あなたの想いを描く吉田肖像美術”四方山話”

肖像画家のたわごと・日常便り

アトリエの湿度・温度の管理も大切

2013年12月08日 | 肖像画

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今日はお電話で約束していたアトリエ訪問の日です。東村山市からご夫婦で一歳になるお子様も抱きかかえてのお話でした。中国北京の有名美術大学を卒業されているとのことで、見せて頂いた肖像画の出来栄えも基礎を身に着けた方のしっかりとしたものとなっていましたね。奥様の聡明で献身的なお姿に、応援してあげたい気持ちになります。肖像画で生計を立てていくことの難しさは絵を描くものにとって永遠の課題ですね。販路の開拓が無ければどんなに才能豊かな作家でもモチベーションが下がり、やがて生活が成り立たなくなります。そして、方向転換せざるを得なくなり、才能は埋もれていくことになります。厳しい現実の中で、私が出来ることは肖像画家としての現実を見て頂くしかありませんが、実はこれが有志の会の方には大きな励みになっているように感じます。目の前で依頼作品に筆を入れている姿は、以前の私にとっても希望の持てるもので有り、肖像画家を目指すきっかけともなりました。志を同じにした者同士の語らいは迷える子羊から抜け出す一歩となるのでは。いろいろなアドバイスをさせて頂いたものの、ご本人にとってもご家族にとっても難しい判断かもしれませんね。奥さんに心配を掛けないように、お父さん頑張ってという気持ちです!

肖像画で食べていくことみたいなテーマは以前にも何かにつけて書いてきました。有名美大を出て絵が上手な方がなぜ得意とする絵で食べていけないのか。(もちろん群を抜くような素晴らしい才能を発揮する方は周囲が見過ごすことはないでしょう)絵といっても様々な表現があると思いますが、少なくとも絵の勉強を終了した以上親の肖像画の一つくらい描けても不思議ではないはず。現実描けない方も多いように感じています(これは期待を掛けたご両親にとってはとても悲しいことではないでしょうか)。人物画について思うことの一つには色の三原色からの混色による表現といった事をみっちり刷り込まれているように感じます。さらに付け加えるならば刷り込む方も絵で食えなかった無念の典型ではないでしょうか。これらがやたらネックになっているのではということを感じるに至っています。肖像画の場合この三原色において描き上げた皮膚の色合いはというと、ほぼ間違いなく肝臓の悪い人の皮膚色になっていることでしょうか。三原色のルーツは何なんでしょうか。人間の目の細胞は赤、緑に反応する細胞が大半といったことを聞いております。つまり人類が生きていく為に食べるといった事に関して、獲得する為の葉の色果実の色をいち早く発見するといった生死に関わるものだったということは想像できます。ルネッサンスといったレオナルド・ダ・ビンチの時代なら絵の具を求める困難さはわかるのですが、今や絵の具メーカーがこぞって綺麗な多種多様な色をつくりあげております。誰にでも手短に手に入る時代です。何を三原色の混色にこだわるのか分かりません。お金を出してまで肝臓の悪そうな不健康な顔の肖像画を残そうという人がいるとは思えません。凄くシンプルで単純明かなことなのではと思っています。肖像画を上手く描こうという以前にご依頼した方に如何に気に入っていただけるかを最優先しておりいます。なぜなら肖像画家という職業の意味を私なりに理解しているからです。(理解する方が増えると私は失業するかもしれませんが・・・・)

先日お送りした肖像画を受け取られお礼のお電話を早速ご丁寧に頂きました。お褒めのお言葉の数々に恐縮するばかりです。

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