。
この映画のアカデミー賞受賞の際に、階段でコケそうになりマシュー・マコノヒーが手を差し伸べようとしたシーンは、映画の一こまのようでした。
「ウィンターズ・ボーン」(2011)、「ジョイ」(2015製作・劇場未公開)ではアカデミー賞主演女優賞、
「アメリカン・ハッスル」(2014)では、アカデミー賞助演女優賞のノミネートがあります。
今年6月、レイヴン役の「X-MEN: ダーク・フェニックス」が公開しています。
なんと、ブラッドリー・クーパーとはこの映画の他「アメリカン・ハッスル」、「ジョイ」、「セリーナ 炎の女」(2018)の共演があるんですな!







応援、ありがとうございます
個性的な俳優陣の、とっても個性的な役どころ陣です
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「ゴールド/金塊の行方」

2019年12月10日 | 犯罪・ドラマ映画
2017年公開の映画の紹介です

監督はスティーヴン・ギャガン。
1990年代の詐欺事件『Bre-X事件』が元になっている、フィクションの犯罪サスペンス映画です。
主演・出演は、マシュー・マコノヒー、エドガー・ラミレス、ブライス・ダラス・ハワード。


1981年、ネバタ州、リオ。
採掘会社に勤めるケニー・ウェルスは、ある日社長である父から呼ばれ会社を任せると話されます。
父の他界後、ケニーは会社を引き継ぎますが、うまくいかず破産寸前になってしまいます。
数年後捨て身の覚悟で、ケニーは実績のある地質学者のマイケルに金鉱採掘の話を持ち掛けインドネシアに行きます。
深いジャングルの中、ケニーは財産の全てを費やして金脈を探し始めます。
その場でケニーは手元のペーパータオルにある言葉を書き、契約書だと言ってマイクに渡します。
しかし、採取しても含有量調査の結果輪思わしくなく、ついに現地の労働者は逃げ出し、更にケニーはマラリアにかかってしまったのです。
ところが長く生死をさまよっていたケニーに、マイケルは最大級の金脈を発見したと話し、二人は大歓声を上げます。
その後億万長者に登り詰めたケニーは、金融界の大物ハンコックから金脈の権利を売ってくれと頼まれます。
ハンコック酷い条件に、ケニーは相手にもしませんでしたが、現地のインドネシアで思わぬ事態が起こるのです・・

**************************************************
この映画の主題歌「GOLD」はイギー・ポップの曲で、ゴールデングローブ賞 主題歌賞にノミネートされています。

ケニー役は、驚異的な肉体改造のマシュー・マコノヒー。
この映画ではメタボ体型ですが、21キロもの体重を落とした「ダラス・バイヤーズクラブ」(2014-アカデミー賞主演男優賞受賞) とは別人のようです。






いつもお立ち寄りいただき有難うございます (*´∪`*)
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「渇き。」

2019年12月10日 | 日本映画
2014年公開の日本映画の紹介です

監督は中島哲也。
バリバリの15Rのミステリー映画です。
主演・出演は、役所広司、小松菜奈、清水尋也、妻夫木聡、オダギリジョー、二階堂ふみ、國村隼、中谷美紀。


埼玉県さいたま市。
妻と別れ、警備員の仕事をしている藤島は、すさんだ生活をしていました。
そのうえ、「統合失調症」などの薬を処方され、薬漬けになっていたのです。
ある日藤島は、コンビニの裏で殺害されている3人を発見しますが、重要参考人として警察に連れて行かれます。
藤島が元刑事だった事もあり、元後輩の浅井は数枚の少年の写真を見せて、知らないかと藤島に聞きます。
間もなく藤島は元妻・桐子から、高校生の2人の娘・加奈子が帰ってこないと電話を受けます。
藤島は住んでいたマンションを訪れ、加奈子の部屋でカバンをぶちまけます。
すると、缶に入った覚せい剤を見つけ、桐子を問い詰めますが逆上されてしまいます。
更に病院の薬が見つかり、藤島は加奈子の交流関係や病院、学校を訪ね歩きます。
友人の話から聞いた男性が、加奈子の学校のアルバムで浅井が持っていた写真の男性だった事に気付きます。
しかし、その男性の自宅を訪ねた後、藤島は何ものかに襲われてしまうのです。
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3年前、高校で瀬岡はいじめられていました。
しかし、あこがれの加奈子が上手く救ってくれたり、瀬岡は加奈子の為に生きていると思うのでした・・・

*********************************************
この映画は、現在と、3年前の一人称で語る瀬岡のシーンが交互に写されます。

原作は、「このミステリーがすごい!」大賞に輝いた深町秋生の小説『果てしなき渇き、』
受賞時のタイトルは「果てなき渇きに眼を覚まし」で、著者名も古川敦史だったようです。

写真ではまだ綺麗な役所広司ですが、どんどんこぎたなく、血まみれになっていくだす・・・

魅力的な加奈子役は小松菜奈。
この映画で日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞しています。
この映画の後、主演映画が目白押しで、「溺れるナイフ」(2016)、「さよならくちびる」(今年5月)など、
「沈黙 -サイレンス-」(2017)では、ハリウッドデビューを果たしています。






いつも応援、ありがとうございます
役所広司のこ~~んな役、初めて観ましたっ  Σ(゚д゚lll)
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「ローズの秘密の頁」

2019年12月09日 | ドラマ映画
2018年公開の映画の紹介です

監督はジム・シェリダン。
アイルランドのドラマ映画です。
主演・出演は、ヴァネッサ・レッドグレイヴ、ルーニー・マーラ、エリック・バナ、テオ・ジェームズ、ジャック・レイナー。


医師のスティーヴン・グリーンは、ある精神病院を訪れます。
40年以上入院している初老のローズには、自分の赤ちゃんを殺した容疑がかけられています。
日記を見ながら回想するローズの話を、スティーヴンは聞きます。
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40年以上前、伯母の家に住む美しいローズは、多くの男性から惹かれていました。
周りからはローズが男性を誘っていると誤解を招かれ、怒った伯母は、ローズを森の中の小屋に追いたててしまいます。
ある日、小屋の近くで飛行機が墜落し、ローズは木にぶら下がっているマイケルを見つけるのです。
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そしてローズは、病院で生まれた赤ちゃんは引き取られると聞き、愕然とした事を思い出すのです。

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原作はセバスチャン・バリーの『The Secret Scripture』です。

老年時代のローズ役は名優・ヴァネッサ・レッドグレイヴ。
製作中は70代後半です。
作中のピアノ演奏については、たくさん練習し、辛抱強くレッスンを受けたとか。
アカデミー賞、エミー賞、トニー賞、ゴールデングローブ賞など多数の賞を受賞、
カンヌ国際映画祭でも、「モーガン」(1966)、「裸足のイサドラ 」(1968)で女優賞を受賞しています。






いつもお立ち寄りいただき有難うございます (´・ω・`)
明日は、ドクドクの日本映画のご紹介を致しま-す
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「英国王のスピーチ」

2019年12月09日 | 実話をもとにした映画
2011年公開の映画の紹介です

監督はトム・フーパー。
実際の史実が元になっているドラマ映画です。
主演・出演は、コリン・ファース、ヘレナ・ボナム=カーター、ジェフリー・ラッシュ、 ガイ・ピアース、マイケル・ガンボン。


1925年。
大英帝国博覧会閉会式で、ジョージ5世はスピーチを次男のヨーク公アルバート王子に依頼しました。
ところが、アルバート王子は小さい頃から吃音症で、王族も聴衆も落胆させてしまうのです。
何人かの医者にかかるうち、ついにアルバートは拒絶し始め、ある日、身分を隠して王妃のエリザベスは言語聴覚士のローグを訪ねます。
人々の前で話す必要がある夫の相談をするエリザベスに、ローグは
「転職しては?」
と話し、エリザベスは身分を明かします。
ローグは王室でも、治療に通うルールに従ってもらうと話し、やがてアルバート王子はオフィスにやって来ます。
ローグは「ハムレット」を渡し、きちんと読めるかかけをしようとアルバートに言います。
大音響の音楽が流れるヘッドフォンをつけ、アルバートは読み始め、ローグは声を録音します。
しかし途中で「最悪だ!!」と叫び退出するアルバートに、録音したレコードをローグは渡しました。
ある日、クリスマス恒例のラジオ中継の後、次期国王に不適格の兄・デイヴィッド王太子に苛立ち、帰宅するなりアルバートはローグのレコードをかけます。
すると、離れて聞いていたエリザベスも驚くほど、アルバートは流れるような読み方で、2人はローグの元に通う事になるのです・・

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この映画は、アカデミー賞で
「作品賞」「主演男優賞/コリン・ファース」「監督賞」「脚本賞」を受賞、
他、「助演男優賞/ジェフリー・ラッシュ」「助演女優賞/ヘレナ・ボナム=カーター」など、8個のノミネートがあります。

王妃・エリザベス役はヘレナ・ボナム=カーター。
この映画で「英国アカデミー賞/助演女優賞」を受賞しています。
監督・ティム・バートン(同居で、結婚はしていないらしい)映画の常連で、
「ティム・バートンのコープスブライド」(2005)、「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」(2008)、「アリス・イン・ワンダーランド」(2010)の出演・・しかも全てジョニー・デップと共演
インパクトの強い役どころばかりです。






ご訪問、ありがとうございます
とても励みになっています (*´∪`*)
気になる映画があったら、是非観てみて下さいね
コメント (4)
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「ヤング・ゼネレーション」

2019年12月08日 | 1990年以前のアメリカなどの映画(西部劇以外)
1980年公開の映画の紹介です

監督は、ピーター・イェーツ。
懐かしさが漂う、青春映画です。
主演・出演は、デニス・クリストファー、デニス・クエイド、ダニエル・スターン、ジャッキー・アール・ヘイリー。


インディアナ州、ブルーミントン。
高校を卒業したばかりのデイヴは、特に就職もしていない仲間たち、マイク、シリル、ムーチャーとたむろする日々を過ごしています。
自転車レースが趣味のデイヴは、小さい大会でトロフィーをもらい、今はイタリアのレーシング・チャンピオンに憧れていて、イタリア語を勉強しています。
大音響のイタリアの音楽に文句たらたらの父ですが、母は「そのうち働くわ」、という調子です。
ある日石切り場に出来た湖水で泳ぐ4人は、大学生が来て遊んだ事で、逆に乗り込んでやろう!と大学に侵入します。
スクーターに乗る女学生のキャサリンが落としたノートをデイヴはひろい、追いかけて渡します。
デイヴはキャサリンに、自分は大家族のイタリア人を嘘をついてしまうのです。
間もなくイタリアのレーシングチームが町にやってきて、デイヴは大喜びで大型のトラックを追いかけます。
そして、デイヴはイタリアチームと同じレースに参加しますが、思わぬ事態になってしまうのです・・・

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アカデミー賞では、「脚本賞」を受賞、
「作品賞」「監督賞」など4つのノミネートがあります。
ゴールデングローブ賞では「作品賞 (ミュージカル・コメディ部門)」を受賞しています。

デイヴ役はデニス・クリストファー。
この映画の頃は20代前半で、現在64歳です。
前年に「カリフォルニア・ドリーミング」の主演があり、ゴールデングローブ賞新人賞にノミネートされています。

1991年公開の「IT」、「ジャンゴ 繋がれざる者」(2013)の出演があります。
マイク役はデニス・クエイド。
デニスより1個上の年齢です。
「ライトスタッフ」(1984)の出演、「インナースペース」(1987)、「デイ・アフター・トゥモロー」(2004)の主演、
今年9月、「僕のワンダフル・ジャーニー」の公開があります。






応援、ありがとうございます!!
・・・デニス・クエイド、イケメンや~~~~~ん
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