肖像画制作の環境も大切です。都会の日当たりもよくない中で、少しでもアトリエを良い方向に環境を改善していくことが大事ですね。絵の具のチューブはお寿司屋さんのネタ箱のように、見やすく取り出しやすいように並べています。
毎日のように、ブログで以前書いた”固まった油絵の具のキャップの開け方”が”肖像画の描き方”に並びヒットしています。嬉しいようで、その反対の嬉しくない気持ちも隠せません。いろいろな記事には決まってプライヤーでキャップを挟み力を入れて回すとか、ライターであぶるとか、何らひねりがない回答が多いのです。困っている人が多いにも関わらず絵の具メーカーは口にチャック(ファスナー)です。もっと若い皆さんは対抗策を柔軟に考えてみましょう。洗顔するとき、親父の時代は石鹸を手に付け力いっぱい擦っていました。それが当たり前のように思っていた時期もありましたが、今はご存じのように手の掌でよく泡立てて皮膚の表面をゆっくり撫でるように、むしろ力を入れないで洗うと、力いっぱい擦る動作の何十倍も汚れが落ちることは周知の事実ですね。油絵具の付いた筆先を市販の筆洗液に入れ、むりやり容器のへりで擦る方も多いかと思いますが、じっくり覗き込むと浸した時点で油絵具の成分はじんわり筆先から分離していきます。ポカリスエットなるスポーツドリンクがあリますが、浸透圧的発想で筆洗液に浸すことを試みると、なんと今まで無理だと思っていた固まったキャップの蓋が回り始めるではないですか。成分的な化学反応式はわからなくても結果オーラィなら、それでOK!ですよね。特に絵描きは発想の柔軟さがものを言います。
キャンバスのファンデーション乾燥も効率よくデロンギオイルヒーターの前に。(これは有効です!)
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